家の近くのむし探検 第25弾
近畿地方もやっと梅雨明け。そろそろ夏本番になってきました。昨日(23日)、また公園に行ってみました。公園に行って、虫の写真を撮って、その後、広場10周ジョギングという日課です。まずは公園に着くまでに見た虫からです。

最初はマンションの廊下で見たカメムシです。黒い丸が小さいので最初ヒメホシカメムシかなと思ったのですが、全体の雰囲気はむしろオオホシカメムシの方ですね。

これはフタテンカメムシ。これも廊下です。


歩道を歩いていたら、いきなり蛾が飛び上がりました。そして、私のズボンに止まりました。上はズボンに止まったままで撮ったものです。下は近くの柵に止まったところです。トサカフトメイガですね。ちょっと前までは蛾が怖くて怖くて、蛾が飛んでいるところを見るとびくびくしていたのですが、最近は殆ど何も感じなくなりました。進歩というか、退歩というべきか。

これはクロスジチビコケガ。道沿いの壁に止まってした。


これも壁に止まっていたものです。雰囲気、ビロウドコガネの仲間 Maladeraみたいですね。これについては、「日本産コガネムシ上科標準図鑑」に絵解きの検索表が出ています。
①後跗節下部に刺毛列はない
②後腿節と後脛節は細長く、脛節の長さは幅の3倍以上
③前胸背板前縁中央部は刺毛列を欠く
④体長10mm以下 ビロウドコガネと近縁種
この辺までは何とか写真でも追いかけることができます。③については次の写真で確かめられます。

④から先は前脛節の外歯についてなので、写真には写っていなくてここでストップです。ただ、ビロウドコガネと近縁種は全部で14種。そのうち、本州産はビロウドコガネ japonicaとカミヤビロウドコガネ kamiyaiの2種だけなので、各論を読んでみました。ビロウドコガネは頭盾に横溝はないとあり、カミヤビロウドコガネには頭盾前縁に横溝、前脛節の2本の外歯、触角10節などが書かれています。上の写真をよく見ると、頭盾前縁近くに横溝らしきものが見られます。ひょっとしたらカミヤビロウドコガネの方かもしれません。カミヤはビロウドコガネよりは高所に生息するとのことです。

最後はコケガの仲間です。名前は分かりません。