トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

国産武装無人機のテスト成功

2019年12月08日 | 国内
12月9日 最新技術を搭載したトルコ国産の武装無人機が、トルコ北西部でテストに成功したと、12月6日、イスタンブル・ベースのメーカー「バイカル機械」が言いました。

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同社の無人戦闘機「バイラクタル・アクンジュ」は、完全自動で地上移動し、離陸した後、16分間滞空したと、同社は言いました。無人機はその後、テキルダー県のチョルル空港基地司令部に、初の完全自動着陸を成功させました。

この機の初のエンジンテストは、9月に行われました。新設計のこの無人機システムは、戦略的軍事に利用されると期待されます。


欧州評議会の新事務総長が人権実行計画に関してアンカラを訪問

欧州評議会のマリア・ペイチノビッチ・ブリッチ事務総長が、9日、人権実行計画に関するプロジェクトに参加するために、アンカラを訪れると、ストラスブール・ベースの同評議会が言いました。

 Hurriyet
9月中旬、事務総長に就任した彼女が、アンカラを訪れるのは初めてです。クロアチア人のブリッチ氏は、9日、エルドアン大統領、メヴリュト・チャウシュオール外相、アブデュルハミト・ギュル法相と会談します。

「ブリッチ事務総長は、トルコの人権実行計画の実施を支援するプロジェクトに参加する」と、欧州評議会は声明で言いました。トルコ外務省は「ブリッチ氏は法務省による“トルコにおける人権実行計画の実施の支援と報告”というプロジェクトの開始式に出席する」と発表しました。

「この訪問はわが国と欧州評議会との関係と協力について、さまざまな意見が論議されるチャンスになるだろう。トルコは同評議会の設立メンバーである」とトルコ政府の声明は言っています。


フルーツジュース輸出業組合の来年の目標額は3億ドル

トルコのフルーツジュース輸出業組合は、来年の目標額を3億ドルとしました。

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「エーゲ地方生鮮フルーツ・野菜輸出業組合」のハイレッティン・ウチャック議長は、フルーツジュースは付加価値の高い輸出品のサンプルだと、アナドル通信に語りました。「エーゲ地方輸出業組合」のデータによると、トルコは今年の1月から10月の間に、2億2000万ドルのフルーツジュースを世界の150か国に販売しました。輸出総額は、アメリカ市場での増加を除けば、昨年とほぼ同じでした。

トルコのフルーツジュースのアメリカへの輸出は、5000万ドルから7500万ドルに増加しました。2位はオランダで2800万ドル、3位のイタリアは1300万ドルのフルーツジュースをトルコから輸入しました。

輸出製品のトップは濃縮アップルジュース、グレープジュースと濃縮グレープジュース、パイナップルジュースと濃縮パイナップルジュースだと、ウチャク議長は言いました。トマトジュースの輸出も、近年、増えてきたそうです。

「バルカン諸国へのフルーツジュースの輸出交渉も進んでいます。とくに北マケドニアがターゲット市場です」と、ウチャク議長は言いました。


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トロイ博物館が「欧州博物館賞」の候補に

2019年12月07日 | 文化
12月8日 古代都市トロイの博物館が「今年の欧州博物館賞」の候補になったと、メフメト・ヌーリ・エルソイ文化観光相が、12月6日、言いました。

 Hurriyet

トルコ西部チャナッカレ県に2018年オープンした「トロイ博物館」が、欧州協議会の支持を得て、「欧州博物館フォーラム」が主催する同賞の候補になったと、文化観光相が言いました。

Hurriyet

「もっとも重要な世界の考古学博物館のひとつであるトロイ博物館が、2020年の「今年の欧州博物館賞」の候補になったと、エルソイ文化相はツイッターに書き、博物館の写真をシェアしました。「多くの博物館の中でこの博物館がノミネートされ、この博物館に貢献したすべての方々にお祝いを言いたい」と文化相は付言し、エルドアン大統領にも謝意を述べました。

1997年、アンカラの「アナトリア文明博物館」が「今年の欧州博物館賞」を受賞しました。トロイ博物館はトロイ遺跡の隣りにあります。4000年の歴史を持つトロイ遺跡は、世界の最も有名な古代遺跡のひとつです。

