トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

「王子たちの島」の馬80頭が、鼻疽(馬の伝染病)で死んだ

2019年12月19日 | 国内
12月19日 イスタンブル県アダラル区の区長が、12月19日、発表した声明によると、81頭の馬が鼻疽(びそ)で死んだそうです。鼻疽は主として馬がかかる伝染病で、犬や猫のような他の動物によって伝染することもあります。

 Hurriyet

アダラル区は動物をビュユクアダ(“王子たちの島”9島の中で最大の島)に出入りさせることを禁じると発表しました。「この地区のウマ科の動物(馬、ロバ、ラバ)はすべて、年に2度、集団検診を受けなければならない」と区長室は声明で言いました。「今年の分析結果では、ビュユクアダの何頭かの馬は鼻疽と診断されました。この病気には治療法もワクチンもないので、鼻疽と診断された馬たちは法規に従って、殺処分しなければなりません」

このため、検査で感染が見つかった81頭の馬が、法規に従って殺されました。イスタンブルのエクレム・イマムオール市長は、ビュユクアダの馬の殺害について声明を出しました。「アダラルには多くの放置されてきた問題がある。問題の90%は今年上半期に解決する。馬車の問題がまず第一だ」と市長は言っていました。

車両が禁じられている“王子たちの島”では、約1500頭の馬が交通目的に使われています。馬車は島を訪れるツーリストたちには、とりわけ人気です。ビュユクアダの馬の劣悪な状況は、以前から問題にされてきましたが、島には治療センターもなく、酷使されている馬の健康を守るための動きもありません。

「動物の権利監視委員会」は2017年、馬車に使われている馬の状態に関する報告書をまとめ、「王子たちの島」では、271両の馬車のために1540頭の馬が働いていると発表しました。動物の権利活動家たちは、島で自動車を使うことも含めて討議しています。


「5万人のシリア人がイドリブからトルコへ逃げてくる」エルドアン大統領

トルコのエルドアン大統領が、12月19日、「5万人の人々が、シリア北西部のイドリブからトルコへ逃げてくる」と言いました。

 Hurriyet

「いま、5万人の人々が、イドリブからわが国へ流入している。わが国はすでに400万人を受け入れているが、いままた5万人が来つつある。多分、この人数はもっと増えるだろう」とエルドアン大統領は言いました。

体制側とロシアの攻撃で5万人がイドリブを逃げ出した
クアラルンプールで行われたムスリム世界のサミットで、マレーシアのマハティル・モハマド首相とイランのハサン・ロウハニ大統領との開発と挑戦の優先性に関する円卓会議中に、エルドアン大統領は上記発言をしました。

エルドアン大統領はふたたび、シリア難民のケアのためのトルコへの支援を怠っている国際社会を非難しました。「わが国は400億ドルを費やしているが、国連の難民高等弁務官からも、支援を約束しているEUからも、支援を受けていない。だれも約束を守らない」と大統領は言いました。


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トルコ、イラク、レバノン、ヨルダンがシリア難民の帰国について話し合った

2019年12月19日 | 国際
12月18日 トルコのメヴリュト・チャウシュオール外相は、12月17日、イラク、レバノン、ヨルダンの外相たちと、シリア人の自由意志による帰国について話し合いました。

 Hurriyet

チャウシュオール外相は、スイスのジュネーヴで3日間、開かれた「世界難民フォーラム」に出席し、イラクのモハメド・アリ・アルハキム外相、ヨルダンのアイマン・サファディ外相、レバノンのゲブラン・バシル外相と会談しました。「われわれはシリア人の自由意志による安全な帰国について話し合った。4か国は今後も協力していく」とチャウシュオール外相はツイッターに、4外相の写真とともに書き込みました。

UNHCRは難民の自由意志による帰国について、トルコと合意した
フィリッポ・グランディ国連難民高等弁務官は、12月17日、難民のシリアへの帰国は自由意志によってのみ可能だと、UNHCR(国連高等弁務官事務所)は考えていると言いました。グランディ弁務官は、トルコが共同議長を務めたジュネーヴの「世界難民フォーラム」で、国連のアントニオ・グテーレス事務総長と記者会見で語りました。

3000人の参加者があったこのフォーラムは、UNHCRが行なった市場最大のイベントだったと、グランディ弁務官は言いました。2005年、グテーレス氏が難民高等弁務官になったとき、世界の難民は3800万人でしたが、現在は7000万人が難民となり、20年前の2倍になっています。

