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読書感想文【葉桜の季節に君を想うということ】

2005年09月13日 16時02分11秒 | 読書感想文
著者の最高傑作として有名で、「このミステリーがすごい!」の1位も獲得した作品ということで仕事帰りに買っていった。

葉桜の季節に君を想うということ

ストーリー:
素人探偵で”なんでもやってやろう屋”の成瀬将虎は、後輩のキヨシが想い焦がれる愛子から、おじいちゃんの保険金殺人の真相の調査を依頼される。実はおじいちゃんは晩年、「蓬莱倶楽部」という会社の霊感商法にはまってしまい、5千万円の散在をしていた。愛子は、おじいちゃんに保険金をかけて殺したのはこの蓬莱倶楽部だとにらんでいる。蓬莱倶楽部の調査に乗り出す成瀬は、一方で、たまたま線路に飛び降り自殺をしようとした麻宮さくらを救い、それが縁でさくらと交際を始める。蓬莱倶楽部の被害者の実態が次々に明らかになり、徐々に蓬莱倶楽部の正体に近づく成瀬だが…。


感想:
どこかに大きな仕掛けがあるだろうな~と疑いながら読んでいたが、途中で見破ることができなかった。ネタバレになるが、叙述トリックである。謎が解けたとたん、あっと驚き、やはり「このミス」1位になるだけのことはあるなぁと思ったが物語り的にはきちんと完結してないような感じで、消化不良だった。ヒロインのさくらが、個人的にはいいキャラだなと思った。