トロイは、古代ギリシャの詩人ホメロスが、トロイ戦争の最後の物語を書いた叙事詩「イリアド」のよって、不滅の都となりました。


EU代表団がトルコを訪問、移民問題の協力を約束した

12月6日、アンカラを訪れた欧州委員会代表団の声明によると、EUはトルコとの契約と協力を継続すると約束しました。

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欧州委員会の2人の幹部が、移民問題に関する協力を中心議題として、アンカラを訪れました。12月1日に、欧州委員会の新委員長が就任してから初の訪問です。「この訪問は、EUが、加盟候補国であり、重要な戦略パートナーであり、隣国であるトルコとの契約と協力の継続を約束することを具体的に示す機会となった」と、代表団は声明で言っています。

「EU指導者の新しい任期の始まりは、約束を更新する機会であり、新しい委員会が就任した最初の週に行われた訪問は、その証左である」と声明は付言しています。

欧州委員会のマルガリティス・シナス副委員長とEU内務総局のイルヴァ・ヨハンソン局長は、エルドアン大統領やトルコ高官らと会談しました。シナス副委員長とヨハンソン局長は、12月1日、ウルズラ・フォン・デア・ライエン新委員長の下に就任しました。

2人はまた、トルコのフアト・オクタイ副大統領、スレイマン・ソイル内相、レヴェント・ギョク国会副議長、ファルク・カイマクチュ副外相兼EU大使とも会いました。会談は在トルコ・シリア難民についても話し合われ、シナス副委員長とヨハンソン局長は、支援は約束されていると力説しました。

会談後、2人はトルコ国会を訪れ、2016年7月の未遂クーデターの犠牲者に花輪を捧げました。


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「善意がトルコとの関係を緩和する」ギリシャ首相

2019年12月06日 | 国際
12月7日 ギリシャとトルコ両国間の問題は、双方が善意を示しあえば克服できると、ギリシャのキリアコス・ミツォタキス首相が、12月5日、地元紙に語りました。

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ミツォタキス首相は、ロンドンで行われたNATO首脳サミットで、トルコのエルドアン首相と会談しました。両首脳は1時間半に及ぶ率直な話し合いをしました。

「私は、トルコの最近の動きから起こっている問題を提示した」と、ギリシャ首相は記者団に語り、両国の“意見の相違”に言及したこと、両国は信頼を築くための話し合いをつづけることで合意したと、付言しました。ミツォタキス首相は外国政策に関する国家協議会を招集するよう外相に要請しました。

「私はギリシャ国民に、わが国とトルコの間には、昔から困難があり、いまもあり、今後もあることを納得させたい。しかし、両国が善意を示しあえば、困難は克服できると、私は思っている」と彼は言いました。ミツォタキオス首相はまた、「先週調印された、トルコとリビヤ間の海上境界線に関する協定は、この地域の微妙な関係を複雑にするだけだ」とも言いました。


エルドアン大統領が“イスラミック・テラー”という表現を拒否

「ムスリムはテロリストたり得ない、イスラムはテロリストを生まない」と、エルドアン大統領は、12月5日、“イスラミック・テロリズム”という言葉を、くり返し否定しました。

 Hurriyet

「人種差別やイスラム嫌いが、毒を持ったツタのように、かつては民主主義の揺籃だった国々にひろがっている」とエルドアン大統領は言いました。エルドアン大統領は、エミネ夫人や高官たちとともにケムブリッジ・モスクの落成式に出席したとき、この発言をしました。NATO首脳サミットに出席のため、今週初めからロンドンに来ていた大統領は、モスクの落成式に出席するため、ロンドンからケムブリッジに移動しました。

ムスリムや外国人の、職場や家庭や祈りの場が、ほとんど毎日、人種差別主義者やファシストの標的なっていると、エルドアン大統領は言いました。「ムスリムの女性はスカーフを被っているだけで、イスラム嫌いに罵倒される。ユダヤ人や、黒人や、見た目が異なる人々はだれでも、同様の攻撃の標的にされる」

「とくに祈りの場を標的にした攻撃は、信じられないほど広がっている」と大統領は付言し、ニュージーランドのモスクや、スリランカの教会、アメリカのシナゴーグへの攻撃に言及しました。「これらの攻撃で、多くの無辜の人々が殺され、傷ついている」

