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読書感想文【分身】

2005年09月21日 17時06分53秒 | 読書感想文
だいぶ前の作品だが、未読だったので読んだ

分身

ストーリー:
函館に住む大学1年生の氏家鞠子は幼少期から母に愛されていないと漠然と感じており、その母は中学生の時、家族を道連れにしようとして自殺を図った。結局死んだのは母だけだったが、鞠子は大学入学後、母の自殺の原因は父の過去にあると推測し、東京にある父の母校へ調査に向かう。そして父の母校である東和大学の現役の学生の中に、自分と瓜二つの顔を持つ人がいることを知った。
東京に住む大学2年生の小林双葉は母子家庭に育った。昔から母に、テレビにだけは絶対出てはいけないといわれていたのだが、アマチュアバンドで活躍し、ついにテレビに出演する。すると数日後に謎の男が母の元を訪れ、翌日に母が轢き逃げにあって死んでしまった。母の死の原因を探るため、かつて母が北海道の北斗医科大学で研究員をしていた過去を調べた。実は北斗医科大学は鞠子の父もかつて研究員をしていた。双葉の母は研究中に妊娠して実家に戻ってきており、それを引き戻しに久能教授が訪れたという過去を知る。おりしも、かつて母とともに研究をしていた北斗医科大学の藤村教授から誘いを受け、北斗医科大学へ向かう。
鞠子は、かつて父が大学在学中に同じサークルだったメンバーにあたり続け、父が思いを寄せていた阿部晶子という人物を見つける。一方、双葉は雑誌記者を名乗る脇坂講介に助けられて危機を乗り越えつつも真相に近づいていった。かつて北斗医科大学では久能教授の主導の下、鞠子の父、双葉の母、そして現在も教授として残っている藤村がある研究をしていたことが明らかになる。やがて鞠子と双葉はお互いの存在を知り、釧路で会うことにするのだが…。


感想:
なんとなくタイトルと最初の数十ページで話が読めてしまう内容だなと思った。面白いんだけど、どうにも2人の主人公の性格に好感が持てないなぁ。