トルコのトピックス

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環境に優しいバスがイスタンブールの街に

2014年01月13日 | 経済
1月14日 イスタンブール市は、複合企業サバンジュ・ホールディングのバス製造部門「TEMSAグローバル」と、環境に優しいバス110台購入の契約に調印しました。圧縮天然ガスで走るバス約110台が市バスに加わります。

 Hurriyet
TEMSA製の環境に優しいバスに試乗するイスタンブールのカディル・トプバシュ市長(右)とサバンジュ・ホールディングのサバンジュ社長


この契約は、昨12月16日、イスタンブールのカディル・トプバシュ市長、サバンジュ・ホールディングのギュレル・サバンジュ社長、TEMSAのディンチェル・チェリキ総支配人ほか多くの要人臨席の調印式で行われました。

「市は新しいバス110台を購入します。圧縮ガスで走る環境に優しいバスです。環境を汚染するバスは過去のものになりました」とトプバシュ市長。「交通手段のレベルは、その年の文明の程度を示すものです」

「古すぎるバスはこの都市にふさわしくなくなりました。イスタンブール市は市営の“オトビュスAS”を運営するかたわら、公共バスのサポートにも力を入れていきます。
市は2014年の末までに3000台の新しいバスを運行させることを目標にしています」と市長は言っています。

サバンジュ社長は、バス産業の強化のために、強力な国内市場が必要だと言いました。
「自国の製品でみんなが幸せになったら、バスの輸出もしましょう」


トルコの防衛輸出は10%増加して14億ドルに

 トルコの防衛輸出は、2013年、総額14億ドルに達し、前年に比して10%アップしたと、「防衛・航空宇宙産業輸出業協会(SSI)」が言っています。
「2013年、わが国の総輸出は停滞気味だったが、防衛・航空宇宙輸出は著しく増加した」と、SSIのラティフ・アラル・アルシュ会長が言いました。

 Hurriyet
トルコ初の国産新世代戦車「アルタイ」は「オトカル」の製品です。


「トルコの防衛輸出は、2008年から2012年、43%増加しましたが、総生産の3分の1は輸出されました」とアルシュ会長は語っています。
「防衛分野での2014年の目標は44%アップして、20億ドル達成です」

2013年の輸出アップはほとんど国内防衛メーカー「トゥサシュ・トルコ航空宇宙産業(TAI)」の健闘の結果です。総輸出のうちの5億3700万ドルがTAIの製品です。
TAIは攻撃用ヘルコプターATAKや訓練機ヒュルクシュ、初の国産UAVアンカなどのメーカーで、その輸出は総輸出量の40%になると、アルシュ会長は言っています。

アルシュ会長によるランキングでは、トルコの防衛分野のトップ輸出市場は北米、EU,カスピ海地方、湾岸諸国、南東アジア。
航空機やヘリの分野での輸出品目は、航空機のエンジン、装甲車、スピードボート、ミサイル、ロケット、軽兵器、送信機など制御管理システム、シュミレーター、センサー、実用的ソフトウエアなどです。


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「強力な民主主義と経済」をテーマに大使たちがアンカラに集合

2014年01月13日 | 国内
1月13日 ダウトオール外相は、国内の目が汚職調査に集中しているさなか、世界各地の大使たちをアンカラに呼び寄せ、外交政策の再検討のための会議を開きます。
今日からアンカラで始まる会議では、シリア危機からエジプトのクーデターやEUとの関係まで、トルコの外交政策に関する多くの問題が討議されるでしょう。

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国内外で働いている大使全員が参加する「第6回大使年次協議会」は1月16日から19日まで、アダナとメルシンで開催されます。
今回の会議のテーマのハイライトは“ダイナミックな経済と有効な外交”です。

国家経済を担当しているアリ・ババジャン副首相は、トルコ市場を1日で490億ドル急落させた収賄と汚職捜査を非難しています。
外交政策では、とくにシリア紛争に関する政策が議題になるでしょう。

スロヴェニア大統領、オマーン外相、イスラム協力機構(OIC)の新事務局長が会議に参加するでしょう。
会議中、ダウトオール外相は、昨年のソマリアのトルコ大使館襲撃で負傷した警官たちと、殺された人々の遺族に会うでしょう。

外相はまた、ドイツのネオナチによる攻撃で殺されたエンヴェル・シムシェクさんの娘と、攻撃の際、シムシェクさんに最初に救助の手をのべたドイツ市民アンドレアス・ヒューレルさん、また、2013年に誘拐され解放されたトルコ市民たちにとも会談するでしょう。


   「2014年は高速列車の年になる」と新運輸相

イスタンブールとアンカラ間のトルコ高速鉄道(YHT)が完成すれば、トルコの高速鉄道の乗客数は4倍になるだろうと、
リュトフィ・エルヴァン運輸相は言っています。
「2014年はYHTの記録をつくる年になるでしょう」と運輸相は、1月12日、アナドルニュースに語りました。

Hurriyet
イスタンブール=エスキシェヒル高速鉄道敷設工事現場を訪れたエルヴァン運輸相(中央)


内閣大改造で運輸相の座をビナリ・ユルドゥルムから譲渡されたエルヴァン運輸相は、2013年、トルコ高速列車は450万人の乗客を運んだと言いました。
「イスタンブール=アンカラ間の工事中の路線が開通したら、2014年には、この数字は2000万人を超えるでしょう」

エルヴァン運輸相はYHTのシステムを、速くて、快適で、経済的で、可能な限り安全だと自賛しました。YHT路線がトルコに最初に導入されたのは、2009年、アンカラ=エスキシェヒル間でした。

運輸省は2023年までに、鉄道システムに450億ドルを投資し、YHT路線を10,00キロメートル、普通の新しい路線を4000キロ敷設すると、運輸相は言っています。
政府は、人口の大半が住む15都市に、新しい高速路線と普通鉄道路線を敷設する計画です。
アンカラ=イズミル、アンカラ=ブルサ、アンカラ=シワス=エルジンジャンのYHT路線が開通されます。

アンカラ=イスタンブールのYHTは、マルマライ(海底トンネル鉄道)と接続します。昨10月29日に開通したマルマライは、ボスフォラスの海底を通って、毎日乗客を運んでいます。このリンクによって、アジアからヨーロッパへ一直線の旅が可能になります。
イスタンブール=アンカラ間はYHTで3時間になるでしょう。


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