晴れたら山へ

写真を中心にした山登り、沢登りのブログです

笠科川スリバナ沢遡行、本流下降

2016-08-28 11:12:47 | 沢登り
4m末広滝を登る
  


期日:2016年7月2日(土)
メンバー : AKI(L)、TAGU、MATHUNAGA

コースタイム・天候 曇り時々晴れ
笠根橋路肩8:26(入渓)―スリバナ沢出合9:31―稜線12:01―笠ヶ岳分岐(昼食)12:23~45―笠ヶ岳12:51―片藤沼13:18―スリバナ沢出合15:43―笠根橋16:39               
登り3:35、下り3:21、 歩行距離9.1km



記録
 昨年、笠科川タル沢ワル沢を遡行し井戸沢を下降した際、ナメがきれいでへつりやナメ滝の登りも楽しくこんなに素晴らしい沢があったのかと思い知られた。今年はスナバリ沢を遡行し、時間短縮のため本流下降を計画した。上り下りとも難しい滝はない。
 昨年工事中であった笠根橋はすっかり工事が終了して立派な橋になっていたが、橋の銘板はなかった。橋を渡って右岸から入渓。大岩ゴーロを登っていくと4mナメ滝や、2mナメ滝が出てきて楽しく登っていく。タル沢を分けると3m+2mナメ滝。これも易しい。やがて大釜を持った3m滝。大釜の左側を落ちないようにへつって上がる。次も大釜を持った3m滝。釜の右側を笹につかまって通過。苔が生えていて滑りそう。 
 右岸から枝沢が出合う釜を持った3m滝と2m滝も楽しく越えていく。いずれの滝もマイナスイオンを浴びて気持ちがいい。


      新しくなった笠根橋から入渓


      4m倒木のあるナメ滝


      3m+2mナメ滝


      大釜を持った3m滝


      大釜を持った二条3m滝


      3m滝大釜の上部


      気持ちの良いナメ床が続く


      3m滝 右からへつる


      二条2mナメ滝 左奥に枝沢が流入


      二条2m滝を登る


      3m滝



 標高(A)1500mのスリバナ沢出合に到着。水流の少ない右俣に入ると10mS字滝。ナメ滝なので流れの中を登っていく。ゴツゴツしているので滑らない。水も少なくなってきて4m末広の滝。上で別れて三条になって美しい。傾斜が急であるが右側にスタンスがありロープなしで登ることができる。次の5×6m滝もホールドが多く楽に登れる。



      標高1500mスリバナ沢出合 右俣に入る


      10ms字ナメ滝


      2mナメ滝


      二段4m+4m滝 下段


      上段4m末広の滝



 これ以降小滝の連段となりどれも簡単に登れるので楽しい。A1740m付近から沢も小さくなりボサがかかってきたのでこれを潜りながら進む。A1880m付近から水もなくなりいよいよ根曲り笹のヤブ漕ぎ。両手でかき分けながら進むが、耳に枝が入ったり鼻を傷つけたりして厳しい。ゴーグルやサングラスが必須条件だ。
 笹の薄い所を狙って方向を外さないようにし尾根に出てようやく登山道に出た。30分もかかってしまった。登山道は楽に歩けてまるで高速道路のようだ。



      5×6mナメ滝  小滝が続く


      二条小滝


      3m滝


      3m滝


      二段トイ状滝と八ノ字滝


      倒木の滝


      1880mより水がなくなる  ここから沢形を登り最後は笹のやぶ漕ぎ


      ようやく登山道に出た



 湯の小屋温泉方面へ登山道を歩くと岩山の笠ヶ岳が見えてきた。ニッコウキスゲやヨツバシオガマなどがすでに咲いていた。分岐より笠ヶ岳に登る。岩の急な登りで堪える。6分で頂上。昨年秋のヘイズル沢以来二回目。武尊山、苗場山、ならまた湖、至仏山、燧岳、白根山などが見えた。南の鞍部にはこれから下る片藤沼が見えた。



      登山道から笠ヶ岳が見えてきた


      湯ノ小屋方面と笠ヶ岳の分岐 彼方に武尊山が見える


      急な岩の登山道を登ると頂上


      頂上から武尊山を望む


      悪沢岳、小至仏山、至仏山


      片藤沼方面を望む


 分岐に戻り片藤沼に向けて出発。本流を下るため、片藤沼に出て沼の脇を行こうと思ったがハイマツの藪で行けない。やむを得ず少し下って薄いところから藪に入る。足を笹にとられながらようやく斜面に到達し沢形に出て楽に下れるようになった。A1910m付近には熊が削ったと思われるブナがあった。まだ新しく怖い。熊対策として鈴を鳴らしながら下った。


