新「廊下のむし探検」

大阪北部のマンションの廊下で見つけた虫の名前を調べています

廊下のむし探検 甲虫

2019-08-03 20:30:18 | 廊下のむし探検
廊下のむし探検 第63弾


7月31日にマンションの廊下で見つけた虫の続きです。今日は甲虫編です。



最初はヒメカメノコテントウ



次がなかなか難問です。いずれにしても、アラゲケシカミキリ属 Exocentrusの仲間です。「日本産カミキリムシ」を見ると、この属の日本産は15種。そのうち本州産はキッコウモン、ガロア、アトモンマル、クモガタ、ヨコグロ、シラオビゴマフの6種です。図鑑には絵解き検索表が載っているのですが、最初の項目の「上翅に太い剛毛がある」か、「上翅に細長い剛毛がある」のどちらかが判断できません。多分、前者だろうなと思って見ると、次は主に上翅の斑紋で区別できます。ガロアとシラオビゴマフは明らかに違うので、クモガタが候補に上ります。後者を選ぶと、どれも斑紋がまるで違います。ということで、クモガタケシカミキリ Exocentrus fassciolatusが最も可能性が高そうです。





これはミヤマカミキリ。最近、よく見かけます。





これらは天井に止まっていたのを望遠で撮ったのですが、はっきりとは写りませんでした。でも、上はマダラアシゾウムシ、下はセスジナガキマワリかなと思っています。