赤い手

2013年09月21日 00時21分01秒 | + プラス
ふと思い出したので書きます。

私は奈良市にある都跡小学校出身なんですが
小学校の1年の頃に怪談話“赤い手”ってのが流行ったことがあります。
流行ったというのか流行らされたのか?
当時の新聞部の記事に旧校舎に幽霊の赤い手が出た!ってのが載ってて
女の子が赤い手を見て恐怖に慄いている写真も掲載されてました。

はっきり覚えてないのだけど
旧校舎の階段をのぼっていると赤い手が現れて

「赤い手いるか?」

と質問してくるそうです。
「いる」 と答えれば背中から赤い手が生えてきて
「いらない」と言えば、腕がちょん切れてそれが赤くなるのかな?

とにかく覚えてないのだけど、理不尽極まりない幽霊なワケです。

ネタばらしすると新聞部が記事の注目を集めるために
わざわざ合成写真を用意して新聞に載せたそうなんですが、
小学校の頃の私は純情真っ直ぐ君だったので、赤い手は絶対に居ると
信じ切ってしまい、もう恐怖のどん底に追いやられたのを覚えています。

とにかく赤い手のせいで夜寝る時は豆球を付けないと寝れないし(今は暗く無いと駄目)
寝てる時のちょっとした物音でビクビクでした。
挙句の果てには夢にまで出てくるし(病院のベットの上で寝てると赤い手に足を引っ張られる夢)
実際に幽霊まで見てしまう始末。

当時の新聞部の奴らには文句の一つでも言ってやりたいくらいです。
で、実際にこの赤い手とやらは存在するのかと現代文明のネット検索で調べてみたのだけど
引っかかってこないので、どうやら都跡小学校新聞部のオリジナル幽霊のようです。
いや~35歳になったオッサンに思い出の1ページを書かせるに至るなんて・・・
当時の新聞部の奴らは小学生なのに本当に凄いと思う。
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