RSM MBA Life

オランダロッテルダムにあるRSM Erasmus UniversityのMBA Programに通う学生達の日記。

Audi Workshop

2012-10-29 16:49:19 | MBA13全般
RSMでは欧州を中心に色んな企業の担当者を招いてワークショップを行っています。
色んな企業と連携することで、学生に対する就職支援やRSMのブランディングを図っているのだと思います。

これまではそういうワークショップには参加していなかったのですが、クラスメイトに誘われ、また留学生活も残りわずかなため色々な機会に触れておきたいと思ったこともあり、初めて参加することにしました。


今回のワークショップはRSM Marketing Club主催で、ドイツの車メーカー、Audiのケースを扱いました。

実は日本にいた頃から車には全く関心がなく(運転免許は持っていますがペーパードライバーです)、Audiのブランドとしてのポジショニングはおろか、ドイツのブランドであることも、またAudiのロゴも知りませんでした。


このワークショップでは、クラスメイト達が書いたAudiのケースをもとに、Audiの中国及び欧州におけるブランド戦略を考えます。
私の選択科目はStrategy系がほとんどで、Marketing系についてはありませんでしたし、特にBrand Managementについては勉強してみたいと思っていましたので、車のブランドも学べて一石二鳥でした。

最初にAudiのブランドマネジメントの担当者の方からAudiについてのプレゼンがあり、その後にチームでケースに沿ったブランド戦略を考え、午後にプレゼンを行います。

チームメンバーはロシア人、インド人、アメリカ人と英語が流暢な人たちばかり。ちゃんと議論に入っていけるかと戦々恐々でした。

が、しっかり準備をしていた甲斐があって、案外話すことができました(事前に中国人のクラスメイトから話を聞いて情報収集もしていました)。
リスニングができたというより、自分の中でアイデアが色々あったので、適宜合いの手を入れたりすることができたのが大きかったです。
あとは書記をするなど、自分のできることで貢献することができたというのはよかったと思います。


ディスカッションしながらプレゼン作りをすること約2時間。
時間に追われながらではありますが、なんとかプレゼンを形にすることができました。
2時間はあっという間でした。それだけ集中できていたということですね。

その後は各チームがプレゼンを発表+Audi担当者とのQ&A。
どのチームもクリエイティブで面白いアイデアを出していました。
みんなよく右脳が働くなー、と思いながら見ていました。

我がチームのプレゼンは話すのがうまいロシア人とアメリカ人クラスメイトが担当。
しっかり我々のアイデアをアピールしてくれました。


プレゼンの後はAudiからのフィードバック。
私の出したアイデアもお褒めにあずかり、嬉しかったです。
もっとも某社のサービスを紹介しただけなのですが。

フィードバックの後にはAudiの就職情報がありました。
Audiはすでに国際的な企業になっていますが、やはりドイツ語は原則必要とのこと。
この辺は日本と事情が似ているようです。
もちろんケースバイケースではありますし、Development Programも複数ありますので、工夫次第かもしれませんが。


また昨今の中国のビジネス事情を鑑みた中国市場やそのカントリーリスクの考え方についても質問してみました。
これについても色々なお話を伺うことができて有意義でした。



最後に参加証をいただきました。






こういうちょっとした心遣い(嬉しがらせ)もさすがMarketing Clubですね。

Advanced Investment

2012-10-11 22:02:58 | MBA13全般
RSMではMBAだけでなく、学部・大学院を含めビジネスに関連する多くのコースが提供されています。
その中でも金融専門の修士課程、Master of Financial Management(MFM)はMBAと同じ建物で授業を受けていて学生同士も交流が多く、非常に近い関係です。欧州MBAの運動会であるMBATにも参加している学生がいます(MBATの宿で同じ部屋になったのもMFMの学生でした)。

プログラムにおいても関係が深く、選択科目においてはお互いの過程の学生が一部他方の授業を履修することが可能になっています。

MFMの学生は金融専攻だけあって金融でキャリアを積んできた人がほとんどですが、そのバックグラウンドは中央銀行、証券取引所から大手投資銀行、金融情報会社など様々です。