トルコは、すべてのテロは人々の共通の敵と見ていると、エルドアン大統領は付言しました。「テロリストに、よいテロリストも、悪いテロリストもない。ISIL,FETO,PKK/YPGも、ネオナチも、テロリストはすべて血に飢えた悪鬼だ」


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シリアに関する次の4者サミットはトルコで行われる

2019年12月06日 | 国際
12月6日 エルドアン大統領が、シリアに関する次の4者会談は、金曜、イスタンブルで開かれると言いました。

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左からフランスのマクロン大統領、イギリスのジョンソン首相、トルコのエルドアン大統領、ドイツのメルケル首相


4首脳は、今後、少なくとも1年に1度は話し合うことで合意したと、エルドアン大統領が、NATOサミット後、ロンドンで記者団に語りました。NATOサミットでは、トルコ、フランス、ドイツ、イギリスの首脳が、シリアについて話し合いました。


デミルタシュ前HDP共同議長が心臓発作から回復した

人民民主党(HDP)前共同議長セラハッティン・デミルタシュ氏は、現在、エディルネ刑務所に収監されていますが、心血管の問題で入院後、現在は体調良好だと、検事正室が発表しました。

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デミルタシュ氏(46)は、11月26日朝、胸の痛みや呼吸困難を訴えた後に倒れ、長い間、意識がなかったと、彼の弁護士と、妹のアイギュル・デミルタシュさんがツイッターで言いました。アイギュルさんとHDP本部は彼を病院に移すよう要請しています。

12月5日、検事正室は声明文を出し、デミルタシュ氏が倒れたとき、刑務所当局はすぐに救急車を呼んだと発表しました。声明文によると、救急車の医者はデミルタシュ氏に病院での治療を勧めたが、彼は大丈夫だと言って拒否したそうです。

先週の刑務所での最初のテストの結果は、健康に問題はなく、彼は総合病院を紹介されたと、検事正室は言っています。12月2日、デミルタシュ氏はトラキヤ大学医学部病院を紹介され、心臓、神経、胃腸、呼吸器の医療検査の結果、生命の危険はないことが判明しました。

HDPのネジュデト・イペキユズ議員はデミルタシュ氏と会い、デミルタシュ氏の検査結果は正常レベルだったと、ビルギュン紙に語りました。「彼は病院からホルター・モニター(携帯型心電計)を与えられていた。その他の検査結果は正常だった。気分は良さそうだった。ホルターの結果はまだ出ていない」


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エルドアン大統領とトランプ大統領がNATOサミットで会談した

2019年12月05日 | 国際
12月5日 エルドアン大統領とアメリカのトランプ大統領が、ロンドンで行われたNATOサミットで会談しました。密室会談は30分行われました。

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トルコのメヴリュト・チャウシュオール外相、ベラト・アルバイラク財務相、フルシ・アカル国防相、ビナリ・ユルドゥルム前首相、イブラヒム・カルン大統領府報道官も会談に同席しました。

NATO首脳サミットはNATOの団結と統一を強調する声明で始まりました。「NATOは、アメリカとヨーロッパが10億人の人々を守るために、話し合い、決議し、行動する唯一の場である」と、イエンス・ストルテンベルグ事務総長は、サミット開会のスピーチで言いました。

「われわれに立場の差異はあっても、互いに防御し合うという任務を核として、われわれは団結しつづける」と、ストルテンベルグ事務総長は付言しました。「世界の変化に合わせて、われわれも変化してきた。NATOは史上、最も成功した同盟といえる」


黒海地方にも多くの興味深い博物館がある

トルコ北東部の黒海地方のアルトゥヴィン、ギレスン、ギュミュシュハネ、オルドゥ、リゼ、トラブゾン、サムスンには20以上の博物館があります。

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この地方の生活様式、歴史、建築、信仰、食物文化に光を当てる多くの博物館は、1年中、公開されています。近年、「東黒海地方発展局」(DOKAP)が行なった「黒海地方文化調査プロジェクト」によって、各博物館が目録を作成しました。

博物館の場所、歴史、内容に関する情報と映像は、“karadeniz.gov.tr.”でウエブサイトで見られます。多くの博物館の中で、バイブルトのバクス博物館、トラブゾンのアヤソフィア博物館、サムスンのバンドゥルマ・フェリー博物館が注目されます。DOKAPのユスフ・メンギ議長は、だれでもウエブで博物館に関する情報を得られると言っています。

