トルコのトピックス

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トルコはギリシア戦闘機の嫌がらせについてNATOに苦情を訴えた

2022年08月23日 | 国際
8月24日 トルコのジェット機が東地中海でNATOの任務を遂行中、ギリシアの戦闘機による嫌がらせを受けたと、トルコはNATOに苦情を訴えました。

 Hurriyet

国防省の情報源によると、事件は東地中海で起こりました。ギリシア戦闘機が、トルコの戦闘機がNATOの任務遂行中に、トルコ機のレーダーをロックしました。トルコの戦闘機はギリシアの戦闘機に必要な応答をして、エリアを去りました。トルコはこの動きを、NATOをターゲットにした試みと見ています。

トルコ国防省と外務省は、この事件の後、必要な外交上の行動をとり、NATO当局にこの事件を知らせたと情報源は言っています。国防省はさらに、駐アンカラ・ギリシア武官を召喚し、この事件に対するトルコの反応を伝えました。しかし、ギリシアはこの事件に関するトルコの見解を否定しています。

ギリシア国防省は、トルコの戦闘機5機が予告なしに、ギリシアの飛行管理下にあるエリアを通って現われ、アメリカのB-52爆撃機に同行していったが、米軍機は戦闘機のエスコートを予定していなかったと言っています。ギリシアは、トルコ軍機を追い散らし、この事件をNATOとアメリカに通告したと言っています。

ギリシアとトルコはしばしば、エーゲ海と地中海の領空と領海の主張がかみ合わず、反目しています。トルコは、過激な野心をもって挑発してくるギリシアを非難しています。ギリシアの領海は6マイルですが、ギリシアは国際法に違反して、10マイルの領海を主張しています。

NATOのイエンス・ストルテンベルグ事務総長は、トルコ=ギリシア間の紛争解消のメカニズムを提案していますが、ギリシアは会談に参加しようとしません。
 

「もう2隻の穀物船がウクライナを発った」トルコ

イスタンブル穀物輸出協定の下に、もう2隻の船がウクライナの港を出たと、8月22日、トルコ国防省が発表しました。

 Hurriyet

「ウクライナの港からの穀物出荷は、計画通り、合同調整センターの管理の下につづいている」と、国防省は声明で言いました。7月22日、トルコ、国連、ロシア、ウクライナは、イスタンブルで、ウクライナの3つの港からウクライナの穀物輸出を再開する協定に署名しました。

ウクライナの穀物輸出は、すでに6か月に及ぶロシア=ウクライナ戦争のために、何か月も停滞していました。2月24日に戦争が始まって、ロシアがウクライナの港を封鎖したため、約2000万トンの穀物がウクライナに蓄積されています。

イスタンブルの合同調整センターは、ウクライナの穀物輸出を監視するために、7月27日、公式に作業を始めました。センターは3国と国連の代表で構成されています。協定の目的は、ウクライナの穀物を輸出するために,黒海に安全な船の回廊をつくることです。センターの検査係は、船に積まれているのは穀物、肥料、食料だけであること、他の商品や武器などが積まれていないことを確認するチェックを行っています。

協定はまた、西洋から制裁を科されているロシアに、農産物と肥料を輸出する権利も保証しています。調整センターは8月1日から15日までの間に、穀物を積んだ36隻の船が、ウクライナの港を出入りするのを許可しました。公式データによると、ウクライナはすでに563,317トンの食糧を送りだしました。

ウクライナの小麦輸入国のトップはエジプトで、次がインドネシア、その次がトルコ、イエメン、フィリピンです。


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ジョージア人が食料品買い出しにトルコへ

2022年08月23日 | 経済
8月23日 ジョージア人たちが食料品、とくにオイルを買いにトルコ北東部のアルトヴィン県にやってきて、食料品店の前に行列を作っています。

 Hurriyet

通貨交換率で母国よりずっと安い食料品を買うために、ジョージア人たちはサルプの国境ゲートを通ってアルトヴィンのケマルパシャ地区へきて、食料品市場に群がります。

「オイルとグラニュー糖の需要が大きいですね」と、アルトヴィン・ホパ地区の商工会議所のオスマン・アクユレク所長は言いました。「ジョージア人が買出しに来る理由は、トルコの商品の価格に対して、彼らの購買力が増したからです。トルコの商品が、彼らにとってより魅力的になったのです」

国境ゲートで働いているエミルハン・カヴァクさんは、トルコリラの低下を指摘し、「ジョージア人はオイルで商売をするためにトルコへ来るようになったのです。彼らは自分の必要な分のほかに、ジョージアで売る分も買ってゆきます」と話しました。

ケマルパシャ地区のタクシー運転手のクビライ・ヴェジルオールさんは「忙しくなりました、とくに週末は」と言いました。トルコリラは、ジョージアの通貨ラりに対して0.15まで下落しました。


第1次世界大戦のガリポリ作戦で沈んだ船が観光用に

トルコ・ガリポリ史跡総局は、第1次世界大戦の作戦で、チャナッカレの海底に沈んだ船を観光用に公開しました。

 Hurriyet

戦争中、トルコ軍の魚雷や潜水艦によって沈められた22隻の船を見るためのダイビングが解禁されました。自国の近代史に興味のあるイギリス、フランス、オーストラリア、ニュージーランドのダイバーたちが、沈没船を訪れるだろうと期待されます。海底には、戦艦のほかに、上陸用舟艇、潜水艦、小蒸気船、ヨットなど、多くの沈没船が眠っています。

沈没船の中には、107年昔、セッデュルバヒル城の沖合で沈んだ、英国王室海軍の、全長118メートルの「HMSマジェスティック」や、海岸の兵士たちに食料や水を届けるのに使われた英国の駆逐艦「HMSルイス&ヘルス・バーシス」もあります。

沈没船が眠るエリアは、政府が管理する、世界初の海底公園になります。「私たちは海底の歴史によって、チャナッカレ観光の未来をつくります。チャナッカレの海岸は、興味深いストーリーで溢れています。私たちがなすべきことは、それらストーリーを人々に見せることです」史跡総局のイスマイル・カシデミル局長は言いました。

沈没した戦艦を見ることは、めったにできないことだと思うと、カシデミル局長は言いました。「私たちはこれら自然の美を世に知らしめるために国際的な組織と協力してゆきます」

「トルコ・ガリポリ史跡総局は、チャナッカレの海底の富を世界に紹介することに成功しました」と、沈没船内まで潜った、トルコ最年長のダイバー、メフメト・バシさんは言いました。「先祖の足跡を捜しているアンザック(オーストラリアとニュージーランド)の人々も、これら沈没船に興味を示すでしょう」


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