      片藤沼より


      1925mにあった赤テープ  ヤブをこいで本流へ


      1880m付近よりはっきりした沢形になった


 A1630m付近より沢が開けてきて水が出てきた。2m小滝、8m三段滝、2mトイ状滝などを尻のフリクションを使ったりして下るとスリバナ沢出合。50分程集中力を切らさないように歩いて笠根橋に戻った。
 花咲の湯につかり、おいしい蕎麦を食べて帰った。



      2m小滝


      3m直滝


      2mナメ滝


      8m三段滝 上段4mと中段2m


      スリバナ沢出合に戻った


      笠根橋に到着 下りは長く感じられた


      スリバナ沢GPSトラック 

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碓氷川霧積川 墓場尻川 沢登り

2016-08-25 18:24:26 | 沢登り
左俣下段5m滝を登る


期日:2016年7月17日(土) 曇り
メンバー : AKI(L)、TAKA、TUCHIYA、FUKU


コースタイム 
 いずみ橋7:20―堰堤(入渓)7:27―三俣10:09―三段滝10:13―雌滝(昼食)11:42~12:05―雄滝12:35~50―林道13:15―中山道から920mピーク14:56―北東尾根を下降―645m墓場尻川―いずみ橋16:10 


記録 
 霧積ダム先のいずみ橋路肩に車を停める。左岸にゲートがあり、林道を行くとすぐ大きな湯ノ沢堰堤。
堰堤の手前から堰堤に降りる踏み跡がある。平凡な沢を行くと2mナメ滝。ここからナメとなり心ウキウキで歩いていく。3m幅広滝を越すと少し黒いがきれいなナメ床。「いいね、すばらしいね」を連発して歩いていく。


いずみ橋路肩と林道入り口


      湯ノ沢堰堤の上に降りる


      堰堤の上のゴーロから入渓


      3m幅広滝


      幅広滝の上から大ナメが5m堰堤まで続く


      5m堰堤は左から越える 堰堤の上から


 2m滝のある長瀞とは右側をへつる。難しくはない。5分程で4m滝。ここは左壁を登る人もいるが、カッパを着て流芯左のバンドを登った。手も体も思ったほど濡れなかった。しばらくナメを行くと幅が狭くなるゴルジュの長瀞。大股開きで越せるとのことであるが、瀞が深く足が届く所まで行けないので上から巻いた。危なそうな紐があるが頼らず懸垂で下降した。次の巨大二段堰堤は左から簡単に巻くことができた。


      長瀞をへつり2m滝へ


      4mナメ滝をカッパを着て登る


      4mナメ滝を登る


      ゴルジュの長瀞
 

      長瀞を巻く


      巻いて懸垂で降下する


      巨大堰堤 5m+15m 左から越える


 5分ほどで7mナメ滝。水が結構多い。FUKUさんがリードで流芯右側を登る。Ⅳ級とのことであるが、結構ホールドがある。念のためロープを出しもらった。ゴルジュを行くと9mCS。でかい。右から高巻く。しばらくゴーロを歩くと三俣。



      7mナメ滝 右側を登る


      右側を登る


      3mナメ滝 ここから大ナメが8m大CSまで続く


      8m大CS 近寄ると大きい


      右から高巻く


      赤茶色のナメがでてくると三ツ俣


 ナメ滝を登るとゴルジュの10m三段滝。一段目を右から簡単に登る。二段目がフリクションで登る2mスラブ。落ちたら下段5mの滝壺まで落ちそう。右側は急な坂。結構登った跡があるのでTAKAさんに先頭で登ってもらう。木につかまり登って懸垂で沢まで降下。クズグズなので緊張した。


      820m三俣 左俣に入る


      左俣のナメ滝を登る


      ゴルジュの三段10m滝 下段5m滝 倒木がある


      下段滝を右側から登る


      下段滝5mを登る


      中段2m滝と上段3m滝



      右側から巻いてトラバースして上段の落ち口へ懸垂降下


      上段落ち口から中段を見る


 この後快適なナメを歩いていくと出ました高い雌滝12m。左側に少し戻るように巻道があった。一部グズグズの所もあり注意が必要。沢に降りると5m石積み堰堤。どうやって作ったのか不思議だ。10分程でさらに高い黒光りした雄滝18m。圧倒される。右側を小さく巻く巻道らしいのが認められたが、中間部がいやらしいので大きく巻くことにした。


