BLOG in Atelier.Minami

ゲーム攻略、読書感想文など。

ガンダム入門4 「機動戦士ガンダムその3」

2005年01月07日 17時14分55秒 | ガンダム入門
今回は一年戦争の中編を。時間的にはU.C.0079 の9月からとなりますが、実はガンダムのアニメはこの時間から始まります。

【ガンダム始動】
アニメの第一話「ガンダム大地に立つ」はU.C.0079 9/18となります。じゃぁそれまでの話はなんだったのかというと、すべて設定資料や、後に制作された外伝等で明かされた話です。本当に芸が細かいというか、あたかも本当の歴史のように細かく出来事が作られているのはガンダムならではの芸当かもしれません。このようにアニメの過去にあたる歴史をきちんと作る手法は後のガンダムシリーズをはじめ、多くのアニメにも受け継がれていきます。

さて、サイド7の1バンチにおいて、完成したRX78-2ガンダムおよびRX-77ガンキャノンの最終テストが行われる予定でした。そしてすでにジャブローで完成されていた強襲揚陸艦ホワイトベース(以下WB)も入港していました。いよいよV作戦開始の時がきたのです。

ところがこれを宇宙攻撃軍のシャア・アズナブル少佐が察知、ザクⅡ3機でもってサイド7内に侵入し、奇襲をかけます。突如のザクの侵入にサイド7の住民はわれ先にとWBへ逃げ込みますが、その中でアムロ・レイという15歳の少年がガンダムのマニュアルを持って、ガンダムに乗り込みます。この時ガンダムは3機あったのですが、2機はザクによって破壊され、残りの1機にアムロは乗り込みました。なぜアムロがガンダムのマニュアルを持っていたかというと、彼の父テム・レイ技術大尉がガンダムの開発者だったからです。
さっそくガンダムを動かし、実戦へ。人類史上初のMS同士の戦いが始まりました。このガンダムの性能がいままでのMSの常識をはるかに凌駕するほどで、ザク2機があっという間に撃破され、シャアは撤退しました。

【WB隊】
サイド7での戦闘によりWBの指揮官をはじめ、クルーを多数失ってしまったWB隊は若干19歳のブライト・ノアを臨時の艦長として最寄の連邦軍基地であり、宇宙で唯一の連邦軍拠点であるルナツーに向かいます。このルナツーというのは大きな隕石をくりぬいて作られた基地で、地球と月の引力が引き合うラングランジュ・ポイント上に存在します。
WB隊の面子はガンダムを動かしたアムロを初め、お金持ちのお嬢さんのミライ・ヤシマ、ジオン・ダイクンの遺児という身分を隠しているセイラ・マス(シャアの妹)、アムロの幼馴染のフラウ・ボウ、ハヤト・コバヤシ、よくわからないカイ・シデンなどの面々が乗っていました。さらにサイド7から逃げ出したい民間人も大勢乗ってしまっているという大変な状態でした。

ルナツーについた直後、シャアの追撃を受けたWB隊はそれをどうにか撃退、ルナツーで連邦軍にWBなどの兵器を渡そうとしますが、基地司令のワッケイン大佐から地球へ行くよう指示されてしまいます。で、地球上の連邦軍の拠点にピンポイントで降下できればよかったのですが、そこでもシャアの追撃を受けてしまいました。
地球への降下は地面に対して垂直に降りると大気圏で空気との摩擦によって燃えてしまいます。そこである程度角度をつけて落下速度を落として降下しなければなりません。さらにピンポイントである地点に降下するとなると、綿密な計算がなければならないのですが、シャアの追撃のせいで完全に降下角度が狂ってしまいました。おまけにガンダムはWBに入りそこない、生身で降下することになってしまいました。

結果的にジオン勢力のど真ん中の北米に落下してしまったものの、ガンダムは無傷(ザクは燃え尽きた)で、あらためてガンダムの性能の優秀さが立証されました。

【地球】
北米ニューヤークにはデギン・ザビ公王の末子ガルマ・ザビがいました。ガルマに接触したシャアはWB隊の情報を与え、戦果をあげるよう唆します。このシャアとガルマは士官学校の同期で友人でもあるのですが、シャアにとってザビ家は父の仇。対してガルマは一言で言うとおぼっちゃんなため、シャアの企みが見抜けるわけがなく、ニューヤーク市の市長の娘と婚約したりしています。

