廊下のむし探検 第63弾
7月31日にマンションの廊下で見つけた虫の続きです。今日は甲虫編です。

最初はヒメカメノコテントウ。

次がなかなか難問です。いずれにしても、アラゲケシカミキリ属 Exocentrusの仲間です。「日本産カミキリムシ」を見ると、この属の日本産は15種。そのうち本州産はキッコウモン、ガロア、アトモンマル、クモガタ、ヨコグロ、シラオビゴマフの6種です。図鑑には絵解き検索表が載っているのですが、最初の項目の「上翅に太い剛毛がある」か、「上翅に細長い剛毛がある」のどちらかが判断できません。多分、前者だろうなと思って見ると、次は主に上翅の斑紋で区別できます。ガロアとシラオビゴマフは明らかに違うので、クモガタが候補に上ります。後者を選ぶと、どれも斑紋がまるで違います。ということで、クモガタケシカミキリ Exocentrus fassciolatusが最も可能性が高そうです。


これはミヤマカミキリ。最近、よく見かけます。


これらは天井に止まっていたのを望遠で撮ったのですが、はっきりとは写りませんでした。でも、上はマダラアシゾウムシ、下はセスジナガキマワリかなと思っています。