      二条3m滝


      2mナメ滝


      ゴルジュの奥に3mトイ状滝


      スダレ状5m滝


      雌滝12m


3m+2m石積み堰堤


      黒光りしている雄滝18m


      下段を登って上段の滝 右側に小さく巻く踏み跡が認められた


 途中で尾根上部に林道があることが分かったので沢に下りないで林道へ上がることにした。比較的容易に林道へ出ることができた。尾根の途中で作業道らしき踏み跡が二本あった。



      林道に出た


 ここから林道を下り熊野神社-坂本宿への分岐から旧中山道に入り、930mピークから北東尾根を墓場尻川まで下った。この尾根は尾根が入り組んでいて難しく磁石で正確に尾根の方向を定めて降る必要がある。我々は一度失敗して登り返した。



      坂本宿分岐


      入道くぼ


      930mピークから北東尾根を沢まで下る


      尾根を下る 尾根を特定して下るのが難しい 

 
 この尾根は蛭がウジャウジャいた。山ヒルフアィターを塗ってきたが、スパッツの下の裏側に二、三匹くっついていた。尾根に入る前に再度塗布する必要があると思った。この時期930mからの北東尾根を下るのは蛭の襲撃があるので避けたほうが良い。


      堰堤の上に到着 右側を下る


      ナメ滝の左側を下る


      湯ノ沢堰堤に出た 堰堤から林道へのふみ跡があった

 林道を少し行くといずみ橋路肩に戻った。



墓場尻川GPSトラック



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奥多摩 水根沢谷

2016-08-20 12:05:55 | 沢登り
半円の滝6mを登る



期日 : 2016年7月23日
メンバー: L AKI、tutchya、momo、fuku

コースタイム・天候 曇り
 水根沢キャンプ場8:50―半円ノ滝10:50―大堀沢登山道12:35~13:00―キャンプ場13:40~14:00=バス停駐車場(昼食)14:05
登り 3:45、下り0:40 歩行距離6.5km



記録
 水根沢キャンプ場に車を置き、その先の取水管付近から入渓。二条2m滝を過ぎるとゴルジュになり長い瀞を持ったCS3m滝。前回2010年にはここは深くて左壁をスリングにぶら下がってへつったが、今回は腰くらいの深さに浅くなっているので歩いて滝を越した。易しくなった。


水根沢キャンプ場


      ゴルジュ入口 2mトイ状滝


      CS3m滝 左側をヘつる


      ゴルジュを出たところの橋

 二条CS3m滝を越えると瀞を持ったCS2m滝。深くないので右側を歩いて滝に取つくこともできるし、長いスリングがあるのでそれを利用してへつって滝にとりつくこともできる。我々はへつって越えた。


      二条CS3m滝


      瀞を持ったCS2m滝 右を歩いて 深くない


      瀞を持ったCS2m滝 右側をへつって 


 次は釜のある3m滝。ここも浅くなって左側を歩いて滝の手前の岩に取り付いて越した。次の2m滝の瀞は腰の上まで浸かるので左壁へつって越えた。


      残置スリングのある3m滝


      2m滝 左からへつって


      左からへつっるtuchiyaさん 

 大岩滝を越えると深い釜がある3m滝。右壁も左壁もヘつるのが難しいので泳いて滝の右側に取りつく。前のグループの女性も元気よく泳いで行ったが岩溝に上るのに苦労していた。fukuさんが先頭で、女性にはお助けロープを出してくれた。難しくはない。


      釜が深い3m滝 泳いで取り付く


      泳いで取り付く momoさん


 一旦ゴルジュが終了し再度ゴルジュになるとCS4mトイ状滝。ここは長い瀞の左側を歩いていくかへつって、突っ張りで登る。滝に取り付いてしまえばツッパリは難しくない。ここもお助けロープが出た。
 私はもう濡れているので泳いで滝ノ下まで行き岩につかまって突っ張りの体制に持ち込んだ。岩から上がる時、流れが速いので少し苦労した。左側をできるだけへつって体を水につけないでツッパリの体制に持ちこむのが易しいと思われる。


      長瀞奥CS4m滝 左からへつって取りつく

        
      へつるmomoさん   


 二段3+5m滝は右側のスラブを登り三段4mウォータースライダー滝を越すと核心部6mトイ状半円の滝。ここは突っ張りの足場があるので難しくはない。これで楽しいところは終わって後は通常の滝登り。