このガルマ率いる機動部隊との戦いの前にWB隊は正式に連邦軍の一員として認められ補給も受けます。そしてガルマ隊と交戦しながら北上を続けたWB隊はニューヤークでの戦いでシャアの罠にはめられたガルマを戦死させるという大金星をあげました。これがシャアのザビ家に対する復讐だったのはいうまでもありませんが、シャア自身もガルマを守れなかったことを問責されてしばらくは前線から退きます。

この後WBは太平洋を渡りアジア大陸を西へ横断。ジオン最大の鉱物採掘基地である黒海沿岸のオデッサの壊滅作戦の参加に向かいます。

ところが、中央アジアで”青い巨星”ことランバ・ラル率いるMS部隊に補足されます。このランバ・ラルは新型MSのMS-07グフにのりガンダムを苦しめ、WB内が占拠される事態にまで陥ったり、ガンダムの装甲を深く傷つけたりと大善戦したのですが、ザビ家内の権力闘争のあおりでろくな補給を受けられなかったこと、セイラとランバ・ラルが顔見知りだったことなどが影響し、ランバ・ラル隊は撃破されました。

この後、WB隊はマチルダ・アジャン率いる補給部隊から、補給物資とガンダムの換装パーツGアーマーを受け取った直後、かつてルウム戦役でレビルを捕虜にした黒い三連星の襲撃を受けます。この黒い三連星も新型MSであるMS-09ドムに乗っていました。しかし、マチルダを犠牲にしながらも黒い三連星を撃破します。

そしてオデッサ作戦に参加。連邦軍はこの戦いに地球上の戦力の3分の1を投入しました。
11/7から11/9までの3日間がオデッサでの戦いにあたります。物量作戦とアムロの活躍もあり戦いは連邦軍の一方的な勝利に終わりました。そしてオデッサ基地の司令官マ・クベ大佐は宇宙に退却し、これによりアジアからヨーロッパにおけるジオン勢力は急速に衰退していくことになりました。残ったジオン戦力は主にアフリカでこの後数年にわたってゲリラ戦を展開することになります。

今回はここまで。

ガンダム入門3 「機動戦士ガンダムその2」

2005年01月07日 16時07分54秒 | ガンダム入門
今回はいよいよガンダムの舞台となった「一年戦争」について書いていきます。
この一年戦争という名前はU.C.0079の1/3から12/31にまで続いたことに由来します。

【一週間戦争】
U.C.0079 1/3、ジオン公国は突如連邦に宣戦布告し、その3秒後には宇宙にいる連邦軍に攻撃をしかけます。もちろんこの戦いでMSも実戦参加します。
また、同時にMS部隊がサイド1,2,4に毒ガス攻撃をしかけコロニーの住民を大量虐殺してしまいました。サイド1~7あるうち、なぜ上記3つのサイドに攻撃をしかけたかということについては説明がいります。
サイド3はジオン本国なので当然標的ではありません。サイド5には連邦軍の名将レビル将軍がおり、ここの攻撃は厳しいとジオン軍は判断しました。そしてサイド7はサイドといってもコロニーが1基しかないため、戦略的な価値がありませんでした。また、サイド6とは実は不可侵条約のような密約を結んでいました。後にサイド6は中立宣言をします。

さて、この一週間戦争の目玉はブリティッシュ作戦という作戦です。これはなんとコロニーそのものを地球に落下させる、いわゆるコロニー落としを行う作戦でした。ジオン軍はサイド2の8バンチコロニーに核パルスエンジンをつけ、地球に向けて発進させます。連邦政府はこのコロニーの軌道から、落下目標が南米にあるジャブローと判断しました。なぜジャブローをジオンが狙うかというと、ここは地下の巨大空洞に連邦軍の総司令部があり、兵器工廠でもあったからです。ちなみにこの作戦名はコロニー(植民地)を失った大英帝国が急速に力を弱めたという歴史にちなんでつけられたものです。
余談になりますが、コロニー落としに使われたサイド2の8バンチコロニーは、外伝「08小隊」の主人公シロー・アマダの出身地でもあります。

