RSM MBA Life

オランダロッテルダムにあるRSM Erasmus UniversityのMBA Programに通う学生達の日記。

RSMのExecutive Education Program

2012-12-07 08:52:41 | MBA13全般
ビジネススクールではMBAプログラムが注目されがちですが、MBA以外にも幅広いビジネスパーソンにプログラムを提供しています。
RSMも例外ではなく、MBAや金融専攻修士(MFM)以外にもビジネスパーソン向けのプログラムを運営し、ビジネススキル向上の機会を提供しています。

グローバリゼーションや経済危機の影響で、より一人一人の生産性・専門性が求められる中、このようなプログラムは日本でもオランダでも今後一層注目されるべきものと考えており、RSMはどのように運営しているのだろうと興味を持って担当者に聞いてきました。

ちなみにこの方とはプログラムが始まってすぐにRSM Charity Foundationのディナーをご一緒させていただき、いつでも遊びにおいでよということを言われていたので、プログラム終了間際ではありますがお話を伺いに行きました。

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☆RSMが提供するオープンプログラムについて
RSMが提供する一般向けのプログラムは下記の二つ。
クライアント企業向けにカスタマイズされた長期間のプログラム
IFRSやIR、Negotiationといった科目ごとの授業

最近の経済情勢を受けて、企業ごとにカスタマイズされたプログラムの収入が減っている一方、科目ごとの授業の需要が増えている。


☆なぜ受講者はRSMを選ぶのか
・RSMはオランダのマネージャー向けプログラムのリーダーとして知られている
・授業が非常に実践的で学びも多く、結果として費用対効果が高い
・幅広い業界から受講者が集まるので視野やネットワークが広がりやすい



☆人気の科目は?
一番人気のある科目は若手マネージャー(含候補)"RSM Diploma Programme in Business Management and Leadership"で、これは10日の間にStrategy、Finance、MarketingそしてLeadershipというMBAのコアとなる科目を短期集中で受講するプログラムです。
座学だけではなく、MBA同様プロジェクトもあるそうで、担当者曰く”Mini MBA”とのこと。1年に2回開講されていて、受講生は各回15名程度ということです。
お値段は7,950ユーロと結構高く感じますが、企業の研修としては人気ということです。

この他にも多くの科目の授業が開講されていて、それぞれ人気のようです。
ちなみにお値段は一日当たり700-900ユーロで結構高いです。
ただ、それでも十分費用対効果はあると明言されていました。


☆Executive Education受講生のネットワークについて
世界中をカバーする12,000人のネットワークがある。
ただし現時点ではMBAネットワークとのリンクはしていない。


☆Executiveプログラム受講者とMBAの接触の機会は設けないのか
我々MBAにとっても実際にビジネスパーソンとして活躍されている方々のお話を聞いたりネットワーキングをする機会は貴重です。
そのため是非そういう機会を設けてほしいとお願いしたところ、Good Ideaとは言われたものの「MBAの学生はプライドが高く、一般向けプログラムの人と接触したいとは思わないのではないか」という懸念を示されていました。
私からは「MBAでは多くのビジネスパーソンをイベントのスピーカーとしてお招きしているし、その中には当然MBAでない方もいるが、そういうことに関係なく我々はお話を聞きたいし、実際有意義なネットワークを築くことができている」と応えました。
今後、先方でも何らかの対応をしてくれると期待しています。


☆ビジネススクールにとってランキングを挙げる意味
下記の点において、ビジネススクールにとってランキングは非常に重要。

・優秀なMBAの学生を引きつける
これは言わずもがなですね。やはりランキングは参考になります。

・優秀な教員を引きつける
学校のランキングが高いと言うことは、その学校で教えること自体が一種のステータスになるため、優秀な教員を招聘するためにもランキングは重要です。

・企業クライアントを引きつける
学校のステータスが高いということはそれだけ品質を信頼でき、また参加者のレベルも高いことが想定されるため、企業の研修も受託しやすくなります。
特に一般向けのプログラムは利益を出しやすいため、学校の収益を考えるとこれは重要なポイントだと思われます。