      三段4mスライダー滝


      わさび小屋の横を歩いて


      半円ノ滝6mを登る前のグループ


      半円ノ滝を登るfukuさん


      tuchiyaさん

釜のある二段4m滝や幅広3m滝を越えると大釜を持った3m滝。ここは滝の裏をくぐって簡単に越えた。A870mまで登り右沢の大堀沢に入り、小滝を登ると木橋が見えて登山道に出た。橋の横にはもう栽培されていない荒れたワサビ田があった。ここから登山道に上がった。40分歩いてキャンプ場に戻った。


      釜のある二段4m滝


      幅広3m滝は水流右側を登る


      大釜3m滝をくぐって越える


      6m滝 二俣  ガスッてきたので右の大堀沢へ入る


      大堀沢の橋が見えた


      橋を渡って登山道を戻った


 へつりや泳ぎ、突っ張り、ウォータースライダーがある、沢の楽しさがたっぷり詰まった沢であった。


      水根沢GPSトラック
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奥利根 楢俣川洗ノ沢

2016-08-18 10:08:50 | 沢登り
12m大滝


期日:2016年8月10~11日
参加者名:CL AKI, sakuさん, mikkoさん

コースタイム
8/10  オートキャンプ場入口ゲート8:25―入渓点9:14―12m大滝12:40~50―大滝上12:56~13:20―A1660m天場15:47
8/11  天場6:00―A1830m大岩7:18―草原7:30―笠ヶ岳分岐8:42―笠ヶ岳9:00~10―笠ヶ岳分岐―咲倉沢避難小屋11:08―キャンプ場入口ゲート13:50
                     登り(入渓点~笠ヶ岳分岐)9:13、下り(笠ヶ岳~ゲートまで)4:40、歩行距離22.0km

記録
8月10日
 キャンプ場入口ゲートの空き地に車をとめて出発。45分歩いて林道カーブミラー近くの入渓点に到着。


キャンプ場入口ゲート前の空き地


      カーブミラー近くの踏み跡より入渓


沢に降りる     

 しっかりした踏跡があった。入渓後はしばらくゴーロの歩きでつらい。途中二ヶ所に古いレールがあった。かつて森林鉄道があったとの事だ。20分程歩くと釜のあるナメ滝に到着し気分が盛り上がる。釜をへつってゴルジュ内のナメを歩いていく。


      ようやく釜のある2mナメ滝に到着


      釜をへつって滝へ


      二番目のゴルジュ小滝を登る


      ゴルジュ内の長瀞

 石柱が見えて沢が左に曲がると二段8m滝。心を躍らせ右から登る。すぐに赤茶けた岩の5×7mナメ滝で「すばらしいね」と言いながら楽しさを満喫して登って行く。


      ゴルジュ内の石柱、左に曲がると二段8m滝


      二段8m滝を登る


      8m滝の上より


      二段8m滝を登る


      5mナメ滝


      5mナメ滝を登る


      左から一ノ沢 1060m


一ノ沢付近からナメが出てくる


      同じくナメ


      2mナメ滝


      倒木と3m滝


      倒木をくぐって抜ける


      ナメ滝


      二ノ沢出合


      3mトイ状滝


      倒木のある6mトイ状滝

 この後も二段3m+3m滝や倒木のある倒木のある6mトイ状滝やナメが出てくる。ゴルジユの2mCS滝や三段5m滝を越えると豪快な6mナメ滝。スダレ状になっており美しい。水量が少ない流芯右側を登る。小滝を登っていくと二段4m滝。いずれも楽しく登れる。


      二条2m滝


      奥に2mCS滝


      大岩2m滝


      三段5m滝と奥に6m滝


      豪快な6m滝


      3m滝


      二段4m滝


      釜を右からへつって


      3mナメ滝

 次は釜のある6m左向き滝。深い釜は右側からへつることができる。この上は赤いナメ床が三ノ沢出合まで長く続いて楽しい所。標高は1285mと高いがさすがに沢も暑くなってきた。


      6m左向き滝 釜は右からでも、左からでもへつれる


      釜を右からへつるmikkoさん


ナメが続く


      ナメが続く


      ナメ


      ナメ


      2mナメ滝


      釜のあるナメ滝


      大岩のナメ滝


      右岸の崩壊地  ここを過ぎると大滝出現


 小滝を登っていくと出ました12m大滝。流芯左側が階段状になっているので登れるとの事であるが、ザックが重い事と、すぐ横にしっかりした巻道があったので巻道を登った。簡単に越えられた。次回はハーケンを準備して登りたい。左側ルンゼを登ったグループもいる。