結局この作戦は連邦軍の猛烈な反撃と大気圏の影響によりコロニーは途中で分解し、その一部がオーストラリアに落下するにとどまりました。また、ジオン軍の損害も少ないものではありませんでした。
といってもオーストラリア大陸の地形は変わってしまい、地球の水位はあがり、上空まで吹き上がった土砂が地球の気候も変えてしまうという大惨事につながりました。この一週間戦争で人類の25%にあたる30億人が死にました。
このコロニー落としという作戦は後の「0083」のデラーズ紛争、「ZZ」の第一次ネオ・ジオン抗争、「逆襲のシャア」の第二次ネオ・ジオン抗争とたびたびガンダム世界の中では行われることになります。

【ルウム戦役】
といってもジオン軍的にはこの作戦は失敗に終わり、1/13にサイド5を攻撃して再びブリティッシュ作戦を行おうとします。これに対しレビル将軍率いる第3艦隊が攻撃を開始、コロニーに核パルスエンジンをつけるのは阻止できましたが、大規模な宇宙艦隊戦に発展します。

この戦いでシャアは専用にカスタマイズしたMS-06ザクⅡを駆り戦艦5隻を撃沈、”赤い彗星”の名を轟かせます。シャア専用ザクはシャア自身の操縦能力が標準をはるかに上回るため、通常の3倍のスピードで動いたといいます。
また、黒い三連星と呼ばれるMS小隊によって総司令のレビル将軍は捕虜となってしまいました。

1/16まで続いたこの戦いで連邦軍は投入した戦力の5割を失い、ブリティッシュ作戦こそ防げたものの総司令まで失うという大惨敗に終わりました。サイド5も壊滅です。そしてこの敗戦がMSを持つものと持たざるものの差であったことも一目瞭然であったため、ここから連邦軍はMSの量産を急速に進めていくことになります。
ちなみにルウムとはサイド5の愛称です。

【南極条約】
ここにきて初めて両者は会談を持ちます。1/31に行われたこの会談では事実上ジオンが連邦に城下の盟を強いるものになるはずでした。ところが、連邦が秘密裏に送り込んだレビル救出部隊によりレビル将軍は奇跡的に生還、そして会談の真っ最中に全世界に向けて、虜囚となった時に目撃したジオン兵の実情を明かし、「ジオンに兵なし」と鼓舞した。
これで会談の流れは一気に変わり、結局核兵器の禁止等、一般的な戦時条約が結ばれるにとどまりました。

【地球侵攻】
ここから先、ジオン軍は地球攻撃部隊を次々と降下させていきますが、これには多少の困難もありました。第一にジオン兵たちは地球の重力も環境も未経験でした。また、ジオンが開発したMSやその他の兵器にしても重力化での操縦は未テストに近い状態だったため、ザクなどは地球に降下してから地上戦用に改修したりもしました。特にひどかったのは航空機で、これは宇宙での航行と重力化での航行では航空力学からしてすでに別次元の話になるからです。ジオンの科学者たちは昔の航空理論書を丸写ししたような航空機を開発せざるをえず、結果的には胴体が極端に短いいびつな航空機が作られました。

ジオン軍は連邦軍の潜水艦とその基地を支配下におき、制海権を手に入れます。また、東欧のオデッサ(黒海沿岸にあるウクライナの実在の都市)をはじめとして、各地に鉱物採掘基地が作られ、地球でしか採掘できないレアメタルがジオン本国へ送られていくようになりました。
さらにガルマ・ザビ大佐を司令官とする地球攻撃軍が北米を完全に支配化に治めてしまいました。そして北米キャルフォルニア・ベースは地球におけるジオンの最大の拠点となりました。
こうして状況は圧倒的ジオン優勢で進んでいくのですが、兵力・物資ともに連邦との圧倒的な差を覆すにはいたらず、3月から9月までは戦況は膠着状態に陥ります。

また、宇宙要塞(巨大隕石によって作られた軍事基地)ソロモンとア・バオア・クーが完成し、月面のグラナダ基地と結んで本土防衛ラインが完成しました。ちなみにソロモンもア・バオア・クーも元々資源採掘用の小惑星です。