金融バックグラウンドであること、MFMの学生とも一緒に授業を受けて彼らとより深く接したい、また自分の知識もより高めたいということでMFMの授業"Advanced Investment"を履修してみました。

Advanced Investmentということで、投資について色んなスキームなどを学ぶのかと思いきや、完全に投資理論およびテクニカルな投資のテーマでした。
ブラック・ショールズ理論、有効フロンティアなど、証券アナリスト資格の中で聞いた言葉やHigh Frequency TradingやTracking Errorなど、証券投資の実務で出てくるようなテーマが中心でした。

MFMの学生はこのような分野を中心に勉強していて実務経験も豊富なため、これらのテーマについても十分に理解していますが、自分は過去に資格試験で勉強したのみで、証券投資実務経験もないため、なかなかついていくのが大変でした。
そのことは十分に予想できたため、自己紹介の時にも「昔は勉強したことがあるけれど、今は全部忘れました(笑)」と白状しておきました。

この授業もチームが設定され、授業は講義のパートとチームでのプレゼンの二部構成です。毎回与えられたケースについて10分程度のプレゼンを行います。
チームのメンバーは投資業界出身のコロンビア人と金融情報会社出身のインド人でした。
2人とも知識・経験とも豊富で頼りになりました。特にコロンビア人のチームメイトは計算、モデリングなど何でもできて、しかも性格もよく力強い存在でした。



授業の様子。”Too big to fail”についてのビデオ。


授業は全部で5回。毎回異なるテーマを学習します。
そして内容が専門的にとにかく難しい!こちらも日本の金融機関で働いていた自負(?)がありますのでできるだけ発言はするようにしましたが、もともと証券理論は得意ではなかったので、理論について発言することは全然できませんでした。


最後の授業では、あらかじめ与えられていたケースについて、レポートを作成した上でチームで30分程度のプレゼンを行います。
私のチームの与えられていたケースは、「一定の条件下であるインデックスファンドのTracking Errorを1%以下に抑えつつ、リターンの最大化を図るために投資モデルを作成する」というものでした。

ある取引方法を活用することでそれが可能になるというヒントをもらっていたのですが、それすら理解が難しく、ましてモデルを考えるなど想像もできませんでした。

しかし、そこで助けてくれたのがやはりチームメイト。
簡単な役割を割り振ってくれた上、モデルについては全面的に作成を引き受けてくれました。

残念ながらそもそもの理論・取引方法自体が難しかったので、自分のパートがうまくできたとは言えませんが、チームメイトのサポートのおかげもあって、無事に乗り切ることができました。




もともと証券理論自体には関心が薄く、内容が難解であったこともあって知識面でこの授業から得られたことは残念ながら必ずしも多くはなかったと思います。

一方、MFMの学生は経験豊富なこともありますが非常に優秀で、そのことを知ったこと自体が収穫だったと思います。留学生活を通じて感じ続けていることではありますが、先進国・途上国問わず優秀な人材がいることを改めて感じました。
特に金融業界(特にマーケット分野)は他業界に比べると比較的言語の壁が低いと思うので、このような人材を日本がもっと活用して、日本の金融業界、ひいては日本経済を活性化できないものか、とはいつも思います。


そういう意味では、日本の将来のあり方に考える機会があったのでそれはそれで有意義な授業でした。

Company and Ecology

2012-10-08 04:08:33 | MBA13全般
4学期は選択科目のみの学期で、私が受講する最初の科目はRSMの売りであるサステナビリティを扱う「Company and Ecology」です。
文字のごとく、企業・ビジネスと環境・社会の関係について考える授業なのですが、RSMの売りだけあって(?)、非常にユニークです(RSMはサステナビリティ分野で非常に評価の高い学校です)。


まず、授業は講義室の中ではなく、なんと青空教室!!
学校近くの庭園を借りて、自然の中で授業を行います。






授業の場。円状に並んで議論を行います。


授業の前にあらかじめトピックとなる企業の資料と考えるべきテーマが示され、それに基づいて予習を行い、授業の中で議論をしていきます。
テーマとしては、政府と企業の役割や、企業はサステナビリティに対する取り組みをどのようにアピールすべきか、どのように持続可能なサプライチェーンを構築すべきか、などがありました。
そして毎回チームを作ってテーマについて議論を行い、授業の最後に簡単なプレゼンを行います。


