足繁く通う八ヶ岳
季節を問わず様々な自分の登山スタイルで愉しめて、沢山の魅力が凝縮された懐深い山々
その八ヶ岳に今日もひとり自分は居た
二泊三日の山の旅
一日目は南沢でアイスクライミングで凍りついた滝に力尽きるまでへばりつく、二日目はジョウゴ沢にてアイスクライミングを楽しみながら硫黄岳のピークを目指すアイストレッキング、そして最終日の三日目は目覚ましオフでひたすら寝てのんびりと下山...と言った、なんとも贅沢な休日の使い方だ
二月も後半に差し掛かり、都会の空気は一気に春めいた気がする、街でのダウンジャケットは少し暑さを感じるさせる程になった
一方、標高2000mを超える八ヶ岳の山深いところでは日中でもー10℃以下になる事がしばし、完全防寒しても身を切るような厳しい寒さがまだまだ続く
南八ヶ岳の南沢小滝の氷瀑に着いた
今朝も絶好調に寒い、鼻水が垂れているのかどうだか感覚が麻痺するほどに寒い
高さは6、7m程で初心者の自分には丁度いい傾斜と高さでした
続いて南沢大滝
小滝と比べてスケールが違います
高さは30mほど、後半の垂直の氷壁には足がすくんだ
小滝で無駄に体力を消耗しすぎて
休憩を挟み非力な腕を必死に振りかざしカチコチな氷の壁にアックスを撃ち込んだ
日も少しずつ傾き始め、今宵の宿場へと登った
道中のザックが異常に重たく感じる
25キロ程と重いのは承知の上だが
ヘロヘロの体力には足取りが重く目的地が遠くに感じた
真っ白な行者小屋を通過して赤岳鉱泉へと向かう
今日の宿は雪に紛れてテント泊
冬を存分に味わえるリゾートホテルの完成
赤岳鉱泉のテン場にて幕営した
アーベントロートに染まる八ヶ岳の峰々
最高のロケーションに包まれて
暖かいご飯を作り
暖かいシュラフに包まり
陽が暮れて星が主役になる頃には
すやすやと眠りに落ちていました
深夜は寒くて度々目が覚めてしまいましたが...