トルコのエルドアン大統領は、12月17日、難民の安全な帰国は、シリアの恒久的な安定と正常化のカギだと言いました。「難民の帰国はテロとの戦いと同様に重要だ」とエルドアン大統領は「世界難民フォーラム」で語りました。


救助チームが行方不明の2人のハイカーの遺体を発見

トルコ西部で行方不明になった2人のトルコ人ハイカーのために、捜索活動が17日間つづきましたが、憲兵隊の捜索・救助チームが、12月18日、行方不明のハイカーと思われれ2人の男性の遺体を発見しました。

 Hurriyet

12月1日、エフェ・サルプさんとメルト・アルパスランさんは、ブルサ県の山、ウルダーの頂上近くで、夕刻、濃霧のために行方不明になりました。エフェ・サルプさんは救助チームが遺体を回収したとき、ポケットのIDカードで確認されました。メルト・アルパスランさんと思われる遺体も発見されましたが、遺体の確認は、検視後、発表されると思われます。

息子たちと連絡が取れなくなったハイカーの家族が、憲兵隊に連絡して、捜索活動が始まりました。12月8日、捜索・救助チームは、エフェ・サルプさんのものと思われるコートと帽子を川床で発見しました。チームはまた、キュレクリデレ地方で、2人の杖を見つけました。


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初のトルコの軍事ドローンが北キプロスに着陸した

2019年12月17日 | 国際
12月17日 初のトルコの軍事無人機が、16日、北キプロス・トルコ共和国(TRNC)東海岸の都市マグーサ(ファマグスタ)のゲチトカレ空港に着陸しました。

 Hurriyet

軍事用無人機「バイラクタルTB2」は、トルコ政府の承認に従って、トルコ・エーゲ海地方ダラマンの空軍基地を発って、午前10時、北キプロスに着陸しました。TRNCの首相は、12月13日、声明で、トルコが無人機飛行のためにゲチトカレ空港を使用することを認可したと言いました。

トルコはTRNCの保障国として、東地中海で、2隻の掘削船によって、炭化水素探査活動を行なっています。1974年のギリシャによるキプロス併合を目的としたクーデター後、トルコは保障国としてキプロスへの介入を余儀なくされました。1983年、TRNCが設立されました。

それ以来、キプロス問題を解決するための試みが、数回、行われましたが、すべて失敗に終わりました。2017年、スイスで、トルコ、ギリシャ、イギリスの保障国3国も参加して行われた会談も、成果なく終わりました。


ドイツのトルコ料理店主がホームレスに無料の食事を提供

ドイツのメディアSWRによると、ドイツ・コブレンズのトルコ・レストランのオーナーが、毎週木曜の夕方、ホームレスの人々に無料で食事を提供しています。

 Hurriyet

木曜の午後6時から9時、ホームレスの人々はだれでも、メフメト・ユルドゥルムさんの店に入り、ドネルやピザその他のメニューを選んでオーダーできます。彼らに提供される料理は、お金を払うお客の料理とまったく変わりません。

ユルドゥルムさんは他のレストランや軽食堂のオーナーたちに、この運動をいっしょにやらないかと誘っています。「レストランの主人は、夜、どれだけ残り物が出るかわからないので、いつもたくさんの残り物を出しています。私は木曜に食事を提供していますから、他のレストランが月曜か金曜にやってくれるといいですね」とユルドゥルムさんは言いました。

彼は弟とこの店を共同経営しています。ユルドゥルムさんと弟は何年も前、難民としてドイツに来ました。空腹を抱えて眠りにつくこともしばしばでした。「だから、私はコブレンズのホームレスを。みなと違う目で見ているのでしょうね」


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「EUはシリア難民のための支援金を増やすべきだ」トルコ副外相

2019年12月16日 | 国際
12月16日 EUはトルコにいる難民への支援金提供を促進し、増額するべきだと、トルコのファルク・カイマクチュ副外相が、12月14日、言いました。

 Hurriyet

EU担当官でもあるカイマクチュ副外相は、外国記者団に、「わが国はEUが提供した支援金に感謝している。しかし、わが国は移民危機のために、いままで400億ドルを費やしている」と語りました。「EUは2016年3月以来、60億ユーロ(66億ドル)を約束し、最初に30億ドルを提供することになっていたが、いままで提供されたのは20億ドルに過ぎず、あと10億ドル残っている」

