今の若い人はすぐに辞めてしまう、
と嘆く人事担当者がいますが、
すぐの期間の違いはあれど、今も昔もそう変わらないと思います。
メンタル面においてはどうかというと、
感覚的にはちょっとなぁと思うところもありますが、
今と昔とでは環境が違います。
いずれにしても、どんな理由で辞めるのか?
長期ビジョンをもって取り組むというよりは、
短い期間で成長できる場かどうか、
それを求めているような気がします。
かつては、上司は絶対であり、
従うものであると教わってきました。
それは、服従するという関係ではなく、
成長をさせてくれる人が上司である、そんな関係性であって、
この信頼関係が、
人をつくり組織をつくっていったという側面があります。
しかし、今は環境が変わり、
色々な経験を積みたい
短い期間で成長したい
といった求めに応えるにはどうしたらいいのか、
これを考えるとすれば、
自分の意見、疑問をぶつけてもいいんだよ、
と言える上司であるか、
ここが結構大事なコミュニケーションだと思います。
今は、圧倒的な情報(量)をもとに、
色々な選択肢を見つけることができます。
ここが今と昔とでは大きな違いであり、
情報が人の動きを変えると言ってもいいでしょう。
ただし、正しい情報を得て自分(の頭)で判断しているか、
ここが肝心ではありますが。
自分の意見、疑問をぶつけられて、どう反応し対応するのか、
上司としてこの対応力が問われている時代でもあるような気がします。
テクニック的な返しではなく、
本質的な問いかけをし、その問いが気づきや勇気をもたらすものである、
そんな対応ができる上司だったら、
この人についていきたいと思われるのではないでしょうか。
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