【フラナガン機関】
ジオン軍少将キシリア・ザビはMSの操縦で著しい戦果をあげる兵士がいることに着目。彼らの能力を、かつてジオン・ダイクンが提唱したニュータイプと位置付け、心理学者フラナガン博士にその研究を委託しました。これによりサイド6内にフラナガン機関というニュータイプの軍事的利用を研究する研究所が作られました。また、ニュータイプ専用のMSの開発も進みました。

元々ジオン・ダイクンが提唱したニュータイプとは、宇宙で暮らすようになった人類がその能力をさらに進化させた新人類ともいうべき人のことを指します。しかし、ジオン軍が研究するニュータイプはややニュアンスが違っていて、敵の攻撃の予測など、超能力者に近い能力を指しています。ニュータイプについてはまた詳しく触れたいと思います。

【新MS開発】
ジオン軍はこの他にもMS-07グフを実戦配備。ホバー走行ができるMS-09ドムも量産、その後も一年戦争終結まで新型機が次々と配備されていきます。

これに対し連邦軍は新型MSと強襲揚陸艦の開発・運用を目的としたV作戦を発動。同時に艦隊の再編成を目的としたビンソン計画も発動しました。これによりRX-78-2ガンダムが開発されました。このRX-78-2こそが、このアニメの主人公機となるMSです。そしてこのMSの活躍が、連邦軍にとって計算外の戦果をもたらし戦争の終結まで進んでいくことになります。

今回はここまで。

ガンダム入門2 「機動戦士ガンダムその1」

2005年01月07日 14時26分29秒 | ガンダム入門
今回はガンダムシリーズ第1作「機動戦士ガンダム」の解説をしたいと思います。

【ストーリーの歴史背景】
人口の増加により地球に住みつづけるのが困難と判断した人類は宇宙空間にスペースコロニーという円筒形の居住空間を作り、そこに住むようになります。このコロニーの開発を持って人類は西暦(A.D.)を捨て、宇宙世紀(U.C.)という時代に突入します。西暦に換算すると2040年代後半くらいだと思います(あいまい)。
またこの時代、国家は消滅し、かわりに地球連邦政府という組織が地球上で唯一の国家にかわる政治機構として存在しています。ちなみに軍隊も持っています。

さて、このコロニーですが、宇宙中に散らばっているのではなく、ある程度の数のコロニーがまとまって、サイドというコロニー群を形成しまています。そしてコロニー群の中のひとつひとつのコロニーを1バンチ、2バンチと呼びます。
「ガンダム」の舞台となったU.C.0079にはサイドは7つ(サイド1~7まで)存在しました。

政治的にはこのサイドは地球連邦政府の植民地に近い位置付けとなっており、独立した自治はできませんでした。地球に住んでいる人々(アースノイド)はコロニーに住む人々(スペースノイド)に対して差別意識をもっていたからです。

【ジオン公国】
そんななか、ジオン・ズム・ダイクンという人物はU.C.0046にスペースノイドの自治を主張します。つまりサイドを地球連邦政府と対等の国家とするよう地球連邦政府に要求したのです。そしてU.C.0058に、実際に地球からもっとも遠いサイド3に移住したジオンはそこをジオン共和国として独立させました。さらに国防軍も設立します。当然地球連邦の反応は渋く、経済制裁が加えられました。

ところがこのジオンがU.C.0068に急死してしまいました。真相はジオンの政敵デギン・ソド・ザビという男が暗殺してしまったのですが、表向きは伏せられていました。このときジオンの二人の子、キャスバルとアルテイシアはジオンの側近によって密かに逃がされ、地球でマス家という富豪の養子となります。
権力を手に入れたデギン・ザビはU.C.0069にジオン公国の建国を宣言、自らは公王の地位につきます。つまり専制君主国家が誕生してしまったわけです。ちなみにジオン公国内にはジオン・ダイクン派の人間も数多くおり、ザビ家の人間はテロの標的になってしまい、結果的にデギンの三男はテロで死にます。これにより、ジオン派の人間の粛清は進んでいき、完全な独裁体制ができあがります。

また、来るべき地球連邦政府との戦争に向け、軍備も進んでいきました。U.C.0075には最初のMS、MS-05ザクⅠが完成(MS-05は型番)、さらに地球での局地戦に向け様々なMSの開発とそれらMSを輸送する戦艦などの開発が進められていきました。

