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ゲーム攻略、読書感想文など。

機動戦士ガンダム ガンダムvs.Zガンダム その21

2005年01月11日 16時03分38秒 | ゲーム雑記
3連休で宇宙世紀モードは達成率287%まで進んだ。ここまでこれたなら最後までやり通したいところだ。一年戦争のライラはどうにかクリア。不可能だと思っていたランバ・ラルやラムサスもクリアしたのだが、クワトロの正史ルートだけはクリアできる気がしない。さすがにパートナーがネモはきついなぁ。スーパーガンダムでもいればよかったのだが、最初のキュベレイ2機がうざすぎる。

ランバ・ラルのルートでオデッサの戦闘があるが、ダブデをどうしても破壊されてしまうので、ゲルググを三段階改造して、速攻でガンダム撃破したらどうにかクリアしたものの、三連星でこのルートはやる気が…。

で、気分転換にアーケードモードをやってみた。難易度を最もやさしくしてだが、それでもジ・Oで若干苦戦する場面はあった。それに10ステージは長すぎだ。とにかくZZを獲得したので、もうアーケードは用済みかな。あとはひまがあればサバイバルに挑戦するくらいだ。
でもまだコレクションは50%を超えた程度。いったいいつになったら…。

こういうことを言い出すとキリがないが、隠しユニットをもっと増やしてほしかったなぁ。せっかくだからアクシズのMSももうちょっとだしてもよかったのでは。あと陸戦型ガンダムがあるならEz-8とか、アプサラスとかも。

ガンダム入門5 「機動戦士ガンダム その4」

2005年01月11日 14時13分50秒 | ガンダム入門
今回は一年戦争の後編について書きます。

【ジャブローへ】
オデッサでの作戦を大成功におさめたWB隊はベルファストにある連邦軍基地にたどりつきます。このベルファストはヨーロッパにおける連邦軍最大の軍事拠点ですが、シャア率いる水中部隊マッド・アングラー隊の襲撃を受けます。ここで初めてジオンの水陸両用MSが登場しました。シャアは以前のガルマ戦死の件で更迭されていましたが、キシリア・ザビ少将によって引き上げられ、おまけに階級も大佐に昇進していました。

このベルファストで補給を受けたWB隊は次に大西洋を渡って、連邦軍の総司令部が置かれている南米ジャブローに向かいます。このジャブローは、ジオン側では正確な位置を把握しておらず、そのために攻めあぐねていました。ところが、前にも書いた通り、ここは地下の巨大空洞を利用した軍事施設のため、進入するためには専用の出口からとなるのですが、その進入口をWB隊の後をつけたシャアによってついに発見されてしまいました。ちなみにジャブローは架空の地名です。

そしてジャブロー基地内部にマッド・アングラー隊が侵入し、連邦軍との戦闘に入るのですが、実はこの基地には連邦の量産型MS、RGM-79GM(ジム)がずらりと格納されており、それらが初実戦を迎えることになります。このGMはガンダムの量産タイプというコンセプトなのですが、性能についてははるかに下回っているといってよく、シャアの搭乗しているMSM-07ズゴック(ただしシャア専用のカスタマイズ機)らに次々と倒されます。

結局この戦いもアムロの活躍によってどうにか撃退しました。しかし、秘密裏に開発していたGM(WB隊の面々もその存在は知らなかった)がジオンに露見してしまったのは取り返しがつきません。

【ソロモン攻略】
WB隊はジャブローに寄港した際、第13独立艦隊所属の独立戦隊として、ようやく連邦軍へ正式に編入されました。といっても戦艦は相変わらず強襲揚陸艦ホワイトベースのみで、アムロたち不正規のパイロットが任官したものの、若干のパイロットの補充があったこと以外は何も変わりませんでした。

WB隊はマッド・アングラー隊を撃退した後、12/2に宇宙へ向かうことになります。ただしWB隊は囮の部隊であり、この後に本命のティアンム中将率いる連邦軍第2連合艦隊が宇宙に出ます。この艦隊は先のビンソン計画によって再編成された艦隊です。
ここから連邦軍の大反抗戦が始まります。そしてその最初の段階として宇宙要塞ソロモンの攻略にとりかかります。

