カンディル山のオジャランへ返事をＢＤＰが受け取った

４月９日　北イラクのカンディル山中を基地にしている非合法テロ集団ＰＫＫ（クルド労働者党）の本部が、最近のオジャランから書簡の返事をクルド系政党ＢＤＰ（平和民主党）の議員たちに託しました。
オジャランの書簡はクルド問題解決のための和平プロセスに関するものです。

　Hurriyet

イムラル島にオジャランを訪ねた後のＢＤＰの議員たち。セラハッティン・デミルタシュ共同議長（右）、スルル・シュレイヤ・オンデル議員（中央）、ペルヴィン・ブルダン議員。

ＰＫＫとリンクしているといわれるフラート・ニュースによると、平和民主党（ＢＤＰ）のセラハッティン・デミルタシュ共同議長とスルル・シュレイヤ・オンデル議員が、オジャランの最新の書簡に対するカンディル山の返事を受け取るために、今日、カンディルに向かいました。

ＢＤＰの議員たちはこれまでに４度、イムラル島を訪ね、オジャランの手紙をヨーロッパやイラクのＰＫＫメンバーに届けています。

“イムラル・プロセス”すなわち“和平プロセス”は政府とオジャランの話合いから始まり、ＰＫＫの武装メンバーに武器を置き、トルコ領内を去るよう説得することを目標にしています。

３月２１日、ネヴルズの祭で読まれたメッセージで、オジャランはＰＫＫの武装メンバーにトルコ領土を去り、新しい時代に備え、武器を使わない闘争をつづけるよう呼びかけました。

ヒッタイトの文化はアラジャホユクに生きている

中央アナトリアのアラジャホユクの古代遺跡が新しい施設を完備した観光センターに変わります。新しい計画は１年以内に実施されるでしょう。アラジャホユクの保護のための改造プランは文化観光省がすでに準備しています。

　Hurriyet

４５００年の歴史を持つアラジャホユクの遺跡はヒッタイトの最も重要なセンターのひとつでした

中央アナトリア・チョルム県の有名な古代遺跡アラジャホユクは、いまも年間５万人の観光客が訪れています。
アラジャホユク発掘のリーダー、アイクト・チナルオール教授は、アラジャホユク保護のための改造計画は文化観光省が準備し、１年以内の始まると言っています。

「文化観光省の職員がアラジャホユクに来て、エリアの視察を行ないました。この計画によって、古代遺跡の保護エリアはひろがるでしょう」と教授は言っています。

「アラジャホユクの未来を形成するこのプロジェクトについて、意見交換のための会合を持ちました。
会合には文化省の職員のほか、市長、博物館長、市民代表も出席しました。プロジェクトは市民とのトラブルを避けるための配慮もしています。あらゆる分野からの意見を採用して、ロードマップができあがりました」

「プロジェクトが終わったら、見学者はヒッタイトの遺物や文化を堪能できます。１００台駐車できる駐車場、キャンピングエリア、ギフトショップもできて、このエリアは観光センターに変わるでしょう」とチナルオール教授は言っています。

・・・古代遺跡がにぎやかな観光センター化するのは見学者にとって嬉しくないのですが、教授。遺跡の保護だけにしてください。

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