      12m大滝


      12m大滝


大滝を少し登ってみる シャワークライミングとなる


      右側を巻く


      滝の上に出た 滝の上で休憩


      4mナメ滝


      6mくの字滝


 岩のある4m二条ナメ滝を登ると四ノ沢出合。すぐにA1450mの天場があったが、時間が午後2時でまだ早いのでさらに進むことにした。4m堰堤状滝の左の階段状部を登るとA1500m五ノ沢出合。大岩ゴーロと岩間滝が多くなってきた。


      1450m天場 先に進む


      4m堰堤状の滝 右側から登る


      五ノ沢出合


      大岩二条滝 右の岩を巻いて越えた


      インゼルが出てきて


 A1660m六ノ沢出合左岸に少し広いところがあったので笹を刈って天場にした。少し斜めの部分もあるが贅沢は言えない。右岸には狭いが焚火をする所も見つかった。おいしい夕食の後、三人ツェルトに潜り込んで眠った。月も見えて明日の天気が期待された。


      少し広い所が見つかった (出発時の写真)


8月11日
 ペンネのおいしい朝食を食べて6時に出発。斜めの地面に寝たのでしばらく水平感覚が悪い。朝霧が出ていて本日も天気がよさそうだ。次第に両岸から笹がかぶさったり木が出てきたりして登りにくい。


      沢に出た灌木を乗り越えて

 A1750mで水を酌んで下山に備える。A1825m付近左側に2.5m程の大岩があった。岩の左側は藪が濃く右側が沢で人が通れるようなので、もう少し直進してみる。すぐ上のA1830m正面に1m位の岩。左側が右側より少し広くて踏み跡が認められたので左側に入ると踏み跡がかすかにつながっていた。この1m位の岩が、BLOGに載っている大岩のようだ。(大岩ではないので注意) 


      A1825mの大岩 ここは直進する 次の1830mの岩と間違いやすい


      A1830mの小さい大岩 1m位の大きさ 正面に出てくる 左側に入る

 20分程笹藪をかき分けて進むと次第に笹が短くなって稜線方向に大岩が見えてきた。藪を抜けられたようだ。

      笹薮を抜けた所の岩 左側を抜ける  笹が低くなってきた

      大岩を回り込んで次の岩へ    

 少し行くと草原となり歩きやすくなった。北に進むとハイマツの藪が見えてきたが7分程で抜けることができた。


      笹がなくなり草原になった


      ハイマツの藪の間を登っていく

 なおも草原を登って行くと稜線の岩稜帯が出てきた。岩稜帯の脇をハイマツに乗ったり岩をまいたりして鞍部を目指してトラバース。結構歩きやすく35分程で笠ヶ岳分岐のすぐ上の登山道に出た。これで詰めは終了。やったね。


      ハイマツの藪に突入


      7分程でハイマツのヤブを抜けた


      岩稜の稜線の下を巻いて鞍部を目指す


      鞍部を目指して


      笠ヶ岳への登山道に出た

 装備を外して笠ヶ岳へ。8分程で頂上。上州武尊、谷川岳、苗場山、燧ケ岳、至仏山などが見えた。
 西のはるか下には、ならまた湖が見えた。展望を満喫してキャンプ場入口ゲートへ向かった。長い下りで4時間40分かかってようやくキャンプ場入口ゲートに着いた。


      登山道から8分程で頂上に着いた


      笠ヶ岳頂上


      頂上からの展望  片藤沼と蛍池


      武尊山 後ろに剣ヶ峰が見える


      ならまた湖と谷川岳


      至仏山方面と燧ケ岳


      笠ヶ岳登山道分岐付近より笠ヶ岳を振り返る


      片藤沼と燧ヶ岳


      下山道途中から蛍池


      アップダウンのある長い登山道を下山して二つ目のゲートに到着
      40分程歩いてキャンプ場入口ゲートに到着。

 入渓してから20分程のゴーロの歩きがつらいが、その後はナメと登れる滝が出て来る楽しい沢であった。尾瀬の沢は、滑がないのでアクアステルスがよく効いて登りやすい。詰めは、直接稜線に登らないで岩稜帯をトラバースしたので藪漕ぎも少なく楽だった。
 日帰り遡行する人もいるが、今回の時間からすると私には一日で遡行し戻ってくるのは難しい。


      洗ノ沢GPSトラック 

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