この授業は授業中にプレゼン資料を使わず、全てが口頭ベースです。したがって、リスニングが授業への参加の鍵となります。リスニングができなければ当然発言もできず、ただ聞いているだけということになりかねません。これは結構大変です。
当然ながら手をこまねいているわけにはいきませんので、発言が難しいクラス全員でのディスカッションについては聞くことに専念し、少人数のチームでの議論の時は積極的に発言するようにしました。
その後のプレゼンにおいてもできるだけ発言するようにし、時には工夫を凝らした動作でアピールしたりもしました。


また他にもサステナビリティを学ぶ趣向が凝らされていました。

一つは、2人のペアで、それぞれ目隠しをされて庭園の中の任意の木に連れて行かれ、それに触れた後、スタート地点に戻り目隠しをとってその木を探すというゲーム。
色んな見方はあるのですが、一つ一つの木が異なるということを体感することが目的のようです。

私はこの授業から合流した香港からの交換留学生とペアに。

そして彼の先導のもと目的の木へ。フェイントを沢山かけられて、完全に頭の中の地図が混乱してしまいました。
結局何度かのミスの後になんとかその木を見つけることができました。
ちなみに相方は、こちらもフェイントをかけられたにもかかわらず一度でたどり着くことができ、少々悔しかったです。




確かに目的の木については、木の大きさ、感触はもちろん、土壌も確認しましたし、目隠しをとってその木を探す中で色んな木と大きさや感触などを比べる中で一つ一つ違う特徴があることを実感しました。
こういうのが個性や多様性なのかもしれません。


また最後の授業はPhoto Essayと題して、自分達の想いを形にして展示会形式で披露する、というものでした。

写真、絵、ダンス、工作などどのような表現でもよく、創造性を重視するということでした。

では自分の情熱とは何かと考えると、やはりソーシャルファイナンスというところに落ち着きます。
ということで、ソーシャルファイナンスを絵にしてみました。




下がウォール街に代表される既存の金融、上が環境や人的資本に投資するソーシャルファイナンスのイメージです。

絵を描くのは本当に久しぶりでしたが、とにもかくにも絵になってよかったです。


下にあるのはモンゴルに行ってきた日本人同級生の制作(箱の中に映像が流れています)。
モンゴルは物質的・経済的には必ずしも豊かではないけれど(トイレもないけれど)、精神的には非常に豊かな生活を送っていて、豊かさの尺度は必ずしもGDPだけではないというメッセージでした。

ワイルドだろ~?(違)

ちなみにこの作品は受講者の間で最も評価され、賞品としてオーガニックワインをもらっていました。羨ましい...




また別の日本人同級生の展示。

こちらは、2030年には海産物がほとんど取れなくなって、お寿司はシャリだけになってしまうかもしれない、という警告です。
寿司好きの私としては、このようなことが現実のものにならないよう祈るばかりです。





また、クラスの中ではもう一つ、インド・ムンバイのスラムにコミュニティトイレを作ろう、というプロジェクトが課されていました。
当初はいくつかのチームに分かれて提案をすることになっていたのですが、クラス全員が一つのチームになった方が深堀りできるということで、クラス全体をマーケティング、テクノロジー、ファイナンス、パートナーシップのパートに分けてそれぞれが特定の分野に特化して解を出すことになりました。

私は当然のごとくファイナンスチームに。
とはいえ、実は金融市場ではなく企業財務のような分野に携わるのは初めてで、小さいプロジェクトとはいえ学ぶところが多かったです。そしてこれこそ自分がやりたいことだったのだと確信することができました。

プロジェクトを始める前は、ファイナンスとは単に資金調達の仕組みだと捉えていて、政府の援助やPPP、マイクロファイナンス、広告収入云々ということばかり考えていましたが、実際にはそれに留まらず細かい建設コストや運営コストなどの計算なども行い、その中で収入を増やし、コストを抑えるための提案をしました。

金融・財務の仕事に興味を持っていたわりに実際の業務の経験・イメージがなかったので、今回のプロジェクトはそのような経験ができたという点でも非常に大きな収穫がありました。


