
ユリアンが地球へ向かう途中に立ち寄ったダヤン・ハーン基地で初登場。そのときユリアンは彼女の面影に既視感を感じた。同時に自分は彼女に嫌われているのではないかと漠然と感じる。
シェーンコップ自身は政府に逮捕されたヤンを救出しに行く途中でアッテンボローにその存在を語っているが、あまり興味はなかったようだ。
ちなみにワルキューレのパイロットとしての腕前はポプランからも誉められている。
自分と母を捨てたシェーンコップに対し憎しみを抱いており、そのとばっちりでユリアンも嫌われる。といっても彼女にとってユリアンとの出会いはインパクトが強かったようで、初陣となった回廊の戦いではなぜか脳裏にユリアンの姿を思い浮かべている。
シェーンコップとの初対面はイゼルローン再奪取作戦の直後で、この時の会話は刺々しい雰囲気の中、たいした収穫もないまま終わった。ポプランはこの2人の仲を修復しようと珍しく良識的な意見をシェーンコップにぶつけたりもするが、うまくいかない。ユリアンもこの2人の仲を修復させたいと願っていたが、ポプランでも無理なものを自分がどうにかできるわけないだろうと諦める。そしてカリン自身も若さゆえに自分の感情の整理がつかず、何度かユリアンと衝突した。
カリンとユリアンの仲に進展が見られるのはヤンの死後、ユリアンがイゼルローン共和政府軍の司令官となってからで、徐々にカリンが彼の精神的な支えとなっていく。またキャゼルヌ家の晩餐に一緒に招待されたりもしていた。
シェーンコップとの仲ははっきりと修復したわけではなかったが、シヴァ星域の会戦でブリュンヒルトに乗り込む準備中、彼らの前でシェーンコップへ肯定的な発言をする。そしてシェーンコップが戦死したのを知ると泣き出し、ユリアンに慰められた。
ここまではいいのだが、なぜかユリアンと一緒にフェザーンまで行き、まるで新婚旅行になってしまったのは「え?」という感じだった。まぁめでたしめでたしということになるのかな。
よく考えたら彼女の境遇はルパートに似ているのだが、男ではないので、ルパートのように父の超克を目指す必要がなかったのが幸いしたか。