・補助金やリサーチ案件が得やすくなる
学校のステータスが高くなると、それだけ政府からの補助金やリサーチの受託を得やすくなるそうです。
このような収益はMBAを含め全ての学生の学習環境にも影響しそうですね。


このように、ビジネススクールにとってランキングとは単に学生を集めるためだけではなく、その収益にも大きな影響を与えています。
そのためどのビジネススクールもランキングを高めるのに必死ですし、色んな点をアピールしてきます。

(私見ですが)日本の場合すでに学校名が暗黙のランキングを形成しているということもあり、あまりランキングのために努力をしているという印象はありません。
しかし、ビジネススクール同士の切磋琢磨を促すと言う点では大学名と分離したランキングが形成されても良いような気がします。
欧米では大学全体のランキングとビジネススクールのランキングが乖離している例はよくあります(もちろん大学の知名度自体が重要な要素であることも事実ですが)。


☆アムステルダムオフィス開設の目的
RSMは先日アムステルダムにオフィスを開設。
その目的としては、Executive向けの教育、コンサルティング及びリサーチが挙げられる。
企業のニーズに応じて、教育、コンサル、リサーチを組み合わせて提供することができる。

また、RSMのブランド構築についても重要な役割を担う。
RSMは世界的に知られている一方、オランダでの知名度は必ずしも高くなく、その担当者の方も自分の仕事について「エラスムス大学のビジネススクール勤務」と紹介しているようです。つまり、オランダ有数の大学であるエラスムス大学に比べ、そのビジネススクールであるRSMの知名度は高くないということです。

この点を改善するため、アムステルダムにオフィスを開設し、多くの企業経営者やマネージャーにアクセスし、ブランド価値を高めたいとのことでした。


☆RSMのExecutive Programをアピールしてください
以下の点でRSMのプログラムは特徴的。
・9割の科目は英語
・幅広い業界から受講生が集まり、視野・ネットワークを広げる絶好の機会
・オランダのみならずベルギーから通ってくる人もいる
・アカデミックな観点からもレベルが高い
・実践についても重視していて、クラスは非常にインタラクティブ
・多様な開講科目
・値段は少々高いけど、費用対効果はとても高い



以上RSMオープンプログラムのご紹介でした。
非常に魅力的だと感じましたし、日本の大学その他の教育機関にとっても見習うべき点があるのではないかと思います。

この内容が日本の社会人教育関係社並びにオランダないしベルギー在住の方でRSMでの勉強を検討されている方のご参考になれば幸いです。

最後の授業

2012-12-06 08:03:50 | MBA13全般
1月4日にPersonal Leadership Development (PLD)が始まってちょうど11か月、ついに最後のStrategic Value Management (SVM)の授業を迎えることになりました。
そしてSVMは選択科目の中でもっとも遅く終わる授業であるため、MBA全体でも昨日が最後の授業ということになります。

SVMのテーマは多岐に亘るのですが、最終回の授業では、スイスのネスレ社の企業買収のケースでした。
ネスレと同業他社の状況を勘案した上で、某社を有利な条件で買収し、かつその後にシナジー効果を出すにはどのような交渉をするのが良いか、ということを実際に交渉のシミュレーションをすることで学びました。

交渉に際してはランダムにチームの振り分けが行われ、チームからCEO、CFOおよびCOOを選び、彼らを中心に買収側・非買収側でケースの状況を基に交渉を行いました。



交渉に臨む経営陣。自分は後ろでアドバイザー(?)


