ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

弾丸

2013-11-24 21:30:36 | Weblog
日本に大切な用事があったので、土日で弾丸帰国した。
土曜日の朝に上海を出発。そしてもう上海。
近い。そして移動できてしまうだけに、疲れる。
もっと日本でゆっくりしたかったなあ。

日本の印象は、ちょっと景気がよさそうだ、という感じ。
余裕も出て来たように思うし、それに何より、街をゆく人がおしゃれだ。
特に男性は、上海人より大きく勝ち越しているだろう。
よかった。非常によかった。

そして、こんなにきれいな紅葉も見られたし。

 

行きの飛行機は、中国東方航空のビジネスだった。
単に、エコノミーのチケットが売り切れで買えなかったからなんだけど、
中国人の旅行客がたくさんいたので、そのせいだろう。

久しぶりのビジネスクラスでは、スチュワーデスさんが非常に丁寧で、
さすが、ビジネスクラスは違う、と思ったのだけど、
私に外国人向けの日本入国審査用カードをくれたのは、いただけなかったな。

で、今日の帰りはエコノミーだったのだけど、飛行機に乗ったら、
「あら、これから帰るの?」と中国語で話しかけられた。
キョトンとしていたら、行きの便のスチュワーデスさんで、
「ほら、行くとき前に座ってたでしょう」と言われた。
私に外国人向けのカードをくれた彼女だ。

いや、私にとっては、日本に「帰る」、上海に「行く」んですけど。
相変わらず、私のことを中国人だと思っているらしかった。
中国人は、少しでもチャンスがあれば外国のパスポートを取得する。
だから、パスポートが日本であろうが他のどこかであろうが、
彼女たちは「この人、わたしと同じ中国人です」と一度思い込むと、
絶対に中国語で話しかけてくる。

羽田空港の免税店でも、銀聯カードで支払おうとしたら、
レジの人が急に中国語に切り替えたので「あの、日本語でお願いします」と言った。
中国人というのは、概念としてまったく違う国境線を持っている人たちだと思う。

ついでに、エコノミークラスを担当していた先日丁寧だったスッチーは、
今日はすっかり一般の中国人女性の態度に戻っていた。
「中国人は数が多いしみんなわがまま言うから、1人ひとりに丁寧になんかしてらんないの!」
という雰囲気だったので、
まあ、そういうことなんだろうなあ、と思った。

空港から乗ったタクシーでは、運転手さんはずっと友だちに電話かけまくり、
ついでに遠回りをされ、怒るハメになったので、
「あ~あ、上海に戻って来てしまった・・・」という暗い気持ちになった。

空の上から見えた日本の海岸線は、非常に美しかった。