知る人ぞ知る、というかマニアックなんだか有名なんだかわからないマンガ。
『トライガン』
作者:内藤泰弘

ストーリー:
はるか未来、Project SEEDS というプランによって地球を離れた人類は新たな居住惑星を求めてはるか長い旅を続けていた。宇宙船の動力源は”プラント”と呼ばれるロスト・テクノロジーで、どんなものでも生むことができる究極の物質。その宇宙船の中で、人類と同じ形のプラントの突然変異種が生まれた。主人公のバッシュとナイブズである。一部のクルー以外、全ての人間が人工冬眠している船の中でレムという女性が母親代わりとなり、二人を育てる。
が、ある日、自分たちよりも前に誕生していたプラントの変異種が人間の実験により無残な姿になったことを知る。憤ったナイブズは宇宙船をたまたま通りかかった惑星に落下させようとした。
その目論見はレムによって阻止され、ある程度の宇宙船は惑星に不時着した。その惑星は、大気こそかろうじてあったが、ほかには何も資源のない砂漠だけの過酷な星。人類はプラントによって水などの資源を生み出すことでかろうじて1世紀以上をその星で過ごしてきた。

神業以上ともいえる銃の天才・バッシュは人類への復讐を企てるナイブズを探し、惑星中を旅する。どんな状況でも絶対に人を殺さずに銃で解決してしまうバッシュは、いつしかバッシュ・ザ・スタンピードの2つ名で呼ばれるようになり、600億$$の賞金首となっていた。なぜならプラントの突然変異種であるバッシュはプラントと共鳴する力を持つと同時に、右腕にはエンジェル・アームと呼ばれる銃を持っており。その暴走により大都市を丸ごと消し去った過去があったからだ。
旅の中でGUNG-HO-GUNSと呼ばれるナイブズが放った刺客がバッシュに襲い掛かるようになった。GUNG-HO-GUNSは一人一人が常人をはるかに凌駕した魔人だが、バッシュと、いつの間にか一緒に旅をすることになった自称牧師のニコラス・D・ウルフウッドの2人で蹴散らしながらナイブズを探す・・・。
感想:
一言でこのマンガを言い表すと未来のガンアクションマンガ。ただしいろんな銃が出てくるのが魅力である。主人公のバッシュはリボルバー式の愛銃のほかに左手の義手の中の仕込み銃、そして都市を丸ごとふっとばすエンジェル・アームがある。
相棒のウルフウッドは人間の身長に匹敵するくらい大型の十字架型のマシンガン、パニッシャー。

さらにGUNG-HO-GUNSの面々の多彩な攻撃も面白いのだ。彼らには全員二つ名がある。羅列すると、
1.モネブ・ザ・ゲイル(両手と背中にガトリングガンを装備)
2.マイン・ザ・EGマイン(全方向に針を飛ばす)
3.ドミニク・ザ・サイクロプス(眼帯の中の眼が相手に催眠術をかける)
4.レオノフ・ザ・パペットマスター(本物の人間と見分けがつかないほど精巧な人形を操る)
5.ニコラス・ザ・パニッシャー(ウルフウッドの正体)
6.ホッパード・ザ・ガントレット(巨大な鉄のコマのようなものが半身となっており、高速回転させると銃弾も弾く)
7.ミッドバレイ・ザ・ホーンフリーク(サックスから放つ音波で中枢神経に衝撃をたたきつける)
8.グレイ・ザ・ナインライブズ(巨大な人間の中に9人の小人が入って操っている)
9.雷泥・ザ・ブレード(正面から銃弾を弾き返す剣の達人)
10.リヴィオ・ザ・ダブルファング(巨大な機関銃を2丁同時に操る)
11.ラズロ・ザ・トライパニッシャー・オブ・デス(リヴィオの別人格。背中の義手も使ってパニッシャーを同時に3つ操る)
12.ザジ・ザ・ビースト(惑星に古くから住む蟲が操る人間。蟲のネットワークにより惑星中の情報がわかる)
13.エレンディラ・ザ・クリムゾンネイル(最強のロストナンバー。巨大な釘を相手に突き刺す)
こいつらがいろんな手口でバッシュを葬り去ろうとする。中にはナイブズに対して謀反を起こした奴もいるんだが。とにかく物語の途中からGUNG-HO-GUNSが出てきて一気に面白くなる。また、相棒のウルフウッドもかなり渋いというか複雑な過去を抱えたキャラで、この男の戦いっぷりもすごい。

全26話のアニメ版もあり、これは途中までしか進んでいない原作の内容を換骨奪胎した話しなのだが、これはこれで面白い。GUNG-HO-GUNSの設定も一部変わっており、特にナインライブズの正体がロボットになっている。個人的にはそっちの方がかっこいいと思っているのだが。

絶対に人を殺さないバッシュと、究極のリアリストで容赦なく敵を殺すウルフウッドの比較もあり、アニメ版ではこれがストーリー後半の重要なテーマになるのだが、アニメのあの最後の終わり方はなんだかなぁと思った。ただテーマソングの「H・T」は好きで着メロにしている。
『トライガン』
作者:内藤泰弘