総額の60億ドルでも、シリア人の窮状を解決するにはじゅうぶんではないと、カイマクチュ副外相は強調し、「EUは支援金の提供を促進し、また増額すべきだ」と言いました。

トルコはシリア難民の最大の受け入れ国であり、隣国から逃げてきた360万人に国際的保護を提供しています。


9月の失業率は13.8%にとどまった


トルコの失業率は、9月、13.8%に達したと、12月16日、トルコ統計局が発表しました。

 Hurriyet

この数字は前年同期に比して、2.4%の増加を示していると、統計局は言っています。「15歳以上の失業者数は、2019年9月、前年に比して81万7000人増えて、457万人になった」と統計局は言っています。非農業失業率は16.4%で、前年に比して2.9%の増加です。15歳~24歳の若年層の失業率は、26.1%になりました。

15~65歳の失業率も、9月、前年に比して2.4%増え、14.1%になりました。職種別の就業状況は、19.3%が農業、19.5%が製造業、5.5%が建設業、55.7%がサービス業でした。

トルコの労働参加率は、9月、前年に比して0.5%減少し、53.5%になりました。女性の労働参加率は34.9%で、前年と変わりません。

・・・因みに、日本の9月の完全失業率は2.4%でした。


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トルコは世界最大の小麦粉輸出国

2019年12月15日 | 国際
12月15日 トルコは今年も世界最大の小麦粉輸出国になるだろうと、「国際操業製粉業者協会」(IAOM)の会長が言いました。

 Hurriyet

トルコの小麦粉輸出は、2019年には330万トンに、2020年には350万トンに達すると期待されると、「トルコ小麦粉生産業者連合」のウルソイ会長がアナドル通信に語りました。2018年、トルコの小麦粉輸出の50%はイラクだったが、2019年の最初の10か月は、イラクは40%になったと、ウルソイ会長は言いました。

「この減少にもかかわらず、トルコの小麦粉輸出は、今年末には330万トンに達すると期待されます。減少分はイエメンへの輸出でカバーできます」と、ウルソイ会長は言いました。「トルコは、2019年には、進歩した小麦粉工場と広い輸出市場を持つ、世界最大の小麦粉輸出国になるでしょう」

トルコは、来年は335万トンの小麦粉輸出を果たすと期待されると、ウルソイ会長は付言しました。2001年には17万トンだったトルコの小麦粉輸出は、昨年、その20倍の330万トンに達しました。

トルコはまた、世界第2のパスタ輸出国で、この10年間で、小麦粉製品の輸出で220億ドルを稼ぎました。トルコでは540の小麦粉工場が稼働しています。トルコは小麦粉生産では世界8位、年間1900~2000万トンの小麦粉を生産しています。

トルコの小麦粉生産は、小麦粉製品輸出業者の需要に追いつかず、輸出業者は小麦粉を輸入しています。


ぽかぽか陽気で、イスタンブルっ子たちは街へくりだした


イスタンブルでは、ポカポカ陽気に誘われて、大勢の人々が商店街や海岸通りに出てきました。12月14日、イスタンブルは20度に達し、気象専門家たちは、まだ冬は来ていないと言っています。

 Hurriyet

[私たちは、“オメガ効果”で、高気圧が低気圧をブロックしていると見ています。高気圧は良い天気をもたらしますが、2つの影響があります。ひとつは夜間の空気汚染です。もうひとつは、低気圧をブロックし、雨を降らせないことです」と、イスタンブル工科大学のオルハン・シェン気象学教授は言いました。

「気温は平均レベルより5,6度高いですね。今後、何週間か同様と思われます。1月中、この状況がつづいたら、まずいですね。そうなると、来年、われわれは水不足に直面します」と、彼は付言しました。

通常の状態では、秋から冬は、低気圧がバルカンからトルコにやってきて、寒気と降水をもたらします。しかし、今年は、高気圧の“オメガ封鎖”が低気圧を阻止しているため、低気圧はアナトリア半島を飛ばして、イランへ行ってしまうだろうと、科学者たちは見ています。オメガ封鎖と呼ばれるのは、その形がギリシャ語アルファベットのΩ(オメガ)に似ているためです。