【社会】
地球連邦政府は宇宙時代の推進の一環として、宇宙引越事業団を設立。後にNGOの宇宙引越公社となります。また月面にはフォン・ブラウン市という月面都市がU.C.0027に完成しました。ちなみにフォン・ブラウンとは実在の宇宙科学者の名前です。

また、木星の天然資源(ヘリウムとか)を持ち帰るための木星開発事業団も設立されます。この木星開発事業団は後々のストーリーにも影響を与えます。

科学の分野ではY.T.ミノフスキーという科学者がミノフスキー物理学を提唱します。これは学会から異端扱いされますが、その先見の明を買ったジオン公国がミノフスキー博士を迎え、地球連邦政府との間に一気に科学技術に差をつけることになります。ミノフスキー博士の業績で特筆すべきはミノフスキー粒子の発見で、これはレーダーを完全に無効化できるものでした。そのため、後のジオンと連邦との戦争ではミノフスキー粒子が散布され、レーダーが使えなくし、完全に肉眼による戦争を行うことになりました。それによりMSの重要性が飛躍的に増すからです。
他にもミノフスキー粒子による地場を利用して空中浮遊するミノフスキー・クラフトという技術がはるか後に発明されます。
ただしミノフスキー博士は軍事国家化したジオン公国に危機感をいだきU.C.0077に連邦へ亡命をしました。

【連邦軍】
一方、地球連邦軍ではジオンでMSの開発を行っているという情報は入手していたものの、その有用性には疑問符でした。一応U.C.0077にはRX-75ガンタンクを開発したものの、本腰を入れた開発計画は行われませんでした。昔ながらの大鑑巨砲主義、いわゆる戦争はでかい戦艦を作ったものが勝ち、という価値観に支配されていたからです。
ちなみに連邦ではRX計画という計画が進み、ガンダムもU.C.0078にRX-78ガンダムとしてプロトタイプが完成しました。このガンダムはコア・ブロックシステムという機構が組み込まれました。パイロットの脱出用デバイスとしてコアファイターという戦闘機が胴体の中心に位置し、それを上半身と下半身にあたるパーツがドッキングしてはじめてガンダムというMSになるのです。このコア・ブロックシステムはガンタンクにも採用されます。ただしこの機構がコストをあげてしまうのは言うまでもなく、後にガンダムの量産型として開発されたRGM-79GMにはコア・ブロックシステムは採用されていません。
ちなみにガンダムという名称は月でのみ精製されるガンダリウム合金という金属を使って作られたことに由来しています。これによりガンダムは非常に頑丈なボディを持つことになりました。また、エネルギーの出力システムの小型化にも連邦はいち早く成功し、戦鑑の主砲に匹敵するエネルギーを発射するビームライフルを装備することができました。ビームサーベルも同様で、MSをまっぷたつにできるほどの威力のものを装備しました。コストを度外視した特注のMSがガンダムなのです。

【ジオン軍】
デギン・ザビにはIQ200を誇る長男のギレンをはじめ、次男ドズル、長女キシリア、四男ガルマがおり、それぞれ将官として兵を指揮する立場にあります。政治的にはデギンは半ば隠居状態で、ギレンが実験を握っていました。
ジオンの遺児であるキャスバル・レム・ダイクンはマス家の養子となった後、シャア・アズナブルという偽名でジオン公国の士官学校に入校します。シャアは後の活躍により「赤い彗星」というあだ名がつきます。
ジオン公国はU.C.0078に国家総動員令を発令し、健康な男子は全員戦闘訓練を受けることになりました。技術的には連邦を凌駕しているジオン軍ですが、人員・物資では圧倒的に連邦に負けているからです。

今回はここまで。

ガンダム入門1 「シリーズ概説」

2005年01月07日 12時26分32秒 | ガンダム入門
これからちょっとづつ、初心者のガンダム入門となる記事を書いていこうと思う。
ただの仕事中の暇つぶしなのだが…。

まずはファーストガンダムについて、10回(くらい)にわたって色々と書いていく。
ミナミ自身はそれほど詳しいわけではないのだが、まぁ仕事中に資料無しで書くのだから多少曖昧な部分があったりするのはご愛嬌ということで…

