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ゲーム攻略、読書感想文など。

銀英伝人物評121<クリストフ・フォン・ケーフェンヒラー>

2004年09月15日 17時23分40秒 | 銀英伝人物評
れっきとした帝国貴族。だが、結婚した相手が愛人を作って出て行ってしまったため、やけくそになって前線勤務を志願するというハードなことをやった。
第2次ティアマト会戦ではコーゼル大将の下で情報参謀を務めた。このときコーゼル大将のあやしい言動がひっかかり、後々の諜報網捜査にも関わってくる。

会戦で捕虜になった後、惑星エコニアの捕虜収容所に入り、そこで半世紀近く過ごした。捕虜交換で何度も帝国に戻る機会があったが、居残りつづけている。なぜなら、家を出て行った嫁とはまだ正式に離婚しておらず、自分がこのまま収容所にいつづけることで、離婚を防いだままにしようという、ひねくれた魂胆があったからだ。ちなみに時々嫁に手紙を送って自分の息災も知らせていたらしい。

その間、歴史の裏側、特に帝国と同盟をまたいだ巨大な諜報網の存在に興味を持ち、独自の調査と推理をしていた。本当にひまなおっさんだ。

ヤンが参事官として収容所に赴任してきた夜、不正の調査にきたのではないかと勘ぐったコステア大佐がヤンを葬ろうとしたため、これを助けた。その功績によって、捕虜の身分を解放され、年金受給資格までもらって自由の身となった。
ハイネセンに移住することになり、ヤン、パトリチェフを伴って向かったが途中の惑星で急死した。

銀英伝人物評120<ハウザー・フォン・シュタイエルマルク>

2004年09月15日 15時37分54秒 | 銀英伝人物評
帝国軍大将。
第2次ティアマト会戦において帝国軍で唯一善戦した将官。
たしかな戦術眼を持ち、同盟軍の猛攻にさらされる味方の艦隊をよく救い、撤退時も殿を無事に務めた。また、アッシュビーの死に際して堂々と弔文を送った。ただし、これは帝国軍内部で顰蹙を買い(当たり前だが)、そういう性格が災いしてか、階級は上級大将どまりで、軍務省次官だった。
いい意味で軍人らしい高潔さを持っているといえる。

帝国内部の諜報網についても調査していたと思われるが、ミヒャールゼン提督の暗殺の下手人ではないようだ。

なんか外伝の人物は書くこと少ないなぁ。

銀英伝人物評119<オットー・フランク・フォン・ヴァーンシャッフェ>

2004年09月15日 15時32分55秒 | 銀英伝人物評
同盟軍大佐。薔薇の騎士第12代連隊長。
ヴァンフリート星域会戦時、惑星ヴァンフリート4=2にいた。そこに帝国軍がやってきたため、自ら偵察に向かったのだが、途中で車が故障してしまい立ち往生していたところ、リューネブルク率いる帝国軍の偵察部隊に襲撃され戦死。

連隊長になる前はそれなりに人望があったのだが、連隊長になった途端、政治家や軍の高官に露骨に近づくようになった。そのため隊員からはあまり慕われていなかった。

銀英伝人物評118<シンクレア・セレブレッゼ>

2004年09月15日 15時17分23秒 | 銀英伝人物評
同盟軍中将。前線における事務職の権威で、その能力は高いらしい。
ヴァンフリート星域会戦時、主戦場からは遠く離れた惑星ヴァンフリート4=2の後方支援基地の司令官だったが、帝国軍が攻め込んできた。
前線指揮の経験がないため、ろくなことができず、シェーンコップからも嫌われる。
結局基地内をうろうろしていたところをラインハルトに見つかり捕虜になった。

この結果、同盟ではセレブレッゼは行方不明扱いとなり、かわりにキャゼルヌが第6次イゼルローン要塞攻防戦での後方支援担当となった。

銀英伝人物評117<アルフレッド・ローザス>

2004年09月15日 14時21分17秒 | 銀英伝人物評
同盟軍退役大将。730年マフィアの最後の生き残り。
ヤンがアッシュビーの謀殺説を調査したときに、会いに行った。

アッシュビーの信頼が厚く、彼の参謀として働いた。実際には個性の強い730年マフィアの面々の接着剤的な役割を負った。艦隊司令官としては多少マシというくらい。

妻を第2次ティアマト会戦の前に亡くしており、一時期予備役となったが、アッシュビーの説得で前線に復帰した。
退役後、回想録を書き、ノンフィクション大賞を受賞。
アッシュビーの謀殺説についてはまったく信じず、彼にとってはアッシュビーと730年マフィアたちと共に戦った時代は金の歴史となっている。
ヤンに出会った直後、睡眠薬の飲みすぎによって急死した。死後、元帥に昇進。