豚も杓子も。

私にすれば上出来じゃん!と開き直って、日々新たに生活しています。

起こされて・・

2008年03月16日 | Weblog
納豆パックを浮き輪にして湖を泳ぎながら春眠を貪っていた・・・ところ、「お母さん、お母さん、起きて起きてっ!!・・・」という虎子の声。飛び起きて階段を駆け下りる私に届いたのは、「すごいよ~!」と嬉しそうに興奮した声。ちょっと悪い予想をしていたけれど、そうではないことにほっと安心。彼女の指差す先には、テレビの画面がありました。
早く起きて出かける準備をしていた虎子が知らせてくれたのは、藤原竜也くんと中村勘太郎くん、そしてフィギュアスケートの高橋大輔選手の対談番組でした。七時からの番組。藤原竜也くん関係は、メールでお知らせが来ることになっているはずですが、見逃していたのかなあ。ちっとも知らなかったわ。虎子に大感謝です。早起きは三文の得・・ですね。

久々に目にする竜也くんは、ずいぶんほっそりとして大びた雰囲気でした。ガラスのかけらのような透明な存在感は相変わらず。収録は1月下旬だとのことですから、ちょうどデビュー作「身毒丸」の何度目かの再演のために、少年の身体を作る必要があったのかもしれません。眼差しや表情が現実離れしていたように感じられたのは、多少頓珍漢な受け答えのせいでしょうか。それとも、すでに舞台の世界に住まいを移していたせいなのかもしれません。不思議な人です。
「身毒丸」のオーデションで見出された彼。「再演」が「ファイナル」となり、もう目にすることも出来ないと諦めていたところの「復活」。この春、念願かなってこの目で見ることが出来ます。すでにビデオでは予習済みですが、同じ空気の下で新たに伝わってくるものがきっとあるはず、と期待は膨らみます。
この公演は、かつて広島でも行われたことがあるのですが、その時には私の関心が向いていなかったのでした。後から随分後悔しましたが、仕方ありません。いくら目の前に差し出されても、それを欲しいという気持ちがないと何も存在しなかったのと同じですね。
なにはともあれ、その日が一日一日近づいてきます。

それにしても、今朝の夢は不思議でした。妙にリアルな水の感触、浮き輪代わりの大きな納豆パックに水が入り始める感覚もまだはっきりと残っています。夢か現実かわからなくなるようなここ数日の最後を飾るに相応しい春の朝の夢。