WB隊はテキサスコロニー(サイド5に所属)でマ・クベ、シャアとの戦闘後、ワッケイン少佐率いる連邦軍第3艦隊に合流し、ソロモンへ向かいますが、このテキサスコロニーのエピソードは劇場版では削られており、TV版ではここで戦死したはずのマ・クベも後で登場するので、このあたりの公式設定は曖昧です。

連邦軍はソロモン攻略にあたり、ソーラーシステムという、太陽光を利用した大規模なレーザー(というか太陽光を巨大ミラー壁で反射させるもの)を作り、ソロモン第6ゲートに向けて照射。同時に艦隊戦およびMS戦を展開します。12/24に行われたこの戦いでは連邦軍のRGM-79GMとモビルアーマー・RB-79ボールが初参戦し、ジオン側もMS-R09リック・ドムやYMS-14ゲルググといったMSを投入しますが、特に目立ったのは基地司令のドズル・ザビ中将自らが搭乗したMA-08ビグ・ザムでしょう。このビグ・ザムはIフィールドというビーム攻撃を無効化する装備をしており、攻撃面でもすさまじい威力を誇る大規模なメガ粒子砲を多数装備しているという桁違いな武装を持つMAでした。そしてその攻撃によってソロモン攻略戦の総司令ティアンム中将の乗艦タイタンを撃沈しています。

ガンダムはソロモン内部に侵入し戦闘、またWB隊のスレッガー・ロウ中尉の特攻とガンダムの奮戦によりビグ・ザムも撃破できました。ドズル・ザビ中将もビグ・ザムの甲板からマシンガンでガンダムを狙うなどの執念を見せましたが戦死します。ただしドズルの娘・ミネバはこの時に脱出、後にネオ・ジオンの総帥として登場することになります。
ソロモンでの戦いが終結した後、レビル大将はソロモンを訪れ、この要塞の名前もコンペイトウに変更されました。

【ニュータイプ】
ソロモンを占領した連邦軍はそこを最前線の基地とします。そしてここから宇宙要塞ア・バオア・クーの攻略に乗り出すことになるのですが、このソロモンに駐留している連邦軍が正体不明の敵から攻撃を受けます。連邦軍はこの敵をソロモンの亡霊と呼び恐怖しますが、この正体こそジオンが実戦投入した二人のニュータイプでした。
ひとりはニュータイプ研究所フラナガン機関の秘蔵っ子であるララァ・スン少尉、もうひとりはギレン・ザビにより木星船団から抜擢され、キシリアの下に送られたシャリア・ブル大尉です。
しかし、実戦投入といっても、ジオンのニュータイプ研究自体はまだ途上であり、ニュータイプの能力についても未知な部分が大半、という状態でした。したがって、シャリア・ブルやララァの実戦投入はニュータイプ専用MAに乗ってのなかばデータ収集を主目的とした試験的要素が強いものでもありました。
このニュータイプ専用MAの特徴はサイコミュ・システムの搭載があげられます。これはパイロットの脳波によってすべての操縦を行うもので、特に攻撃に関してはビットと呼ばれる小型のビーム発射装置を縦横無尽に操り、オールレンジでの攻撃を可能にするものです。ビットによる攻撃は通常のパイロットには予測困難なもので、実際、ララァはMSN-08エルメス1機で1日に戦艦4隻を沈めるという快挙を成し遂げます。

しかしこれらもニュータイプとして覚醒していたアムロの敵ではなく、MSN-03ブラウ・ブロに乗ったシャリア・ブルはあえなく戦死、ララァはアムロとシャアの戦いにおいて、シャアをかばって戦死してしまいます。このララァの死はアムロとシャアの間に決定的なわだかまりとなって後々まで尾を引きます。

