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拘留されていたクルド人議員たちがつづいて釈放された

2014年01月05日 | 国内
1月5日 1月2日に釈放された2人のクルド人議員につづいて、4日、拘留されていた3人のクルド人議員が、裁判所の判決によって釈放されました。裁判所の判決は、被告人の長い拘留期間に対するEUや権利グループの批判に応えるものでもあります。
 Hurriyet
BDPのシュルナク選出のセルマ・ウルマク議員が母親と抱擁。3年以上拘留されていたウルマク議員は、1月4日、マルディン刑務所から釈放された。


最高裁判所が、彼らの拘留は選ばれた議員としての彼らの権利を侵害するものだとし、また拘留期間が長すぎると声明した後、ディヤルバクルの裁判官は、平和民主党(BDP)のセルマ・ウルマク議員、ファイサル・サルユルドゥス議員、無所属のケマル・アクタシュ議員の釈放に同意する判決を下しました。

1月4日、ウルマク議員が3人の中で最初に釈放されました。「クルド・コミュニティ連合(KCK)」の裁判の一部として3年以上、拘留されていたBDPのギュルセル・ユルドゥルム議員とイブラヒム・アイハン議員は1月3日、釈放されました。

2週間前、地方裁判所は彼らの釈放認可を拒否しましたが、5人の議員はこれを不服として、個々に最高裁判所に申し立てしていました。
先月、共和人民党(CHP)のムスタファ・バルバイ議員が同様の状況で釈放されていますが、彼らの釈放要求は拒否されたのです。


トルコ政府はヴァン大地震のために50億リラ費やした

 2011年のヴァン大地震の被害をカバーするために、トルコ政府はおよそ50億リラ(2500億円)を費やしたと、メフメット・シムシェク財務相は言いました。

 Hurriyet
国営不動産会社TOKIは自身の被害者のために、ヴァンに1500戸以上の家を建てた。


最大野党・共和人民党(CHP)のアラアッティン・ユクセル議員の質問に答えて、シムシェク財務相は、国営不動産会社TOKIが家を建てるために、約23億リラ(1150億円)の予算が費やされたと説明しました。

2011年10月23日と11月9日、ヴァン近辺で7.2マグニテュードと5.6マグニテュードの地震が起こり、34のコンテナ・シティが設立されました。
被災者たちはTOKIが建てた15、343戸の家に引っ越し、がれきも徐々に片づけられました。

しかし、地震前、借家に住んでいて、家を与えられない約500家族は、いまもコンテナ・ハウスに住んでいます。最近、コンテナ・シティで電気の供給が中断され、ハンスト騒動が起こりました。


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