ストーリー:
はるか未来、Project SEEDS というプランによって地球を離れた人類は新たな居住惑星を求めてはるか長い旅を続けていた。宇宙船の動力源は”プラント”と呼ばれるロスト・テクノロジーで、どんなものでも生むことができる究極の物質。その宇宙船の中で、人類と同じ形のプラントの突然変異種が生まれた。主人公のバッシュとナイブズである。一部のクルー以外、全ての人間が人工冬眠している船の中でレムという女性が母親代わりとなり、二人を育てる。
が、ある日、自分たちよりも前に誕生していたプラントの変異種が人間の実験により無残な姿になったことを知る。憤ったナイブズは宇宙船をたまたま通りかかった惑星に落下させようとした。
その目論見はレムによって阻止され、ある程度の宇宙船は惑星に不時着した。その惑星は、大気こそかろうじてあったが、ほかには何も資源のない砂漠だけの過酷な星。人類はプラントによって水などの資源を生み出すことでかろうじて1世紀以上をその星で過ごしてきた。

神業以上ともいえる銃の天才・バッシュは人類への復讐を企てるナイブズを探し、惑星中を旅する。どんな状況でも絶対に人を殺さずに銃で解決してしまうバッシュは、いつしかバッシュ・ザ・スタンピードの2つ名で呼ばれるようになり、600億$$の賞金首となっていた。なぜならプラントの突然変異種であるバッシュはプラントと共鳴する力を持つと同時に、右腕にはエンジェル・アームと呼ばれる銃を持っており。その暴走により大都市を丸ごと消し去った過去があったからだ。
旅の中でGUNG-HO-GUNSと呼ばれるナイブズが放った刺客がバッシュに襲い掛かるようになった。GUNG-HO-GUNSは一人一人が常人をはるかに凌駕した魔人だが、バッシュと、いつの間にか一緒に旅をすることになった自称牧師のニコラス・D・ウルフウッドの2人で蹴散らしながらナイブズを探す・・・。
感想:
一言でこのマンガを言い表すと未来のガンアクションマンガ。ただしいろんな銃が出てくるのが魅力である。主人公のバッシュはリボルバー式の愛銃のほかに左手の義手の中の仕込み銃、そして都市を丸ごとふっとばすエンジェル・アームがある。
相棒のウルフウッドは人間の身長に匹敵するくらい大型の十字架型のマシンガン、パニッシャー。

さらにGUNG-HO-GUNSの面々の多彩な攻撃も面白いのだ。彼らには全員二つ名がある。羅列すると、
1.モネブ・ザ・ゲイル(両手と背中にガトリングガンを装備)
2.マイン・ザ・EGマイン(全方向に針を飛ばす)
3.ドミニク・ザ・サイクロプス(眼帯の中の眼が相手に催眠術をかける)
4.レオノフ・ザ・パペットマスター(本物の人間と見分けがつかないほど精巧な人形を操る)
5.ニコラス・ザ・パニッシャー(ウルフウッドの正体)
6.ホッパード・ザ・ガントレット(巨大な鉄のコマのようなものが半身となっており、高速回転させると銃弾も弾く)
7.ミッドバレイ・ザ・ホーンフリーク(サックスから放つ音波で中枢神経に衝撃をたたきつける)
8.グレイ・ザ・ナインライブズ(巨大な人間の中に9人の小人が入って操っている)
9.雷泥・ザ・ブレード(正面から銃弾を弾き返す剣の達人)
10.リヴィオ・ザ・ダブルファング(巨大な機関銃を2丁同時に操る)
11.ラズロ・ザ・トライパニッシャー・オブ・デス(リヴィオの別人格。背中の義手も使ってパニッシャーを同時に3つ操る)
12.ザジ・ザ・ビースト(惑星に古くから住む蟲が操る人間。蟲のネットワークにより惑星中の情報がわかる)
13.エレンディラ・ザ・クリムゾンネイル(最強のロストナンバー。巨大な釘を相手に突き刺す)
こいつらがいろんな手口でバッシュを葬り去ろうとする。中にはナイブズに対して謀反を起こした奴もいるんだが。とにかく物語の途中からGUNG-HO-GUNSが出てきて一気に面白くなる。また、相棒のウルフウッドもかなり渋いというか複雑な過去を抱えたキャラで、この男の戦いっぷりもすごい。

全26話のアニメ版もあり、これは途中までしか進んでいない原作の内容を換骨奪胎した話しなのだが、これはこれで面白い。GUNG-HO-GUNSの設定も一部変わっており、特にナインライブズの正体がロボットになっている。個人的にはそっちの方がかっこいいと思っているのだが。

絶対に人を殺さないバッシュと、究極のリアリストで容赦なく敵を殺すウルフウッドの比較もあり、アニメ版ではこれがストーリー後半の重要なテーマになるのだが、アニメのあの最後の終わり方はなんだかなぁと思った。ただテーマソングの「H・T」は好きで着メロにしている。