「11月の初め以来、気温は平均以上がつづいています」と、ボアジチ大学気象変化・対策研究センターの研究者ムラト・テュルケシュ氏は言いました。「気象の変化と地球温暖化が気温を上げる原因になっています」

トルコの大都市の公園や大通り、海岸は、そぞろ歩きを楽しむ人でいっぱいですが、東部カルス県サルカムシュ地区では積雪が15センチに達しました。


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メルケル首相が「フォーブス」の最も力強い女性のトップに

2019年12月13日 | 国際
12月14日 ドイツのアンゲラ・メルケル首相が、9回連続して、世界の最も力強い女性のトップに選ばれました。

 HUrriyet

アメリカ・ベースの「フォーブス」誌は、毎年、世界の最も力強い女性100人のリストを発表しています。ドイツ首相の後には、欧州中央銀行のクリスティーヌ・ラガルド総裁、アメリカのナンシー・ペロシ下院議長、ウルズラ・フォン・デア・ライエン欧州委員会委員長がつづきます。

トルコからは、家族ビジネス「サバンジュ・ホールディングス」の経営者ギュレル・サバンジュさんが73位にランクされました。エリザベスⅡ世女王は40位、トランプ大統領の娘で顧問のイヴァン化・トランプさんは42位にランクされました。

16歳の環境保護活動家グレタ・トゥーンベリさんは、今年のリストの100位に入りました。


トルコの2都市が成長速度でヨーロッパに勝った

トルコの2都市が成長速度でトップになったと、「世界旅行・観光協議会」が、12月13日、発表しました。

 Hurriyet

トルコの大都市イスタンブルと、地中海のリゾート地アンタリヤがのGDPが、旅行・観光によって、それぞれ、15.7%と15.5%の成長を遂げました。この数字は、協議会が分析した73都市の平均3.6%を大きくしのいでいます。

「これは、治安の改善と通貨の下落によって、外国人旅行者にとってトルコがより魅力的な国になったため、トルコ旅行・観光の復活がつづいていることを反映している」と、協議会のリポートは言っています。2018年に最速成長を遂げた都市のうちの4都市はヨーロッパです。

モスクワは2018年“FIFAワールド・カップ”のおかげで、13.7%成長しました。ハンガリーのブダペストは8.5%成長し、10位になりました。旅行・観光経済でのトップ3は、上海(359億ドル)、パリ(356億ドル)、北京(332億ドル)。


アーティストがプラスティック・ゴミから魚の彫刻を制作

トルコ南部ハタイ県のモザイク・アーティスト、メルヴァン・アルトゥンオラクさんが、サマンダーの海岸で集めたプラスティック・ゴミで、魚の彫刻をつくりました。

 Hurriyet

アルトゥンオラクさんは2か月かけて、波に洗われたプラスティックを拾い、また周囲からも古いプラスティックのオモチャを集めました。彼はそのゴミで、長さ2メートル、幅3メートルの魚の彫刻をづくりました。

Hurriyet

アルトゥンオラクさんはアナドル通信に、彼の彫刻は環境に注意を喚起するのが目的だと語りました。彼はまた、水資源を守るための「ゴミ・ゼロ・ブルー・プロジェクト」にも貢献したいと付言しました。


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ダウトオール元首相が“未来党”を結成

2019年12月13日 | 国内
12月13日 アフメト・ダウトオール元首相が、12月13日、新しい政党“未来党”の結成を発表しました。

 Hurriyet

「未来はわれわれ国家の未来です。未来はトルコです」と、彼は結成式で語り、党の名とロゴと、新党の根本理念を発表しました。「新党結成への圧力や不安な状況はありますが、われわれはわが国を豊かな未来へ導くために結集しました」

「わが党の設立委員会154人の中には、AKPの元イスタンブル県議長セリム・テムルジ氏、作家のエティエン・マフプチュプヤン氏、殺されたAKPのアドマン、エロル・オルチョク氏の妻ニハト・オルチョク氏もいます」と、ダウトオール氏は言いました。オルチョク氏は2016年7月15日の未遂クーデターのとき、命を落としました。

ダウトオール氏はかつてエルドアン大統領に近い補佐官であり、2016年まで外相と首相を務めました。AKPが彼と他の3人の反体制者に対して懲戒行為に出てきたため、9月13日、彼は党を辞しました。他の6人のAKPメンバーも、ダウトオールとともに党を辞しました。