バイブルトから45キロのバイラクタル村にあるバクス博物館は、2010年、ヒュサメッティン・コチャン教授によって創設されました。この博物館は現代アートと伝統的な手工芸品が、ひとつ屋根の下に展示されています。40,000平米の敷地に、展示ホール、倉庫、研究室、会議ホール、図書館、迎賓館などがあります。“バクス”という名は、バイラクタル村の古名から来ています。

トラブゾンのアヤソフィア博物館は、博物館であり、モスクでもあります。1240~1260年に建てられた、この元教会は、征服王メフメトⅡ世がトラブゾンを征服した後、モスクに改装されました。戦時中は倉庫や軍の病院として使われました。1958~1962年、改装され、1964年、一般に公開されました。

トラブゾンには「スルタン・スレイマン・オスマン文化館」「トラブゾン歴史博物館」「トラブゾン博物館」「トラブゾン市博物館」「アタテュルクの家博物館」などもあります。

バンドゥルマ・フェリー博物館は、1919年5月19日、アタテュルクとその仲間たちが上陸した場所にある「国立闘争公園屋外博物館」の中にあります。博物館には蝋人形や、1870年代の水夫の時計、古い電話、地図、煙管ボイラー、古いテーブルと椅子などが展示されています。


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イスタンブルは雪に備えて準備万全

2019年12月04日 | 国内
12月4日 イスタンブル市は冬季に備えて準備を終えました。主要道路や街が雪で覆われたときにまく塩も、市内全域に235,000トン用意されました。

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市内のアジア側には、60,000トンの塩が、カルタル地区から各区に配布されるでしょう。「冬の市民の交通を確保するために、すべての作業はAKOMをベースに行われる」と、イスタンブルの災害対策センター(AKOM)長アイハン・タシュ氏は言いました。

「災害対策センターは、71か所の塩の補充地点と、7000人の作業員、30万台の車両と重機を用意した。この体制で、われわれは、60の早期凍結警告システムの情報によって行動する」と彼は付言しました。

また、イスタンブル市は区の冬準備にも助力します。イスタンブル市協議会は、人工と道路の長さに従って、地方行政に塩のストックを送ることにしました。


トルコの小中学生が国際ロボット・コンテストで1等賞

トルコの小・中学生グループが、エストニアの国際ロボット・トーナメントで1等賞を獲得しました。

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イスタンブルの「カドキョイ科学・美術センター」の小・中学生6人のグループが、12月1日、エストニアの首都タリンで催された国際ロボット・コンテストで世界チャンピオンになりました。学生たちは2チームで出場し、「メイクブロック・ライン・フォロイング」という部門で、1位と2位を獲得したと学校当局は言いました。

「メイクブロック」部門では、学生たちは、できるだけ早くトラックを走り、障害物をよけ、さまざまなチャレンジができるロボットを、組み立て、プログラムしなければなりません。「メイクブロック」部門では、トルコのチームは、年長のメンバーもいるロシア、中国、韓国、イタリア、エストニアのライバルを破りました。

トルコ・チームはまた、「インスプレイ・ロボ・リーク」部門で、革新賞を受賞しました。6人のチームは国内の大会で勝利して、トルコ代表として国際舞台へ進出する権利を得たのです。このチームは、昨年、デンマークの大会で2位でした。「ロボテックス・インタナショナル」は、あらゆる技術レベルと年齢の人々がチャレンジできるロボテックス競技の祭典です。


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アメリカとNATOがトルコの“重要な”役割を賞賛した

2019年12月03日 | 国際
12月3日 アメリカのトランプ大統領とNATOのイエンス・ストルテンベルグ事務総長が、12月3日、シリアのテロリストISILとの戦いにおけるトルコの“重要な役割”を強調しました。

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2日間のNATOサミットの前にロンドンで行われた共同記者会見で、2人は、NATOはトルコと“非常に良い関係”にあると語りました。トランプはまた、自分はエルドアン大統領と個人的に良い関係にあると言いました。

トランプ大統領は、ISILのリーダー、アブー・バクル・アルバグダディを死に至らしめた10月26日の作戦でのトルコの役割を賞賛し、「3週間前、アルバグダディを追い詰めるにあたって、トルコは大きな力になったと、私は言いたい。わが国は、トルコとトルコ軍が完全に管理している地域から撤退した。トルコまったく力になる」と語りました。

