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エディルネ市長がブルガリア語の看板に規制を要請

2022年08月08日 | 国内
8月10日 最近、ブルガリア市民のトルコ訪問にビザが必要なくなったため、国境の町エディルネに買物に訪れるブルガリア人がどっと増えていますが、エディルネのレジェプ・ギュルカン市長は、市内でブルガリア語の看板が増えていることに関して委員会を設けるよう要請しました。

 Hurriyet

「トルコ語がまったく書いてない看板があるが、規制が行われるべきだ」とギュルカン市長は委員会の会合で言い、「この状況は地元市民を不快にさせる」と付言しました。市長は委員会のメンバーに規制を設けるよう求めました。「必要なら専門家に依頼し、規制に沿って処理していきたい」

「言語は一国の共通の価値です。言語を失ったら、すべてを失ってしまいます」とギュルカン市長は言い、ブルガリア市民がエディルネに来ることには文句はないと語りました。

「最近の買物客の大半はブルガリア人なのですから、問題を話し合うことは必要でしょう」と、商店主の1人、メティン・バルマンバイさんは言いました。ブルガリアからのツーリスト、ギュルハン・アリさんは、ブルガリア語の看板に肯定的です。「この地域の商人さんたちはブルガリア人客から生活の資を得ているのですから、ブルガリア語を増やすべきです。外国人はトルコ語は読めないのですから」

ブルガリア市民たちが食料品から衣類まで、あらゆる必需品をエディルネで買うようになったため、エディルネの商人たちは、もっとブルガリア人客を呼ぼうと、店の全商品について、ブルガリア語の看板やポスターを掲げたのです。


トルコのバイカル社がウクライナにドローンの工場を建てる

ヴァシル・ボドナル駐トルコ・ウクライナ大使によると、「トルコのバイカル社が、現在、ウクライナ領内に工場を建設しようとしています。

Hurriyet

ボドナル大使は、8月8日のRBCウクライナのインタビューで、「バイカル社はすでにウクライナに会社をつくっています。2月にロシアの侵攻が始まる前から、噂されていましたが、工場はまだ建設中です」と語りました。「工場は建てられるでしょう。1週間前、政府は両国の合意を認め、工場の建設の認可を得るため、工場建設に関する合意書を国会に送りました」と、大使は言いました。

「バイカル社はすでに、ウクライナの土地の一画を購入し、工場建設のプロジェクトを進めています」と大使は言っています。ボドナル大使は「ウクライナに工場を建てるのには政治的意味はない」と付言しました。

ウクライナのオレクシ・レズニコフ国防相によると、ウクライナは2月24日に戦争が始まってから、バイカル社から50機の武装ドローンを受け取っているが、その中の3機は同社からウクライナに寄贈されたものだと言っています。


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ウクライナの穀物を積んだ船がイスタンブルに到着した

2022年08月08日 | 国際
8月9日 穀物の供給を解禁し、地球の食糧危機を回避するための協定の下に、ウクライナを発った最初の船が、8月8日、トルコの目的地に到着しました。

 Hurriyet

トルコ船籍のポラルネト号は、12,000トンのトウモロコシを積んで、8月5日、ウクライナのチョルノモルスクを発ち、イズミル湾のデリンジェ港にドック入りしました。

「これは中東、アフリカ、アジアの全家族に、希望のメッセージを届けるものです。ウクライナは皆さんを見捨てません」と、ウクライナのドミトロ・クレバ外相はツイートしました。「ロシアがその義務を果たせば、穀物回廊によって、世界の食料の安全は維持されるでしょう」

総計12隻の船が、トルコと国連が仲介した、ウクライナ・ロシア間の協定の下に、出航することが承認されました。10隻はいま、目的地に向かい、2隻はウクライナに向かっています。約322,000トンの農産物がウクライナの港を出ました。トウモロコシだけでなく、ヒマワリ油や大豆も出荷されています。

ウエブサイト「海上交通」によると、最初にウクライナを出たシエラ・レオネ船籍のラゾーニ号は、まだ目的地のレバノンに到着しておらず、日曜夕方、トルコ南部の沖合に停泊しています。一方、トウモロコシと大豆を積んだ、もう2隻の船が、8月8日、ウクライナの黒海の港を出たと、トルコ国防省は言っています。

11,000トンの大豆を積んだサキュラ号はウクライナのユージヌイ港を出て、イタリアへ向かい、48,458トンのトウモロコシを積んだアリゾナ号は、チョルノモルスクを発って、南トルコのイスケンデルンへ向かっています。

8月7日にウクライナを出た4隻の船は、8月8日夕刻、イスタンブル近くに着くと思わっると、国防省は言っています。これらの船は8月9日に検査を受けるでしょう。

ウクライナを発った船は、穀物、肥料その他食料以外のものを積んでいないか、3か国と国連の職員によるチェックを受けます。また、本国に帰る船は、武器を積んでいないことを確認するチェックを受けます。


トルコはガザ市民に対するイスラエルの攻撃を強く非難

トルコはガザ市民とアルアカ・モスクに対するイスラエルの攻撃を強く非難しました。

 Hurriyet

8月7日、トルコ外務省は声明文で「8月5日のイスラエルのガザへの攻撃で、子供を含む多くの市民が死亡したほか、われわれは今日、イスラエル国会のイタマル・ベングヴィル議員と狂信者のグループが、イスラエル警察の保護の下に、アルアカ・モスクを襲ったというニュースを聞いた」と言いました。

アルハラム・アルシャリフとアルアカ・モスクへの攻撃は、明らかに違法となる挑発行為であり、地域の緊張をさらに高めるだろうと、トルコ外務省は言いました。「市民と、尊厳あるアルハラム・アルシャリフをターゲットにしたこのような行為は許しがたいと、われわれはイスラエル政府に呼びかけをくり返している」と声明文は言っています。

メヴリュト・チャウシュオール外相は、8月7日、パレスチナ抵抗グループ「ハマス」の政治的リーダー、イスマイル・ハニーヤ氏と電話で、最近のガザ市民とアルアカ・モスクに対するイスラエルの攻撃について話し合ったと、トルコ外務省は言いました。またイスラエルとガザ間のほぼ3日間の戦闘を終わらせる休戦協定は、8月8日の朝まで続いていますが、これは最近、暴力行為が収まってきた兆候のように見えます。

3日間の戦闘で、15人の子供と4人の女性を含む43人のパレスチナ人が殺害され、311人が負傷したと、パレスチナの保健省は言っています。イスラエルは月曜、人道的必要のため、ガザへの出入りを一部、再開し、平穏になれば完全にオープンすると言っています。

今回の炎上は、昨年、イスラエルとガザのハマスの11日間の戦争以来、最悪の戦闘であり、何年間も封鎖されてきたガザを襲った新たな破壊と非惨事となりました。
       

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