トルコのトピックス

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PKKの武装メンバー800人が脱退すると情報筋

2013年04月02日 | 国際
4月2日 軍と治安当局からミリエット紙が得た情報によると、不法テロリスト集団PKKの武装メンバー1500人の中の800人は、トルコを去らなければならないそうです。
メンバーの中の約300人は物資調達のために働き、400人はトルコ軍と武力闘争を行なったことがなかったということです。

 Hurriyet
テロリストの尖兵は洗脳された、子供みたいな坊やたち


その他の100人の武装メンバーは、PKKのメンバーとして犯罪を犯していないので、法的手続きがすんだら釈放されます。
エルドアン首相は、武装メンバーは国外に出るまえに武器を放棄するよう求めていますが、これはテロリストに対する“誠意のテスト”だろうと情報筋は言いました。撤退するためには武器を捨て軍服を脱ぐことになりました。
PKKの武装メンバーがいる県は東南部のハッカリ、シュルナク、ビンギョルで、ディヤルバクルとトゥンジェリの田舎にもいるそうです。

最近テロ攻撃がめだってきた「革命人民の党/フロント」(DHKP/C)もトゥンジェリにいるようです。

・・・山の中で厳しい生活をしてきたPKKの若者たちも、テロリストなんかやめて、オカーチャンが待つお家に帰ればいいのです。若いみなさん、新しい未来があります。


テッサロニキで90年ぶりにモスクで礼拝が行なわれた

3月30日、ギリシアに住むムスリムたちが、テッサロニキにある歴史的なイエニ・ジャミイ(新モスク)で90年ぶりに礼拝しました。コモティーニに住む50人の神学生もテッサロニキに来て祈りを捧げたそうです。

 Hurriyet
それにしてもリッパな建物ですね


このモスクは通常、展覧会場として使われています。ケリム・ウラス駐ギリシア・トルコ大使は「正しい方向へのポジティブなステップ」として、これを評価。「アテネにもムスリムたちが祈れる場所ができることを願っています」

テサロニキのトゥールル・ビルテキン・トルコ総領事も、この決断に満足しています。
「この歴史的進展を聞いて喜んでいます。テッサロニキ以外のところでも、イスラムの聖日の間、モスクがムスリムたちにオープンされることを希望します」

イエニ・モスクは1902年、イタリアの建築家ヴィタリアーノ・ポセッリによって建てられましたが、1923年、礼拝に使えなくなりました。その後、市の展覧会ホールに改装されました。

・・・ローザンヌ条約によって、1923年から、トルコに住むギリシア人はギリシアへ、ギリシアに住むトルコ人はトルコへ強制送還されましたが、ギリシアのトラキア地方に住むトルコ人は居住しつづけることが許されました。そのため、ギリシアのトラキア地方にはいまもイスラム教徒のトルコ人が多く住んでいます。
彼らはもちろのギリシア国籍を持ったギリシア市民です。従って、ギリシア政府が彼らの信仰の自由を守るのは当然のことなのです。


アメリカのケリー国務長官が今週末トルコを訪れる
 
外交筋によると、アメリカのジョン・ケリー国務長官が今週末、トルコを訪れるようです。
この訪問でエルドアン首相待望のオバマ大統領との会談が5月16日に行なわれることが明らかになるでしょう。
Hurriyet
3月30日、トルコのアフメット・ダウトオール外相とアメリカのジョン・ケリー国務長官は、電話でシリアとイラクの危うい状況について話し合いました。
ケリー国務長官は2月にもトルコを訪れ、ダウトオール外相、エルドアン首相、ギュル大統領と会談しています。


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「シリアの反体制派を国連に加盟させよう」ダウトオール外相

2013年04月02日 | 国内
4月1日 アフメト・ダウトオール外相は、カタールの首都ドーハで行なわれた「アラブ連盟」の第24回サミットに出席しました。会議ではシリア問題とパレスチナ問題が専らの議題になりました。

 Cumhuriyet

3月26日のサミットのオープニングで、ダウトオール外相はスピーチし、「われわれはシリアの暫定政府を国連に加盟させるために努力しなければならない」と言いました。
「今日、シリアの人々の正当な代表がアラブ連盟に加わったことは歴史的第一歩です」
とダウトオール外相は言い、国際社会の暫定政府への支持の不足を強調しました。

「国際社会、とくに国連の安全保障理事会がシリアの体制の専制に対して怠慢だったため、多くの生命が失われました。
わが国はシリアの人々のために最大の努力をしています。わが国の17のキャンプには、いま20万人のシリア人が暮らしています。そのほかに、10万人のシリア人がキャンプの外の町や都市で暮らしています。

わが国は彼らをゲストとして迎え、保健、教育等々、日常生活に必要なケアを与えています。
また、わが国は国境のゼロ地点にいるシリア人たちにも人道支援をしています・・・」

ダウトオール外相はトルコの人道支援船襲撃に関してイスラエルのネタニヤフ首相が謝罪したことにも触れ、パレスティナについても語りました・・・。


   オジャランはもし釈放されても刑務所を出ないだろう

クルド系政党BDP(平和民主党)のセラハッティン・デミルタシュ共同議長は、PKK(クルド労働者党)のリーダーアブドゥラ・オジャランは、もし今日、釈放されても、刑務所を出ないだろうと言いました。

 Hurriyet
BDPのセラハッティン・デミルタシュ共同議長


「オジャランは“問題は私の自由ではない。政府が今週または今月、私を釈放したとしても、私はここを出ないだろう”と言っていた」と、デミルタシュ共同議長は最近のヒュリエット紙のインタビューで語りました。

「私は政治的人物だ。私は私の政治的主張のために、ここにいる。もし私がここを出るとしたら、それは社会的自由と民主主義が達成されたときだ。私の釈放を問題にするのはまちがっている」とオジャランは言ったそうです。

カンディル山中を基地にしているPKKのリーダー、ムラト・カラユランについて、デミルタシュは、彼らはまだオジャランの決定に忠実だと言いました。

「ただ、政府側はいつでも好きなときにオジャランに会えるが、カンディル側はBDPと国家権力を通じてしか彼と接触できないことが問題を難しくしている。カンディル側は組織された集団であることを示し、刑務所内のオジャランと直接コンタクトをとることを要求している」とデミルタシュ共同議長は言い、PKK内にも意見の相違がなくはないと付け加えました。


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