実際にプロジェクトに参画されている方の前でもプレゼンを行いました。




最終的には各パートの提案を一つのレポートにまとめ、またまたプロジェクトのイメージ図を付けて完成しました。

プロジェクトが終わったのは最後の授業から2週間後。2週間の休みがあるというアテは完全に外れてしまいましたが、十分な収穫があったので満足しています。


さすがにサステナビリティはRSMの目玉というだけあって、非常に充実したユニークで面白い授業でした。
アカデミックな部分だけでなく、想像力やプロジェクトマネジメントのようなソフトな部分も鍛えられる、非常にオススメの授業です。

Term4開始

2012-09-05 21:24:17 | MBA13全般
早いものでもう9月。留学生活も残り3か月ほどになったところで、ついに最終学期に入りました。

最終学期は選択科目のみで、自分の関心に合わせて受講していくことになります。
必要な受講科目数は5つですが、空きがあればさらに受講することも可能です。

選択できる科目は下記の通り。
Strategy, Finance, MarketingおよびGeneralというカテゴリーに分けられて、スケジュールが重ならない限りどの科目を受講してもいいのですが、一つのカテゴリーで3つ以上の科目を受講すると、MBAの肩書きとしてStrategy/Finance/Marketing-concentrationと名乗ることが可能です。

選択科目については各科目で受け入れ人数の制限があり、希望者全員が受講できるとは限らないため、各学生にポイントを振り分け、それぞれがポイントを賭けて受講科目を決定します。

逆にあまり希望者がいないと、その科目自体が行われないということもあり、注意が必要です。実際下記科目の中にも実際には開講されていないものもあります。

また下記科目はFull-time MBAプログラムとしての開講科目ですが、その他にMaster of Financial ManagementやExecutive MBAの一部科目も受講することができます。

Strategy
1 The Business of Family Business
2 Consulting Elective
3 Companies and Ecologies
4 The Entrepreneurial Process
5 Strategic Value Management
6 Global competition and economic development: Doing Business in China

Finance
1 Strategic Finance and Value Creation
2 Private Equity
3 Financial Risk Management
4 Business Forecasting and Valuation
5 Behavioural Corporate Finance

Marketing
1 Brand Management
2 E-Marketing
3 Customer Relationship Management
4 Enhancing Creativity
5 Consumer Behaviour

General
1 Sustainable High Impact Leadership
2 Negotiations
3 Supply Chain Management
4 Kilimanjaro Leadership elective - Women only -


このうち私が受講するのは、"Company and Ecology"、"Advanced Investment"、"The Entrepreneurial Process"、"Strategic Value Management"および"Private Equity"です。
3つがStrategy、1つがFinance、1つがMaster of Financial Managementの科目になります。

ちなみにStrategyのDoing Business in Chinaは実際に中国に行って企業訪問をする授業で、追加費用はかかりますが、中国の雰囲気やビジネスに触れることができ、非常に有意義だった模様です。
さらにモンゴル人のクラスメイトがこの科目に追加する形でモンゴルツアーをセットしてくれたため、参加者の多くがモンゴルでの時間も楽しんだようです。
この方法を使えば、香港、韓国、台湾あるいは日本ツアーを組むことができるでしょうから、来年以降の方にも是非受け継いでもらえたらと思ったりしました。

GeneralのKilimanjaro Leadership electiveはRSMの目玉の科目の一つで、文字通り女性だけでチームを組んでキリマンジャロに登るという科目です。
キリマンジャロに登るには相当な体力が必要で、よくトレーニングをしているようです。
去年も今年も日本人が参加するということで陰ながら応援しています。

RSMは例年多くの交換留学生を受け入れていますが、その交換留学生が参加するのもこの学期ですので、彼らとも積極的に交流していこうと思います。


泣いても笑ってもこの学期が最後、ということで笑って留学生活を終えられるように、そしてクラスメイトたちとの関係を長く続けられるように、授業も課外活動もしっかり楽しんでいきたいところです。

Advanced Strategy Presentation

2012-08-01 23:55:00 | MBA13全般
7月中旬から始まった3学期メインのAdvanced Strategyのクラスは後半に入り、後半はチームごとに割り当てられた国と企業について、それぞれの歴史や社会、地理、人口分布、政治とビジネスをリンクさせながら分析するプレゼンテーションを行います。

