東京都や特別区の食品衛生監視員のOBで作っている研究会の例会と忘年会がありました。
あいにくの雨模様でしたが、地下鉄の外苑前から熊野通りを歩いて例会の場所に向かいました。
しばらく歩くと熊野神社がありました。神社は、元和五年徳川頼宣卿の邸内(現在の赤坂御所)に奉斎されていた御宮を町民の請により正保元年正月七日現在地に移遷し、翌年四月本殿拝殿その他造営し完成。青山総鎮守と仰ぎ奉り熊野大権現より神仏分離の令により社号を青山熊野神社と改称されたということらしいです。
いつもは通り過ぎてしまうのですが、今回はこんなものが気になって寄ってみました。「茅の輪くぐり」です。
「茅の輪潜り(ちのわくぐり)」は除災行事である6月と12月に行われる大祓(おおはらえ)で行われます。これは、茅草で作られた輪の中を左まわり、右まわり、左まわりと八の字に三回通って穢れを祓うものです。神話では茅の輪を腰につけて災厄から免れたとされ、茅の旺盛な生命力が神秘的な除災の力を有すると考えられてきました。また、茅の輪の左右に設置する笹竹に願い事を書いた短冊を振下げ、七夕に河川に流すといった俗信仰は、書初めをどんど焼きで焚くと筆が上達するといった行事と対応しているそうです。
例会の後は、ここで忘年会を行いました。