交渉のテーマは財務デューデリジェンスに基づく買収価格にとどまらず、サプライチェーンの管理や経営者の人事、組織の構成、雇用など、被買収会社をどのように位置づけるかについて話し合いました。
企業文化も違いますので(そしてそれがサプライチェーンなどに影響する)、それをどのように調整していくかということも重要なテーマでした。実際M&Aでもっとも大事なことの一つも企業文化の融合だと教授も話されていました。


交渉シミュレーションの後にはネスレ社のキットカットが振る舞われ、各チームの交渉のポイントについて説明し、それぞれのアイデアを共有しました。



キットカットとケースと。


ちなみにこのケースはスイスの名門ビジネススクール、IMDが作成したものだったのですが、IMDはネスレ社によって設立された学校で、なるほどと思いました。
実際にケースに登場した人物もIMDでこのケースの各ポイントについて話していて、実際にケースに登場した人から話を聞くのは面白そうでした。

そしてまとめも終わり、ついに全ての授業が終了。
みんな非常に感慨深そうにしていました。



最後は盛大な拍手で。


拍手の後はクラス全体で記念撮影をしたり、しばらく個別に挨拶し合ったり。
これで顔を見るのも最後かと思うとやはり感じるものがありました。


少し経って誰もいない教室に行ってみました。
もうこの教室に座ることもないんだと思うととても寂しかったです。
クラスメイトも同じ写真を撮っていて、感じることは同じのようでした。



そして誰もいなくなった...


ロッカーの鍵を返したり、住民登録取り下げの手続きをしたりしていると学校から離れていく感覚が強くなってくるのですが、帰宅してfacebookを見ると、クラスメイトから「夜にConcordiaで飲みやるよー」という告知が。
Concordiaというのは、寮の目の前にあるバーで、MBAの学生行きつけのお店です。

荷造りもあるし、少しだけ顔を出そうと思っていたのですが、クラスメイトとの積もる話も尽きず、気がつけば2時間以上話していました。
よく話したクラスメイトも、これまでは少ししか話すことがなかったクラスメイトともよく話し、色んなポジティブなコメントももらいました。
RSMの特徴として、「RSMに来た人は幸せになることが多い」という話を聞いたことがありますが、まさにこういうことなんだと思います。



行きつけのConcordia。今はもう懐かしい...



Happy Hourはビールが1ユーロ!


Concordiaでは毎日22:00-23:00がHappy Hourということでビールが1ユーロになるため、飲み会の時間も毎回22:00からでした。そんなことももう懐かしいです。



飲み会に来ていたクラスメイト達と。



ということでついに最後の授業も終わってしまいましたが、まだ課題が一つのこっているので、最後のMBAの残り香を楽しもうと思います。

また最終日を迎えたものの、まだ授業のことやその他留学生活のことなどお伝えしたいことがありますので、もう少し留学体験記を綴っていこうと思います。

RSM Double Degree Program

2012-12-04 12:51:14 | MBA13全般
以前にも書きましたが、RSMにはMBAと金融専攻修士(Master of Financial Management; MFM)というコースがあり、それぞれ選択科目を受講できるようになっています。そもそもMBAの学生の多くがファイナンスに関心を持っていますし、寮も同じなので自然と近くなります。

そんな二つのプログラムが、ついにDouble Degree Programを始めることになりました(学校からの発表はこちら)。

2014年からの開始ですが、来年度の学生にも試験的にオファーが出ているようです。

MBAとしてマネジメントのスキルを高めつつファイナンスの専門知識を身につけたいというニーズに応えるこの制度には関心を持たれる方も多いかと思いますが、まだ情報があまり出ていないようです。
そこでRSMの新しい取り組みを宣伝すべく、担当者のBartさんに取材してきました。


Admission OfficeにてBartさんと。


・Requirements
- GMAT600以上(又は相応のGREスコア)
- 3年以上の職歴
- RSM MBA Academic DeanとのFollow up interview
- ファイナンスのキャリアに関する強い意欲

・Double Degreeの期間
1月~3月の15か月
1月~6月(Term1,2)まではMBAと同じクラス。ただし各学期MFMの科目を1科目ずつ追加で受講。企業相手のプロジェクトであるLiving in Management Projectにも参加。
ブリュッセルでEUや企業見学を行うThemed Research International Project (TRIP)には参加しない。

