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読書感想文【闇先案内人】

2006年01月25日 00時17分15秒 | 読書感想文
結構前のものだが、最近古本屋で買って読んだ。

闇先案内人

ストーリー:
葛原は東京を拠点に、何らかの理由で国内にいられなくなった人間を国外に逃がす”逃がし屋”をしている。この逃がし屋には、それぞれの分野でのプロフェッショナルが所属しており、チームで活動している。
ある日、警察庁警視の河内山が葛原の前に現れて、極秘で来日中の隣国の要人を捕らえるよう依頼した。”その国”の要人は関西の”逃がし屋”である成滝にかくまわれており、5日後には出国してしまう。同じ”逃がし屋”なら見つけられるだろうと白羽の矢を立てられた葛原。断れば殺人の罪で捕まえられてしまい、チームにも迷惑をかけてしまうため、やむを得ずその依頼を受けることになったのだが・・・。

感想:
作中で”その国”といわれているのは北朝鮮がモデル。で、その独裁者の後継者のひとりが来日中という設定になっている。葛原と成滝、そして”その国”出身の在日の連中の三つ巴の戦いが繰り広げられることになる。実はこの依頼の裏には、別の狙いがあったり、とにかくどんでん返しが多い話なのだが、その裏をすべて見破っていく葛原がすごい。あと、途中に出てくるヤクザの本条がかっこよかったなぁ。長いが、あっという間に読み終わってしまった。