新「廊下のむし探検」

大阪北部のマンションの廊下で見つけた虫の名前を調べています

六甲高山植物園で見た花5

2019-05-26 20:40:52 | ちょっと足を伸ばして
5月16日に六甲高山植物園で見た花の続きです。



この目立たない植物はシクラメンの一種 Cyclamen hederifoliumです。その近くにはくるくると巻いたものが見られます。





家族が「花のガイド」に参加して聞いてきました。花が終わって実ができると、こんな風に花軸がらせん状に巻いて、そのまま実を地面の中に押し込んでしまうそうです。



ちょっと引っ張るとこんな風にらせんになって伸びます。面白いですね。でも、こんな風になるのは原種だけなのだそうです。シクラメンの学名cyclamenはcircle(円)から来たようですが、この形状を表したものでしょうか。





これはユキモチソウ。「山に咲く花」によると、「花序の付属体の先端が、雪のように白くてやわらかく餅のようなことから名づけられた」そうです。



近くにはこんな実があちこちに出ていました。





これはカタクリの実のようです。





それからシュンラン





クリンソウは一面に咲いていました。



ニッコウキスゲはまだなのか、こんな風にぽつんぽつんと咲いているだけでした。



これはサラサドウダンです。これについても「花のガイド」で説明があったようです。



通常、花は下向きに咲いていますが、花が終わると左側にあるように一年かけて上向きになるそうです。





こちらはキビヒトリシズカ



それにエビネ



それからサルメンエビネ。六甲高山植物園で見た花も、後、もう少しで終わります。

家の近くのむし探検 幼虫ほか

2019-05-25 19:43:29 | 家の近くのむし探検
家の近くのむし探検 第12弾


5月19日の朝、家の近くにある、いつもの道沿いの茂みに行ってみました。



家を出てすぐに歩道の上を動いている幼虫に出会いました。何枚か撮ったのですが、結局、名前は分かりません。(追記2019/05/26:akaitoriさんから、「黒い蛾の幼虫はヨスジノコメキリガに似て見えました。」というコメントをいただきました。ネットで見てみると、確かによく似ています。きっとそうですね。コメント、どうも有難うございました



いつもの道路脇の茂みに着きました。まずはクモです。たぶん、クサグモの幼体。



アワフキに集まっているアリがいました。腹部に淡色の斑紋があるので、たぶん、ヨツボシオオアリ



これはたぶん、フタスジツヤユスリカ♀。



次はハバチです。一応、ある程度はこの写真から検索ができます。たぶん、ハバチ科のハグロハバチ亜科。もう一つたぶんでハグロハバチ



次はイタドリに来ていた幼虫。これも分かりません。幼虫、難しいですね。





次はヒラタアブ。腹部にこんな模様のあるヒラタアブはオオヒメ、ケ、オオオビ、キベリなどがいます。その中ではたぶん、ケヒラタアブ



次はマイマイガの幼虫。



最後はカミムラカワゲラだろうと思っているカワゲラです。この日はこんなものでした。意外に少なかったですね。

六甲高山植物園で見た花4

2019-05-24 20:03:12 | ちょっと足を伸ばして
5月16日に六甲高山植物園で見た花の続きです。







最初はクロユリ。咲くやこの花館で何度も見たのですが、やはり野外は違いますね。





次はマイヅルソウ。





これはクマガイソウ。変わった花です。





また、マイヅルソウ。





今度は花を拡大してみました。





これはオウレンの実。昨年の3月終わりに六甲高山植物園に行ったときには花が咲いていたのですが、ブログには出してなかったみたいです。



ついでにここに出しておきます。これは昨年の3月29日に撮ったオウレンの写真です。





シダみたいな葉の花です。オサバグサというケシ科ケマンソウ亜科の花だそうです。





水の流れの上流で見たクリンソウです。実は下流では一面に咲いていました。それはまた今度。

廊下のむし探検 甲虫、カメムシほか

2019-05-23 20:16:34 | 廊下のむし探検
廊下のむし探検 第27弾

5月19日、久しぶりにマンションの廊下を歩いてみました。この日は意外に虫がいませんでした。



最初はキイロナガツツハムシ





次は苦手なコメツキ。たぶん、クシコメツキかその仲間か。



これはオオクロホソナガクチキ





それにヨコズナサシガメ



これはアオカミキリモドキかな。



そして、たぶん、キハダカニグモの♂。



次はハエ。ハエは捕まえないと科すら分からないのですが、一応、この写真から足掻いてみました。



M1+2脈がまっすぐ伸びているので、とりあえず、イエバエ、ハナバエ、ヒメイエバエあたりが考えられます。さらに、CuA+CuP脈が翅縁まで届いている感じ(矢印)なので、ハナバエかなと思っています。



しきりに廊下の壁を舐めているようです。



最後はザトウムシです。今回はこれも攻めてみました。



ザトウムシの各部の名称は次の論文を参考にしました。

佐藤秀樹、「日本産ザトウムシ類の属の検索」、Edaphologia 23, 37 (1981).(ここからダウンロードできます)

この論文には絵解き検索表も載っているのですが、扱っている属が少なくてそのままでは役に立ちそうにありません。たぶん、マザトウムシ科くらいは確かかなと思って、次の論文を見ると、標本写真が出ていました。

川野敬介、鶴崎展巨、「山口県のザトウムシ類」、ホシザキグリーン財団研究報告 16, 271 (2013).(ここからダウンロードできます)

マザトウムシ科で腹部背面に刺が5本(矢印)あるのは、ゴホントゲザトウムシ Himalphalangium spinulatumなので、これかもしれません。

六甲高山植物園で見た花3

2019-05-22 15:12:51 | ちょっと足を伸ばして
また、花の話です。最近、虫から遠ざかっていますね。5月16日に六甲高山植物園で見た花の続きです。





最初はハヤチネウスユキソウです。早池峰というと学生時分に単独で難コースに挑んだことがあったことを思い出しました。岩を登っている途中で雷にあって怖かったことも。このころは花を見る余裕などまったくなかったなぁ。





次はホソバヒナウスユキソウ。至仏、谷川岳が分布だそうで。そういえば谷川にも何度か行ったなぁ。単独で雪洞を掘って寝たのも谷川岳の西黒尾根が初めてでした。





これはチシマウスユキソウ。こちらは南千島。





小さな小さなツツジですが、その割に大きな花が咲いていました。ハイヒカゲツツジだそうです。これは屋久島。





これはこの前も紹介したエンコウソウ





目立たない花です。ヒメイワタデという北海道に分布するタデ科の植物です。





こちらはシコタンハコベ







ヒマラヤの青いケシは今が見ごろでした。実に1500株もあるそうです。学名が分からなかったのですが、ネットで調べるとヒマラヤの青いケシというのは通常Meconopsis betonicifoliaらしいです。





次はチシマキンバイ。つい虫のいるところを撮っちゃいますね。





最後はミヤマクワガタ。これは本州産のようです。ここでまた一休みで、次回に持ち越します。

雑談)今日はYahoo!ブログに残っていた「なにこれ生き物探検」というブログをFC2ブログへ引っ越しました。これですべてのブログを移したことになります。Yahoo!よ、さらば。