7月~12月はMFMの必須科目及び2科目の選択科目を受講。
Study Trip(主にロンドン)もMFMのものに参加。

1月以降は修士論文の作成(必須)。
オプションとしてインターンシップに従事することもできる(修士論文も作成)。

欧州MBAの運動会であるMBATや卒業パーティ(Gala Party)にも参加可能


・学費について
未定だが€55,000-60,000になる見込み
MBAよりは高い。

・受け入れ人数について
20名程度。

・MFM生の進路について
MFMのプログラムは金融業界のマネージャーを育成するように設計されているため、金融業界の様々な業種・職種に卒業生を輩出している。

・受講できるMFMの科目について
必ずしも金融市場に偏っているわけではない。
Derivative, Risk Management, Empirical Finance, Financial Accounting, Valuation, Simulation Gameなど様々。

・交換留学に応募可能か
不可。

・Double Degreeの強み
MBAのマネジメントスキル+MFMの金融の知識という差別化ができる
PhDなどアカデミックなキャリアに進む際にも有利。
RSMのMFMも高く評価されている。

アニメプレゼンやりました!!

2012-12-03 01:31:29 | MBA13全般
時が経つのは早いものでついに12月。ロッテルダムを発つまであと1週間を残すのみとなりました。
日程が重なり気味だったThe Entrepreneurship ProcessとPrivate Equityの授業や課題も何とか終わり、最後のStrategic Value Management(SVM)に入っています。

これが最後の科目であるため学校に来るクラスメイトもかなり少なくなり寂しい感じがしますが、最後の最後までクラスメイトと一緒にいられるのはありがたくもあります。

そんな中、先日来企画を進めていた日本のアニメについてのプレゼンをついに決行しました!!

SVMの教授に許可を得てSVMの授業(9:30-12:30)の後に行うことができました。

あらかじめプレゼンの希望をクラスメイトに聞いておいたところ、10人以上の希望があったので多少は人が来てくれるというのも決断を後押ししてくれました。

MBAの学生が相手ですので、ただ日本の作品を紹介するというのではなく、アニメ産業がどのような状況なのか、またアニメをビジネスにどのように活かすことができるのか、という観点で説明することにしました。

プレゼンの構成としては、
1. アニメ産業の規模や課題、実際のビジネス等への活用例
2. 各時代の代表的なアニメの紹介
3. プレゼンターからのお勧め

という構成にしました。

アニメ業界の説明については、日本や他国のアニメ業界の規模から説明。
日本では約1兆5000億円規模なのですが、実は既にインドでも同じくらいの市場規模になっていて、さらに誤解でなければ韓国はそれより大きい市場規模になっているようです。
それらの国におけるアニメ人気もさることながら、日本からのアウトソーシングもその要因になっているのではないかと思います。

またビジネスへの適用例としては、色んな業界とのコラボの事例を紹介しました。
また、漫画好きで有名な麻生元総理についても触れました。



日本のアニメ業界をPorter's five forcesで分析


各時代の作品の紹介にあたっては、こういうアニメの作品の名前をビジネスミーティングの時のアイスブレイクの時に触れると、商談もうまくいくかもしれない、という触れ込みをしておきました(笑)
その後に、今何歳くらいの人はこういう作品と共に育ってきた、という話をしました。


最後のRecommendationについては、
1. MBAならもしドラがオススメ
2. オタクをバカにしてはいけない
3. 日本に来たらアキバに行こう

というテーマにしました。

もしドラについてはすでに270万部売れているベストセラーになっていて、「日本に来たらみんなドラッカー知っていて驚くよ、もしドラだけど(笑)」と説明しました。

オタクをバカにしてはいけないということについては、ビル・ゲイツがそう言う趣旨の発言をしていることや、オタク産業が1兆円規模に近づいていて、そのマーケットを無視するのはもったいないという話をしました。

秋葉原については、東京の中心からも近いし、東京に来たら案内するよ!とアピールしておきました。


当初30分の予定でしたが45分くらいになってしまい少々反省しているのですが、結構満足してもらえたようで嬉しかったです。

特に嬉しかったのは、実はあまり話したことがないクラスメイトが聞いてくれていて、プレゼンの後に「今までアニメに関心はなかったけど、地理的に近い日本の文化を知ることができて大変勉強になった」と言ってくれたこと。
本当にプレゼンしてよかったと感じました。


