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ケバブ・チェーン「バイドネル」が“今年の企業家”に

2014年02月23日 | 経済
2月23日 トルコのケバブ・チェーン「バイドネル」が「アーンスト&ヤング今年の企業家」受賞の栄誉に輝き、2月20日、トルコで授賞式が行われました。
この名声ある授賞式は、ヒュリエット紙、CNNトルコ、エンデヴァの協力で、フィクリ・ウシュク科学・産業・技術相、イスタンブールのヒュセイン・アヴニ・ムトゥル知事ほか全国のビジネスマン、ビジネスウーマンたちが列席して、チュラーン・パレスで行われました。

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授賞式での「バイドネル」のフェリドゥン・トゥンジェル副社長


最終審査には「バイドネル」「ビューロタイム」「ドーウシュ・チャイ」「ロゴ&オズシュト」の5社の最高経営者が残りました。
「ドーアン・オンライン」と「ドーアン新聞」のハンザデ・ドーアン・ボイネル社長を議長とする審査員団の最終決定は、最後の瞬間まで明かされず、経営者たちの気をもませました。

ボイネル会長はスピーチで、トルコ企業の“スピリット”はいま、世界の注目の的だが、真の問題はそのスピリットをいかに始動するかにあると語りました。
「企業家の皆さんがリスクをとり、創造性をもって、懸命に働いているのを、私たちは見てきました。私は企業家の皆さんに、おめでとうと言います。受賞者はモンテカルロでトルコの代表になるでしょう」(「アーンスト&ヤング今年の企業家」賞の世界最終審査はモンテカルロで行われます)

ウシュク大臣は、成功は偶然には起こらないと力説しました。「科学技術における企業家精神が、2023年の目標を達成する必須条件だと思います。そのためにわれわれも企業家精神を支持するのです。いま、わが国はアイディアを持った人々をサポートしています」

2006~2007年、ドネルケバブの人気と需要をベースにフランチャイズを結成して設立された「バイドネル」の経営者は、社の概略をスピーチで語りました。
「わが社は34県に78店の支店を持っています。外国にも、アゼルバイジャンに1店、イラクに2店の支店があります。わが社の目標は2018年末までに、国内に150店、外国に30店の支店を持つことです」


   アンタリヤの区会議員にロシア出身の女性が立候補

公正発展党(AKP)は近づく選挙に、アンタリヤのコンヤアルトゥ区の区議会議員候補として、ロシア出身のトルコ市民を立てました。
立候補したのは2009年トルコ市民になった、イリーナ・バルジュさん(34)、4人の子供のお母さんです。

 Hurriyet
イリーナ・バルジュさん(右)とレムジ・サディ氏はアンタリヤのコンヤアルトゥ区でAKPのためにチームを組んだ。コンヤアルトゥはビーチと高級ホテルと夜のにぎわいで知られています。


コンヤアルトゥ区のAKPの区長候補レムジ・サディ氏が勝利すれば、バルジュさんは地方議会に議席を持つ外国出身トルコ市民の第1号になるでしょう。

バルジュさんはトルコ市民であることを誇りに思うと言い、区議会で議席を得ることは、アンタリヤに住む多くのロシア住民にとって必要なことだとも言いました。
「私たちはこの国に住みたいと思っています。私たちはこの国のために役立ちたいのです。私たちにはチャンスと力と要求があります」

バルジュさんはまた、「AKPのサディ区長候補は外国人が地方行政府で議席を得ることの重要性を認識しています。私は、AKPにはさまざまな人々が所属できることを示したいのです」と言っています。

モスクワ国立大学哲学科を卒業したバルジュさんは、アンタリヤの「ロシア美術・文化協会」の会長を務めてきました。
サディ氏は「この区には、多くの国々から来た人々が住んでいます。バルジュさんは外国出身のすべての市民の代表になるでしょう」と言いました。

「およそ1万人のロシア人がコンヤアルトゥに住んでいますが、トルコ市民になっている人もいます。他の人たちは居住許可か労働許可を得ています」とサディ氏。
「彼らは税金を払い、自分の働く場を持っています。雇用にも貢献しています。これらの事実を無視することはできません。私たちはこのようなビジョンを持つ区政が、イリーナ・バルジュさんによってさらに強力になると信じています」

・・・そのうち日系トルコ女性の政治家だって出てくるかも。


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