さて、今回はその前段階としてガンダムシリーズ総体の超初心者向け解説。

【TVアニメから始まった】
いまや国民的(?)アニメの「機動戦士ガンダム」シリーズですが、その最初のTVシリーズ「機動戦士ガンダム」が初めて放映された時はなんと途中で打ち切られてしまいました。その後再放送されブームとなり、プラモデルを初めとする関連商品が爆発的に売れました。今の30代くらいの人はまさにそのブームの真っ只中にいた世代で、プラモ屋に新商品入荷を調べに足しげく通った方は多いといいます。

【その後シリーズ化】
やがてガンダムのTV放映は「機動戦士Zガンダム」「機動戦士ガンダムZZ」「機動戦士Vガンダム」「機動武闘伝Gガンダム」「新機動戦記ガンダムW」「機動新世紀ガンダムX」「∀ガンダム」「機動戦士ガンダムSEED」、そして現在放映されている「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」と続いています。これらのシリーズはストーリー的に独立しているのがほとんどですが、連続しているのもあり、ちょっと説明がいります。
簡単にいうと「ガンダム」の7年後を描いたのが「Zガンダム」、「Z」の直後を描いたのが「ZZガンダム」ということで、この3つはストーリーが連続しています。また、「ガンダムSEED」と「ガンダムSEED DESTINY」も連続したストーリーです。他も色々複雑だったりするのですが、まぁそれはまたあとで。

【TV以外にも…】
TV以外にも映像メディアとしては映画版で

・「機動戦士ガンダム」Ⅰ~Ⅲ…「機動戦士ガンダム」のTVの内容をダイジェストで映画化したもので3部作構成となっています。TV版のかわりにこちらを見てもストーリーはだいたい把握できます。

・「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」…「ZZガンダム」の4年後をえがいた話。それまでのTVシリーズを見ていないと多分理解できません。

・「機動戦士ガンダム0083 スターダストメモリー」…OVAの「0083」(後述)をダイジェストで映画化したもの。OVAのかわりにこちらを見てもストーリーは把握できます。

・「機動戦士ガンダムF91」…「逆襲のシャア」の30年後をえがいた話。ですが、ストーリー的にはそれまでのシリーズとほとんど関連がありません。

・「新機動戦記ガンダムW エンドレス・ワルツ」…「ガンダムW」の直後を描いた同タイトルのOVAの映画バージョン。なので、「W」を見ないとストーリーは理解できません。OVAを見るのがめんどくさかったらこちらでも大丈夫です。

・「機動戦士ガンダム第MS08小隊 ミラーズリポート」…OVA「機動戦士ガンダム第08MS小隊」のダイジェストとその後を描いた作品。できればOVAを見てからの方がいいでしょう。

・「∀ガンダム 地球光」「∀ガンダム 月光蝶」…このふたつは「∀」をダイジェストで映画化したもの。2部構成なので、両方連続で見ないと意味がありません。TV版のかわりにこちらを見てもストーリーは把握できます。

また、OVA版としては

・「機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争」…「ガンダム」と同時代、他の地で起きた戦いを描いた外伝。「ガンダム」を見てから見るとストーリーがよくわかります。

・「機動戦士ガンダム0083」…「ガンダム」と「Z」の間に起きた戦争を描いた外伝。「ガンダム」の登場人物はまったく出てきませんが、ラストの方で「Z」の人物がでてきて、「Z」への橋渡し的な感じになるので、「ガンダム」「Zガンダム」を見てから見た方がおもしろいでしょう。

・「機動戦士ガンダム第08MS小隊」…「ガンダム」と同時代、他の地で起きた戦いを描いた外伝。「ガンダム」を見てから見るとストーリーがよくわかります。

・「新機動戦記ガンダムW エンドレス・ワルツ」…「ガンダムW」の直後を描いた話。なので、「W」を見ないとストーリーは理解できません。

【何から見ればいいか?】
前にも述べた通り、「ガンダム」「Z」「ZZ」は連続していますので、この3つを見るなら「ガンダム」からの方がいいでしょう。また、「G」「W」「X」はそれぞれ独立したストーリーなので、これらを別々に見てもかまいません。「V」は「ZZ」のはるか未来の話なので、これも独立したストーリーとしてみても楽しめると思います。「SEED」と「DESTINY」は連続していますので、この2つは一緒に見た方がいいと思います。
ただ、基本的には「ガンダム」から見るのがいいでしょう。ストーリーとしての完成度も高く、”アムロ”や”シャア”、”ザク”といったガンダムの代名詞とも言えるキーワードはすべてここから始まっているからです。