彼らはこれから色んなビジネスをリードしていく立場になると思いますが、その中でアニメを活用してくれたり、あるいは東京に出張などで来て秋葉原にも足を伸ばしてくれたら、と楽しみにしています。


これで留学前に立てた留学中の目標については全て達成できました。
当時はちょっと背伸びしているかな、と思ったりもしましたがその気になれば案外できるものです。
目標を達成できたことで、この留学も有意義なものであったと胸を張りたいです。

Exchange Program

2012-11-07 10:16:45 | MBA13全般
我らがRSMの魅力は色々ありますが、そのうちの一つは豊富な交換留学の機会です。
RSMは世界各地の多くのビジネススクールと提携して交換留学生を派遣したり受け入れたりしています。
その結果、オランダ・欧州以外の地でも学ぶ機会があり、また他の学校の学生と交流して学びの範囲を広げることができます。
(記事作成時点での提携校はこちら

4学期(8月下旬~)は交換留学生の派遣・受け入れの時期で、数人のクラスメイトを送り出す一方、新しいクラスメイトとの出会いがありました。
RSMの学生の交換留学先は米国及び欧州のビジネススクールで、逆にRSMに来たクラスメイトは欧州、北米、中南米、アジアからと様々です。

RSMから、又はRSMに交換留学することによって、あるいはRSMに来た交換留学生との交流によってどのような学びが得られるかというのはRSMを選ぶ際にとても重要なことだと思います。

そこでRSM受験生やRSMを交換留学先として検討されている方に、交換留学した(in/out)クラスメイトからメッセージです。
それぞれ貴重な経験ができているようで羨ましいです。


Rさん(RSMから米国NorthWestern University, Kellogg School of Managementに交換留学)

The MBA student life at RSM is incredible international without a dominant nationality and with a batch size allowing for both diversity and intimity. Getting to know each other student is learningfull and powerful for personal learning.

Adding an exchange to this intensive year is an extra perspective - for me giving the opportunity to experience a big and leading US MBA school at Kellogg (1,400 full time students alone). Knowing each person is obviously not realistic, but the number of offerings in all MBA aspects make choosing difficult. Today I would not want to be without both experiences learning from.



Aさん(香港のHKUST(香港科技大学)からの交換留学生)

My exchange experience in RSM is quite challenging. The first thing that is vividly different is the selections of elective courses. In HKUST, it offers selections of general management in China courses that would enhance the knowledge and experience regarding China market that is significantly growing at this moment.

I took Building a Powerful Consumer Brand in China course. The professor is the former CEO of PepsiCo China that has several years of extensive experiences to deal with China context that western practices cannot be applied. This insight is valuable for those who would like to be an entrepreneur or to do the business in China.
Another course that is related to China context is China’s External Relations and their Economic Impact. This course gives me an insight regarding how China manages its Economic strategy through political pressure within the Asian region and beyond (USA, Europe, for example). Professor of this course used to involve in Chinese politics and possesses broad knowledge about China that could link the historical event with current up-to-date situations.

Apart from diversified professor from Western and Eastern world, HKUST is well known for its Finance-related courses as Hong Kong is one of major global financial market. Almost 30 course options are available for selection and these courses cover wide ranges of financial sectors such as commercial banks, investment banks, risk management, and so on.

For RSM, I’m here at the last semester so most of the financial courses available are not applicable for me since I have taken similar courses in HKUST already such as Risk Management for financial institutions or strategic finance and value creation. Therefore, I could take only Private Equity course. As far as I attend this course, I think the professor is really good at presenting his knowledge to the class with in-depth analysis. He also creates his own case for student to crack and the case is really applicable to the European market, especially in Netherlands.

Another impressive course in RSM that I could not find elsewhere would be sustainability-related courses. I took Company and Ecology class. This course opened my new dimension of study. The class is taken outside the normal classroom but in the garden instead. I learned how to apply the concept of sustainability to the actual business cases that were given out every week.

In the conclusion, my study experience in RSM fulfills my experience beyond Asian context and enriches my sustainability background for the better future of the company and the world.