ミサイルとメチレンブルー

2016年02月06日 00時15分21秒 | 自己満足的疑問解決
ちょっと意図が異なるかも知れないけど
災害時や非常時の際に必要な薬を、どの病院が何をどれだけ備蓄しているか?
情報共有しようという流れがありまして、その中で

北朝鮮でミサイルが発射された際に必要な
メチレンブルーは○×病院にある

という奇妙な申し送りがありました。

メチレンブルー・・・?
何となく色素だなってのはわかります。

うちの病院にはピオクタニンブルーってのが置いてあって
細菌を染色したり、手術の際に身体に線を引くマーカー。
果ては人工血管の消毒に使われたりするそうです。

このメチレンブルーも同じようなもんかな?って調べてみると
広くは鑑賞魚の白点病の治療に使われるそうです。


では北朝鮮のミサイルとどう関係があるの?
ってグーグル検索してみると2012年の時点で何人かがブログにしていました。
というか日本テレビのバンキシャでも既に放送されていたのね。

日本テレビ|真相報道バンキシャ!|2012/04/08(日)放送 | TVでた蔵

要はミサイルの燃料にはヒドラジンという物質が含まれていて
ミサイルが爆発することで、ヒドラジンがばら撒かれるかも知れない。
このヒドラジンは有毒でメトヘモグロビン血症という症状を引き起こすそうです。

メトヘモグロビン血症は簡単に言えば、血液の中の酸素が極端に少なくなった状態で
もっと極端に言えば酸欠になった状態って感じです。

このメトヘモグロビン血症を治療する薬がなんとメチレンブルーなのだそうです。
(作用機序は私もよくわからないので割愛(笑))

当院には備蓄が無いのですが、鑑賞魚の薬が北朝鮮のミサイルにも
有効だなんてとても驚きです。
もちろん濃度が異なるので、ミサイルが落ちてきたからといって
市販のメチレンブルーを服用するのはナンセンスなんで止めましょう。

北朝鮮のミサイルについてはニュースでやってても
いま一つ、実感という気持ちが入りませんでした。
まさかミサイルの対策をする日がくるなんて。






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