我々のチームのお題は「サブサハラ地域とMTN」でした。
MTNというのは南アフリカ発祥の携帯電話会社で、アフリカにおけるリーディングカンパニーの一つです。
そのMTNがいかにしてサブサハラ地域でビジネスを拡大できたのか、ということについて、南アフリカ・ナイジェリア・ウガンダの各地域の歴史や地域の事情と絡めて分析を行います。

具体的には各国のデータを集めた上で、南アフリカでは携帯は十分普及し、一方VodacomというVodafone系の強い競合会社があるので、むしろ人口が多い一方携帯普及率が50%程度で、著しい経済成長を続けているナイジェリアに進出したのが功を奏しているという流れの分析でした。

分析についてはアフリカ大陸・3つの国・MTNのパートに分割し、自分はMTNのパートを担当しました。
会社の歴史、データ、SWOT分析はもちろん、携帯電話事業の前提となる規制の状況などについても調べました。
ちなみにMTNは1994年設立でこれはネルソン・マンデラ大統領の就任の年でもあります。
その少し前の1991年に南アフリカでは電話事業の民営化・自由化が実施されており、MTNの参入もこの自由化が背景となっています。

そして調べた内容をプレゼン資料に落とし込んでいくのですが、それが意外に厄介で、「何をどのようにロジカルに訴えるか」ということを考えながらプレゼンを作らなければいけないのですが、つい漫然とした構成にしてなかなかappealingではないものになったりして、プレゼンを通して人に訴えかけることの難しさを改めて感じました。


そしてプレゼン資料を提出した翌日にはプレゼン本番です。
全体のプレゼン時間は45分、そのうち会社概要の説明として7分間を担当することになりました。

早速自宅でも練習していたのですが、Facebookで「今練習中ー」とつぶやいたら多くのクラスメイトから励ましの言葉をもらい、背中を押される思いでした。

そして本番。
各地域の説明の後に出番が回ってきました。



クラスメイトたちからは、とにかくしっかり大きい声で話すようにとのアドバイスをもらっていたので、とにかくそのことに注意して話すようにしました。

前日に寝床の中でもとにかく練習していたこともあって、頭が真っ白になることもなく無事に話し終えることができました。


プレゼンが終わるとQ&Aで教授やクラスメイトから質問が飛んできます。
本当にプレゼンも質疑応答も大変です。

とはいえ、何とか終わったのでほっと一息。
あとはクラスメイトのプレゼンを聞くだけです。

我々の翌日には「韓国とサムスン」、「日本とソニー」のプレゼンがありました。

それぞれ非常に素晴らしいプレゼンでしたが、特に「日本とソニー」のプレゼンでは、日本の歴史だけでなく、日本人の性格・気質にまで踏み込んだ分析で、ききながら改めて日本人の気質を再発見したような気持ちになりました。

もちろんソニーという会社についての分析も見事で、ソニーの成功と失敗、そして今後とるべき戦略についてよく描かれていました。

そして、最後には「ありがとう」と日本語でプレゼンを締めくくってくれました




チームには日本人はおろかアジア人もいないにもかかわらず、ソニーのことや日本・日本人のことについて詳細に触れられていて、自分自身知らなかったようなこともあり非常に興味深いものでした。

このテーマは基本的に日本の過去の栄光と現在の失敗(直前のプレゼンテーマである韓国との比較でなおさら...)、という流れではあるのですが、その中でも日本の魅力についてはいろいろ話が出て、日本はまだその魅力を保っていることが確認できました。

そんな話を聞きながら、今後日本の社会や組織が外国人に対する許容力を向上させたなら、是非彼らにも日本で働いてみてほしいと思ったりもしました。


気がつけば3学期ももう終わりで、あと4か月でこの素晴らしいクラスメイトとの時間も終わることになります。
このAdvanced Strategyのクラスを通じてビジネス特にの関係性を学んだことで、より多くのクラスメイトのバックグラウンドについても知りたいと思うようになりました。

ということで、これからでも少しでも多くの人と何とか関係を築いていけたらと思う一方、より多くの人に日本の色んなことを伝えていきたいところです。