ダウトオール氏は、最近のAKPの政策を批判し、「われわれは現在のAKPの中枢にある人たちを招きたい。AKPは党設立の根本理念と政治使命から逸脱してしまった」と言いました。


トルコの伝統的な弓術がユネスコの文化遺産に


 トルコの伝統的な弓術が、ユネスコの無形文化遺産のリストに登録されたと、トルコ外務省が、12月12日、発表しました。

 Hurriyet

「トルコの伝統的な弓術が、12月9日から14日、コロンビアのボゴタで行われた無形文化遺産保護のための政府間委員会の第14回セッションで、トルコの17番目の品目として、ユネスコ無形文化遺産の候補リストから代表リストに登録されたと、外務省がツイッターで発表しました。

伝統スポーツの復活と、弓術の推薦に大きく貢献した「射手財団」が、射撃の催事を行なうだろうと、外務省は言いました。トルコ政府はユネスコ内での活動をつづけ、国際社会に文化遺産をプロモートする対策をとることを決めました。


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「ムスリム諸国は論争を止めるべきだ」チャウシュオール外相

2019年12月13日 | 国際
12月12日 トルコのメヴリュト・チャウシュオール外相が、12月12日、イスラム世界が協力し合えるように、ムスリム諸国間の論争を止めるようムスリム諸国に要請しました。

 Hurriyet

「われわれは“イスラム協力機構”(OIC)の目標を達成するために、論争し合うのは慎まなければならない」と、チャウシュオール外相は、モロッコの首都ラバトで行われたOICの50周年祝典で言いました。

「イスラム協力機構は改正が必要であり、われわれはそのために努力しなければならない」と外相は力説しました。トルコ、サウジアラビア、ガムビア3国の代表と、バングラデシュ、アラブ首長国連邦、ニジェール3国の代表が、多くのイスラム国と組織の代表らとともに、50周年式典を行いました。

OICは、エルサレムの歴史的なアルアクサ・モスクが放火されたのに対応して、1969年9月25日、モロッコで設立されました。現在は57か国が加盟し、本部はサウジアラビアのジェッダにあります。


「イスタンブル運河プロジェクトは“まもなく”始まる」エルドアン大統領

トルコはまもなく海水位の人工水路“イスタンブル運河”プロジェクトに着手すると、12月12日、エルドアン大統領が言いました。

 Hurriyet

「政府はできるだけ早く“イスタンブル運河”の入札を始める」と、エルドアン大統領は、アンカラで行われた“低所得層ののための10万家屋プロジェクト”の会合で語りました。これはボスフォラス海峡を深刻な災害から守るためのプロジェクトだと、エルドアン大統領は付言しました。

ボスフォラス海峡を通るオイル・タンカーを減らすために、このプロジェクトによって、黒海とマルマラ海間に人工の水路をつくり、また、水路沿いに新しい耐震住宅エリアを建設するのが、政府の目標です。

“気ちがいプロジェクト”と言われるイスタンブル運河は、2011年以来、政府の議題になってきましたが、財政上の問題と環境への配慮のために、数回、延期されました。完成すれば、この人工海路は長さ43キロ、幅400メートルの運河になり、6つの橋が架けられます。

環境保護主義者たちは、運河はイスタンブルの地下水源にダメージを与え、マルマラ海沿いが都市化のリスクに脅かされると主張して、人工水路に深刻な懸念の声を上げてきました。

ベラト・アルバイラク財務相とムラト・クルム環境・都市計画相は、このプロジェクトの議定書に調印しました。


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トルコはISIL容疑者12人を拘束した

2019年12月11日 | 国内
12月11日 テロ集団ISILと関係があると見られる12人が、対テロ作戦で拘束されたと、12月10日、治安ソースが言いました。

Hurriyet

イスタンブル県、コンヤ県、ヴァン県で行われた同時手入れで、警察は8人の容疑者を拘束したと、匿名希望のソースは言いました。容疑者たちは、ISILを財政的に支援し、シリアでテロ集団PYD-YPG/PKKに捕まっているISILテロリストを救出する活動のために強盗をしたとして告発されています。容疑者らの住居で銃1丁と弾丸8発が押収されました。

また、トルコ東部マラティヤ県では、4人の容疑者がISIL関連容疑で拘束されました。容疑者らはISILの宣伝を行ない、メンバーを募集し、イスタンブル、マラティヤ、ブルサ、サカリヤ、エラズーでISILの会合に出席したとして告発されました。

