豚も杓子も。

私にすれば上出来じゃん!と開き直って、日々新たに生活しています。

残留!

2006年11月07日 | Weblog
広島東洋カープの黒田投手の残留が決まりました。FA宣言しないで留まります。
「カープ相手に投げる自分を想像できない」とのことで、このチームで優勝したいのだそうです。

今日の地元紙のコラムは、「日本のトップアスリートが世界の最高峰の舞台で自分の力を試したいという流れは止められない」中で、「情にほだされて残留するのもいいではないか」と彼の残留を支持していました。
確かに、残留を決めた大きな要因のひとつは、最終戦などでのファンからのアピールにあったようです。


このニュースを告げる新聞の一面の写真は、記者会見の場で寄せ書きを掲げて見せる彼の姿でした。今季最後の試合で、黒田の背番号が白抜きしてある赤いボードを掲げてスタンドを赤く染めたファンの心意気が通じたのでしょうか。その一枚を担っていた我が家の娘もとても喜んでおりました。

確かに、今までは権利行使をしそうな選手に向けて球団から今回のように積極的な引止めということはなかったようです。金銭面での待遇でも、地方の地味な球団としては破格だと思います。その反面、大リーグへの道も開かれるかもしれない中で、ぬるま湯につかったままではないかという批判も受けるかもれません。国内での移籍有力球団は出身地でもありました。いろいろな要素を総合的に考えた上での結論だとは思いますが、やはり残ってくれたというのは理屈ぬきでうれしいことです。

先のコラムの筆者は、優勝を争うようなそして大勢の観客の前で試合をすることも残留の条件であると紹介していました。
球団の姿勢とともに、ファンの態度も試されているわけですね。
熱血ブラウン監督もクリスマスが来たようだとお喜びのようです。来年もファンに向けて何らかの働きかけをされるでしょうから、ファン側としてもそれをしっかり受け止めて、なにはともあれ球場に足を向けなくてはなりません・・。
黒田選手の応援という目的を持って出かける人がたくさんになるといいですね。もちろん我が家も加わりますよ。

黒田選手の残留が決まった以上、来季はぜひ優勝を!!と、檄を飛ばさないのが正真正銘のファンのしるし?
コラムの筆者は「来季からセ・リーグもプレーオフ制が導入される」ので「まずはリーグ三位を目指そう」と言います。
わかっていらっしゃいますね、さすが地元紙のコラムニストです。

予感はするんですよね。
かつて華やかだった頃の空気がよみがえってくるような・・。