一方、アムロのニュータイプ能力はというと、12機のリック・ドムをわずか3分で撃破してしまうなど、もはや通常のパイロットでは太刀打ちできないほどの実力を備えさせます。しかしそれにより、ガンダムの性能がアムロの反射神経にはついていけず、オーバーヒートしてしまいました。そこでマグネット・コーティングという改修がガンダムに施されます。これは駆動系を電磁で制御するもので、これによりガンダムの反応速度が若干上昇しました。
NT研究については大きくジオンに水をあけられた連邦軍ですが、北米オーガスタ基地で秘密裏に建造されたNT専用MSガンダムNT-1(通称アレックス)もサイド6で試験を実施するところまでこぎつけていますが、これはジオンのサイクロプス部隊の襲撃によりついにアムロの手に渡ることはありませんでした(OVA「ポケットの中の戦争」で描かれるストーリー)。

【星一号作戦】
ソロモンを失ったジオンはア・バオア・クーとグラナダを結ぶ線を最終防衛ラインとしました。ここを破られればジオン本国は丸裸となるわけです。そこで、ソーラー・レイ・システムを急遽作り、連邦軍艦隊の一挙殲滅を狙います。このソーラー・レイは連邦がソロモン攻略で使用したソーラーシステムの強化版みたなものです。

ところがここにきて予期せぬことが起こりました。12/30、レビル大将の乗るフェーベが、デギン公王の乗るグレート・デギンから通信を受け取ります。和平交渉のためです。ギレンのやり方が、すでにジオン建国の頃の志を失っており、さらにこれからもギレンの指揮下で数多くのジオン兵が犠牲になることに我慢ができなかったデギン公王の単独行動です。
この頃のデギン公王の立場は、実権をすでにギレンに握られており、公国のシンボル的立場でしかありませんでしたが、いちかばちかでギレンには内緒で連邦と和平交渉を行おうとしたのでした。

しかし無情にもソーラー・レイはグレート・デギンをフェーベもろとも焼き尽くしました。連邦軍艦隊も30%にあたる戦艦を一度に失ってしまいます。幸いにもソーラー・レイ自体は一度しか使用に耐えられないため、この一発で終わりなのですが、それでも連邦軍にとっては総司令部と戦力の中枢をいきなり失ってしまったのですから大損害になります。
一方のギレンは、すでに父であるデギン公王を必要としておらず、おそらく存在を知った上でソーラー・レイ発射を命じたと思われます。

しかし連邦軍は作戦を続行。12/31にア・バオア・クーに残った戦力をすべて注ぎ込みます。この苛烈な戦いの中で、シャアはアムロに対抗するために未完成のニュータイプ専用MS・MSN-02ジオングに搭乗します。このジオングはビーム砲を内蔵した両腕を切り離して、サイコミュシステムによって自由に操縦することができ、エルメスと同じくオールレンジ攻撃が可能なMSです。
この戦いの中でニュータイプとして覚醒したシャアでしたが、ガンダムとの戦いは互角。最終的に自動操縦同士で相討ちとなります。そして要塞内部では生身の戦いまで繰り広げました。
一方、WBも要塞内に侵入したものの、激しい攻撃の前に前進も後退もできない状態に陥っていました。

これに少し先立つ頃、司令室ではキシリア少将がギレン総帥を、父親殺しの罪で銃殺します。そしてキシリアが代わって指揮をとりますが、戦況不利とみるや脱出を図りました。
しかし脱出時にシャアに狙撃され戦艦もろとも死亡します。

WBはついに撃沈。WBのクルーたちは連邦軍優勢の情報をキャッチするや脱出し、最後は要塞外の宙域で、大破したガンダムのコア・ファイターで同じく脱出してきたアムロと合流します。アニメはここで終了します。

翌U.C.0080 1/1、グラナダにおいてジオンと連邦との間に終戦協定が締結され、ジオン公国は滅亡しました。ただし、ア・バオア・クーを脱出したジオン兵たちの一部はデラーズ・フリートやアクシズなどの残党勢力として結集し、密かにジオン再興の時期をうかがうことになります。シャアもジオン残党の拠点の一つ、アクシズに合流します。

これで一年戦争の解説は終了となります。