トルコは、2013年、ISILをテロ集団と認定して以来、ISILから、自爆テロ10回、爆破7回、武力攻撃4回など、度重なるテロ攻撃を受け、315人が殺され、何百人もが負傷しています。トルコはテロ攻撃に応えて、国内外で対テロ作戦を開始し、3500人のISILテロリストを殺傷し、5500人を逮捕しています。


エルドアン大統領が女性の政治参加を促した

エルドアン大統領が、12月11日、政治のあらゆる分野に女性がもっと参加することを促し、支援を約束しました。

 Hurriyet

[私は政治のあらゆる分野に、女性がもっと参加してほしいと思っている。皆さんの要請があれば、支援する」と大統領は言いました。第6回「地方自治体における女性国際フォーラム」で、大統領はこの発言をしました。大統領はまた、公正発展党(AKP)の女性部は、女性の最大の組織のひとつだと言いました。

AKP支配の17年間、女性の政治参加率は高くなっていると、エルドアン大統領は付言しました。「われわれは“国際女性の日”を祝うだけでなく、そのために行動する」

大統領は女性の政治参加率は、現在のレベルではじゅうぶんではないと力説し、この分野での改善に取り組まなければならないと言いました。「3月に行われた地方選挙で、われわれは、市会議員の少なくとも3分の1は女性を望んでいた。選挙結果は3分の1に達しなかったが、過去にくらべたら、女性議員は増加している」

大統領はまた、女性に対する暴力は、取り組まなければならない第1の問題だと発言しました。


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新しいコンサート・ホールが2020年に完成する

2019年12月09日 | 文化
12月10日 2020年末までに、トルコの「大統領シンフォニー・オーケストラ」のための新しいホールができると、このプロジェクトを担当した建築家夫妻が語りました。

 Hurriyet

メフメト・ヌーリ・エルソイ文化観光相は、コンサート・ホールの建設は1年以内に終わると言いました。新しい建物には2500人収容できる2つのホールと楽屋、VIPラウンジがあります。

セムラ・ウイグルとオズジャン・ウイグルの建築家夫妻は、このようなコンサート・ホールは都市の権威であり、国のイメージを反映するものだと言いました。「外国人がこのホールを見たら、わが国のイメージが変わるでしょう」とオズジャンさんは言いました。

セムラ・ウイグルさんは「このホールは社会の文化的芸術的生活に貢献するだけでなく、人々の社会的コミュニケーションにも役立つでしょう」と言いました。

ユニークな形
建築プロジェクトは1992年に始まりました。コンサート・ホールは、トルコ共和国建国の父ムスタファ・ケマル・アタテュルクの霊廟とアンカラ城の間に建てられます。「コンサート・ホールは卵型で、ピラミッド型の建物と接続しています。建物はひとつの独立した形になっています」とセムラさんは言いました。オズジャンさんは「卵形は建物内部の音響効果のためでもあります」と言いました。

この建物はコンサートを聴くためだけのものではないとオズジャンさんは言いました。「人々はここへ来て、未知の人々と出会い、交流が生まれます。公共施設は聴衆だけでなく、コミュニティに奉仕するものです」


トルコ大統領が仏大統領の“イスラミック・テロ”という表現を非難


エルドアン大統領は、12月9日、フランスのエマニュエル・マクロン大統領の発言を非難し、“イスラミック・テロリズム”ということばを再度、否定しました。

 Hurriyet

イスタンブルで行われたイスラム協力機構の社会情勢サミットの開会式のスピーチで、エルドアン大統領はマクロン大統領がロンドンのNATOサミットで、“イスラミック・テロリズム”という言葉を使ったことを批判しました。

「NATOサミットで、フランス大統領はイスラミック・テロリズムについて語った。“イスラム”はアラビア語で平和を意味するサラームということばから来ていると、私は何度も彼に言っている。平和という言葉がどうしてテロと結びつくのか」とエルドアン大統領は言いました。

エルドアン大統領はさらに「トルコは550万人の難民と移民を受け入れている。そのうち365万人はシリア人で、35万人はクルド人だ」と言いました。「トルコは亡命志願者と難民のために、400億ドルを費やしたが、EUからの財政支援は30億ユーロに過ぎない」と大統領は付言しました。


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