【世界観】
各ガンダムシリーズは基本的に独立した話となっていますが、共通した世界観として、人類が宇宙空間にコロニーと呼ばれる居住空間を作り、そこに住んでいる未来の話となっています(地球や月面都市にもすんでる)。ただし、西暦に換算して何年、ということはわかりません。
で、たいていは地球に住む人々と宇宙に住む人々の間の戦争がストーリーの背景となっていて、兵器は主にモビルスーツ(以下MS)と呼ばれる人型のロボットです。その他にモビルアーマーと(以下MA)呼ばれる大型機動兵器や戦艦などもあります。そのMSの中のひとつが主人公の乗るガンダムと呼ばれるロボットです。

【ガンダムってどんなロボット?】
一口にガンダムといっても、様々な種類があります。「ガンダム」で登場したものがもちろん元祖となりますが、例えば、同じ時代にガンダムのあまったパーツを中心に陸戦用に作られた陸戦用ガンダム、機能を向上させたガンダムアレックス、6年後に開発された正式な後継機というべきガンダムMk-Ⅱ、などなど、「ガンダム」から「ZZ」までの間だけでも技術の進歩や目的に応じていろんなタイプが開発されています。
ちなみに各作品のタイトルは、たいていその作品内の主人公機となるガンダムの名前がそのままタイトルとなっています。例えば「Z」では主人公カミーユ・ビダンはZガンダムというMSに搭乗しており、「X」では主人公ガロード・ランがガンダムXというMSに搭乗している、といった感じです。

概説はここまでということで、次回からは「機動戦士ガンダム」の解説をはじめようと思います。

A.C.E

2005年01月07日 10時15分34秒 | ゲーム雑記
昨日、A.C.EというゲームのCMを見て、はじめてこのゲームの存在を知った。タイトルだけじゃ内容は想像できないが、CMではなんと今はまっているガンダムvsZガンダムのようなゲーム画面でガンダムWやνガンダムが暴れているではないか!まさか、ついに全ガンダムシリーズを網羅したやつがでるのか?と思ったら、スーパーロボット大戦の対戦格闘版らしい。

http://www.ace-game.jp/

で、あとで公式サイトを見てみたらガンダムWの主人公機が5機とも使えるらしく、他のガンダムシリーズとしてはνガンダムやZも使えるようなことがわかった。ちなみにナデシコも好きなので嬉しかった(どうせなら劇場版でなく、アニメ版にしてほしかったが)。ただ作品的には9つなのでそれがちょっと不満か。せっかくバンプレストから出るんだから、スパロボの常連のGガンダムやF91も出して欲しかった…。シャイニングフィンガーでバキバキに格闘やってみたかったなぁ。F91は数あるガンダムの中で屈指のかっこよさなので。
あと0083もだしてほしかった。Vガンダムも。そういえばZZがでてないじゃん。こりゃおかしいだろう。それにどうせオリジナルのマシンだすならサイバスターもだしてほしいとこだな。もっとあるぞ。ターンAも出して欲しいし、Xもだしてほしいよ。というかガンダムシリーズ全部だせよ、という感じ。

ちなみにスパロボで分類するところのスーパーロボットはでないらしい。マジンガーとかゲッターとかのことだ。まぁエヴァとダンクーガ以外はあまり興味ないからいいんだけど。

それにしてもバンプレストがだすこの手のゲームには必ずガンダムWが入っているが、そんなに人気あるのか?ミナミは一時期Wにはまったので大歓迎なんだけど、基本的にコアなガンダムファンはファースト以外はあまり見ないからなぁ。ミナミはヘビーアームズが一番すき。スパロボでも常に最優先でフル改造してしまい、後で全然使えないのが判明して後悔するのだが。

まぁさっさとガンダムvsZガンダムはクリアしてしまって、このゲーム買う資金にしてしまおう。