こっそり反論

2012年10月12日 23時49分36秒 | 意見・物申す
うちの病院グループが出してる機関紙に院外処方に関するとんでもない記事がありました。
モロに反論したらクビになるかもしれないので、こっそりと反論。
内容は一部の抜粋なのですが、文脈がまったく繋がって無いというか
院外処方=悪ってだけを言いたいような内容です。

●薬の院内処方は690円  院外処方では7010円

厚生労働省は医療費削減という大義名分の下に、医薬分業を進めてきました。
目立たない小さなことですが、私たちは患者目線を忘れることがあります。

実際には院外処方に技術点数を加算した結果、医療費は上がり、その費用は患者さんが負担するのです。
高血圧で1回分ごとに薬を一包化して院外処方にした場合の薬剤費を除いた費用は、
院内処方では690円、院外処方では7010円となり、その3割が患者負担です。
多くない生活費から医療費を捻出する慢性疾患を抱えた高齢者にとって、この差は小さくはありません。

病院の方針として◆◆がそれを進めるとき、私たちは知らず知らずに患者さんの選択権を奪ってしまうのです。
患者さんは病院や医者を選ぶことができますが、病院が院外処方を方針として選ぶとき、
患者さんからその選択肢を奪ってしまうのです。

(略)

まず
>院内処方では690円、院外処方では7010円となり、その3割が患者負担です。

ってところ。これはもう本当に極端。
確かに院外に出すのは一般的には患者の負担が増える。
それは調剤薬局が金をとるサービスを病院では無料で行ってるから。
とは言え、薬をジェネリックに帰る等で負担が軽くなる人がいる人も事実。
そもそも負担が増えるっていっても、思ってる程負担が増えないのもだけどね。

>病院の方針として◆◆がそれを進めるとき、
>私たちは知らず知らずに患者さんの選択権を奪ってしまうのです。

いやいや。◆◆の方針で院内処方一辺倒だったら院外に出せってクレークがありましたやん。
どっちが患者の権利を奪ってるんだよ。

>厚生労働省は医療費削減という大義名分の下に、医薬分業を進めてきました。

これは無知なのかどうなのか・・・確かに医療費削減ってのはある。
院外に出すことで安いジャネリックに変更し、結果として医療費削減になるけど
もともとの目的は薬剤師の専門制を生かすことにあって、
薬を院外に出して、かかりつけの薬局を持ってもらうことで患者の医薬品管理の一元管理にもなるし、
院外処方になって、手が空いた分を病棟にいる患者のフォローに回るとかして
チーム医療にかかわっていくてのが、大筋だと思うのだけど知らないのかな?
そもそも医療費削減について言うならばコンビニ受診をやめさせるようしろっての。

もちろん入院してくる患者さんをみてると
複数の病院を受ければ、複数の薬局で調剤されてるという
1:1の関係になってしまってて必ずしも機能しているとは言えない。
そして先述のように患者の負担が増えてしまうことも確か。
けどうちの病院グループが本当に院外処方を控える理由は別であって
それは・・・・書けない・・・うん。
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