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【マンガ100選】その5 コータローまかりとおる!

2006年06月28日 01時58分32秒 | マンガ100選
マガジンの名物マンガだったが、どうやら絶筆か。。。

『コータローまかりとおる!』
作者:蛭田達也

ストーリー:
新堂空手道場の跡取り・新堂功太郎は東京ドームの数百倍の敷地を持つ私立鶴ヶ峰学園の高校2年生。腰まで届く長髪のために、毎日のように風紀委員で幼馴染の渡瀬麻由美や居合いの達人・天光寺輝彦に追い回される毎日を送っている。
コータローまかりとおる!(15)
[第1部]
学園を裏で牛耳る”蛇骨会”の後継者争いに巻き込まれた功太郎。砂土屋俊兵や謎の美女・紅バラ(実はニューハーフ)と死闘を繰り広げつつもどうにか生き延び、蛇骨会を解散に追い込む。

コータローまかりとおる!(5)

[第2部]
続いてムーア国の王女・クララが留学にやってきた。クララのパンティを盗もうとする功太郎の前に護衛のアンドレとクリスが立ちふさがる。裏ではムーア国の政権転覆をもくろむ大臣が糸を引き、クララの身を守るために功太郎が戦う。
コータローまかりとおる!(2)
[第3部]
新風紀委員の委員長である吉岡達也の依頼により、蛇骨会の遺産であるルビーを探しに功太郎たちは不良の溜まり場であるDブロックに向かう。そこは様々な勢力が抗争を繰り広げる無法地帯であった。Dブロックでクンフーの達人・如月剣次と邂逅し、同じく遺産を探す集団・サイクロプスとの戦いに共闘する。
[第4部]
極端流空手部の主将(部員は功太郎のみ)である功太郎は、全国大会出場を賭け、学園内の学内予選に臨む。だが、功太郎を嫌う生徒会長の横槍により、学内予選は団体戦のみとなってしまった。元応援団団長であり学園50年生の鹿斗典善から自由流空手を教わった功太郎は如月や天光寺、麻由美たちをチームメイトに加えて予選に臨む。何度も危機に見舞われつつ決勝に進出した極端流空手部。決勝では後百太郎率いる応援団とぶつかり、大将戦では歴史に残る名勝負を繰り広げて功太郎が勝利する。
コータローまかりとおる!(18)
[第5部]
全国大会に出場した功太郎。麻由美に一目ぼれし、典善から自由流空手を受け継いだ米俵権佐ェ門、かつて功太郎の幼馴染で、いまだに功太郎に想いを寄せる真崎純と、純の幼馴染の犬島剣兵らが功太郎の前に登場。複雑に絡んだ恋愛模様の中で行われたトーナメントだが、誰よりも麻由美を想う功太郎が最後に米俵を倒して優勝する。
[第6部]
新堂空手道場に、功太郎の父の友人である謎のギタリスト・スティーブ・パイが居候にやってきた。時を同じくして功太郎と知り合った孤高のギタリスト・音見響と功太郎の素質を見抜いたパイは功太郎をドラマー、自らはベースとしてセッションを組む。そこにカイザーというギタリストがやってきた。白人至上主義のカイザーはパイを自分のものにしようと企む。パイを守るため、カポエラ使いのブラックと戦う功太郎。そして音見はカイザーとギターで勝負をする。
[第7部]
解散したはずの蛇骨会が再び動き始めた。すべての黒幕は、白バラの異名を持つ吉岡達也だった。日本を手に入れるために大物フィクサーの赤岩心水やCIAと手を組む吉岡は、千葉流舞踊の秘技を使って日本を洗脳しようとする。心水の孫で殺し合いマニアの火納江陽水や、心水とCIAが放つ刺客が功太郎たちに襲い掛かる。さらには中国マフィアや華僑、音見らまで巻き込んで大騒動となるなか、吉岡の洗脳は天才シンガー・渡ヶ瀬真由美の歌声によってかき消される。そして功太郎は吉岡との決戦に向かう。
[柔道編]
第一柔道部の主将・伊賀稔彦に投げ飛ばされた功太郎はリベンジのため、極端流空手部を極端流柔道部に変更し、柔道の学内予選に参戦。素質がありつつも気弱な性格のために勝てない西郷三四郎や天才的な空気投げの達人・三船久三、そして柔道初心者の麻由美や百太郎をチームに入れて団体戦に臨んだ。その中で西郷の才能が開花し、ライバルともいえる第十三柔道部の醍醐を山嵐で倒し、全戦わざと負けた功太郎は決勝戦で伊賀を破り雪辱を果たす。
コータローまかりとおる! 全59巻 蛭田達也/作

感想:
かなり大雑把にストーリーを書いてみた。とにかく長い。大河ドラマみたいなマンガ。
ミナミが中学の時にはまったマンガで、ギャグの切れが素晴らしい。また、学園もの、ラブコメ、格闘マンガなどなどいろんな要素が含まれているため、一概にジャンルを特定できないところもこのマンガの面白いところ。
実は第4部あたりから絵が変わった感じがしていて(急にうまくなったように感じた)、それまでの3部はあまり好きではない。また、第6部や第7部も中だるみがあったりするように感じるんだがどうだろう。
新・コータローまかりとおる!(第21巻)

個人的には柔道編が一番好き。全27巻の柔道編は、もともと作者が別のマンガとして描こうとしていたストーリーであるため、それだけで独立して読んでも面白いし、実際は柔道のルール内で行われる異種格闘技戦に近い戦いの数々も面白い。何より最初の方で張られた伏線が最後になって見事に回収される構成が素晴らしい。西郷の成長物語としても描かれており、それも魅力のひとつなのだが、実践柔道を掲げる第十三柔道部顧問の鮫島敏樹がいい味だしている。何気に柔道編で一番すきなのはこのオヤジだ。
コータローまかりとおる!(11)
柔道編の後に「コータローまかりとおる!L」が始まったのだが、作者の病気のためか途中で止まったまま。なんとか最後まで描いてほしいのだが・・・。