世界初の子宮移植をした女性が妊娠

４月１８日　亡くなったドナーの子宮を移植した女性が人口受精に成功し、いま妊娠２週間になっていると、彼女の医師が発表しました。

　Cumhuriyet

２２歳のデルヤ・セルトさんはアンタリヤのアクデニス大学病院で人工授精を受け、いま妊娠２週間になっていると、ムスタファ・ウナル医師が文書で発表しました。「いまのところ、彼女はまったく元気です」

２０１１年８月、セルトさんは同じアンタリヤの病院で、世界で初めて、亡くなったドナーの子宮を移植することに成功しました。
セルトさんの妊娠というびっくり仰天のニュースは、世界中の子供を産めない女性たちに希望を持たせるかもしれません。

生まれつき子宮のない女性は世界に５０００人に１人いるそうですが、セルトさんも生まれつき子宮がありませんでした。
子宮の移植後、子宮が機能しているか確かめるために１８ヶ月待ってから、人工授精を行なったと医師は言っています。

彼女の子宮移植は世界で２例目です。最初は２０００年にサウジアラビアで行なわれた例で、生きているドナーから子宮が提供されましたが、移植は失敗し、９９日目に子宮は除去されました。

セルトさんの場合、出産は帝王切開で行なわれ、合併症や拒絶反応の危険を避けるために、出産後、何ヶ月か後に子宮は取り出されるそうです。

・・・なんだか、恐ろしいような話ですね。それにしても、生まれつき子宮のない女性が５０００人に１人もいるなんて、私、寡聞にして知りませんでした。

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