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読書感想文【容疑者Xの献身】

2005年09月02日 02時00分57秒 | 読書感想文
東野圭吾の新刊。なんか「殺人の門」以降長編というにはちょっと物足りない量のばっかりだなぁ・・・。まぁ内容については文句なく面白いんだけど。

容疑者Xの献身

ストーリー:
天才数学者であり高校の数学教師の石神は、アパートの隣の部屋に住む花岡靖子に密かに想いを寄せ、彼女がバイトをしている弁当屋で毎朝弁当を買ってる。
靖子には富樫という別れた夫がいるのだが、ある日その富樫がよりを戻そうと靖子の前に現れた。富樫にさんざんな目に合わされている靖子と娘の美里は、靖子の部屋で富樫を殺害してしまう。呆然とする二人。そこに石神が訪れ、自分に全部任せなさいと、富樫の死体と、絞殺に使った炬燵を自分の部屋に運んでいった。
石神は何とかしてこの親子を警察の追及から守ろうと、警察の捜査を誤った方向に向けさせるためにあらゆるトリックを仕掛けた。それは功を奏し、警察は靖子を怪しいと思いながらもきめ手が見つからない。また、石神は毎晩公衆電話から、靖子に対して警察の追及を逃れるための指示を出す。靖子に頼られることに幸福を覚える石神。
そんなある日、かつて靖子がホステスをしていた頃の常連で、靖子に思いを寄せていた工藤が現れた。工藤の出現に舞い上がる靖子と嫉妬する石神。
警視庁の草薙はこの事件の真相にたどり着けず、親友であり物理学者の”ガリレオ先生”こと湯川学に相談する。偶然にも湯川と石神は学生時代の同期であり、かつては互いの才能を認め合う仲であった。
湯川によって徐々に事件の真相は暴かれていくのだが・・・


感想:
なんかストーリーを無駄に長々と書いてしまった・・・。警察の追及を逃れるためのトリックには最後にびっくりな仕掛けがあったことが明かされ、かなり面白かった。もちろん伏線はあちこちにあったのだが。
また石神の献身ぶりが涙ぐましい。これは最後まで読まないとわからないんだけど。ほんとに最後は切ない結末。まぁ予定調和ではあるけど。