トルコのトピックス

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映画「征服1453年」今日、トルコ全国で封切られました

2012年02月17日 | 文化
2月17日 問題の映画「征服1453年」が今日、全国いっせいに封切られました。映画の封切時間は通常、夜ですが、この映画は14時45分に封切り。イスタンブール征服の1453年のちなんだのです。

 Hurriyet
映画「征服1453年」のポスター


ファルク・アクソイ監督のこの映画は、スルタン・メフメット2世率いるオスマン軍がイスタンブールを征服する物語です。
この映画は1月、ギリシアで試写が行われたとき、ギリシア人を怒らせたそうです。ギリシアの週刊紙「ト・プロト・テマ」は、この映画は“トルコによるプロパガンダだ”と書きました。

ドイツのケルンのキリスト教徒協会「ヴィア・ドロロサ」は、この映画のボイコットを呼びかけました。「われわれはすべてのキリスト教徒にこの映画を見ないよう勧告します」と同協会は言っています。

・・・このポスターのメフメット2世、どう思います? 私は実物もこんなルックスの方だろうと思っていましたから、文句ないです。
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ギリシア正教総主教がトルコ国会でスピーチ

2012年02月17日 | 国内
2月17日 ギリシア正教のバルトロメウ総主教さまが来週20日、トルコ国会でスピーチされることになりました。もちろん、トルコ共和国の歴史でも初めてのことです。 

 Hurriyet

バルトロメウ総主教はマイノリティに関する多くの問題を提出すると思われます。たとえば、長く論議されているへイベリアダのハルキ神学校再開とか、ギリシア人・アルメニア人・シリアク人らに関する教科書の不利な記述の除去とか、公的機関のマイノリティの雇用などですね。

国会ではいま新憲法の草案が審議中ですが、バルトロメウ総主教のアンカラ招待は新憲法のフレームワークと関係しているようです。

総主教さまはめっきり減少したギリシア人の権利だけでなく、他の多くのマイノリティの期待も背負っています。


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