ストルテンベルグ事務総長は「われわれのISILとの戦いにおいて、トルコはきわめて重要だ」と言いました。「ISILを敗退せしめたトルコはトルコベースのインフラを使ってテロリスト・グループを支配下に置き、領土を解放した」とストルテンベルグ事務総長は力説しました。「ISILとの戦いで、トルコは主要な役割を果たした」


自由の詩人ナムク・ケマル

 トルコの著名な詩人で知識人であるナムク・ケマルの死後13年になります。ナムク・ケマルはまた、トルコ・ナショナリズムの作家で、ジャーナリストで、劇作家で、政治家でもありました。彼は祖国と自由の詩人として知られ、当時の最も重要な知識人の1人でした。

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ナムク・ケマルは1840年12月21日、トルコ北西部テキルダーで、ムスタファ・アスムとファトゥマ・ゼフラの子として生まれました。子供時代はテキルダーの知事だった祖父コニチェリ・アブドゥラティフ・パシャとともに暮らしました。

その後、家族とともにイスタンブルに移り、学校に通い、アラビア語、ペルシャ語、フランス語も学びました。ナムク・ケマルは1860年代、自分の思想を形成しはじめました。祖父が新しい職に就くと、彼は祖父とともにオスマン帝国中を旅しました。旅行中も彼は学業をつづけ、また狩猟、射撃、槍投げの訓練もしました。

トルコ北東部カルスで出会った師、ヴァイスサデ・セイイド・エフェンディが、彼に詩を書くようすすめました。祖父がソフィア県の知事になった1855年、彼もブルガリアに定住し、セルビアの裁判官の娘ネシメ・ハヌムと結婚しました。

その後、彼はイスタンブルの翻訳局で働きはじめ、知識人らと交流するようになりました。彼は、トルコ文学の西洋化をリードしていたイブラヒム・シナシと出会い、西洋文学を学びはじめました。彼はトルコの伝統的な詩のスタイルではなく、西洋の詩のスタイルを取り入れました。文明と進歩の考え方が、彼にとって最も重要な問題でした。

1865年、彼は新聞“Tasvir-i Efkar”紙に論説を書きはじめ、1872年、“Ibret”紙に寄稿しはじめました。1873年、彼は演劇への関心を示し、4月、最も有名な作品のひとつ“Vatan Yahut Silstre”が上演されました。

この演劇のため、彼は多くの仲間とともに逮捕され、追放されました。追放後、彼はイスタンブルに戻り、国策会議のメンバーになり、オスマン憲法をつくる委員会に参加しました。1879年から、彼は、レスボス、ロードス、キオスの知事を歴任しました。1888年、彼は肺炎のため、キオスで没しました。

彼の有名な小説には、“Intibah Yahut Serguzest-i Ali Bey” “Cezmi”などがあります。演劇では“Vatan Yahut Silistre” “Akif Bey” “Gulnihal” “Kara Bela” “Zavalli Cocuk” “Celaleddin Harzemsah”が、また、詩では“Vaveyla” “Murabba” “Vatan Mersiyesi”が挙げられます。


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トルコ外相がスペインを“真の友人”と呼んだ

2019年12月02日 | 国際
12月2日 メヴリュト・チャウシュオール外相が、11月30日、「多くのヨーロッパ諸国がトルコから撤退してゆく中で、スペインは対空防衛システムを撤去していない。スペインは“真の友人”だ」と言いました。
 
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チャウシュオール外相(右)とスペインからロイヤル・メダルを授与されたアクンジュオール名誉領事


スペインの名誉領事ハサン・アクンジュオール氏に、スペイン政府のロイヤル・メダルが授与される式典が、アンタリヤのホテルで開かれましたが、チャウシュオール外相はそのイベント中、上記の発言をしました。

「アメリカ、オランダ、ドイツ、スペインは、シリア内戦勃発後、トルコに対空防衛システムを配備したが、3国はこれを撤去し、イタリアも3国にならって撤去すると発表した。しかし、スペインはこの撤退政策に従わなかった」とチャウシュオール外相は言い、「スペインはトルコの真の友人だ、われわれはスペインに感謝する」と付言しました。

「スペインはトルコに偏見を持ったことがない。両国の関係はオスマン時代の1782年に始まった」とチャウシュオール外相は強調しました。「両国の関係はあらゆる分野で強くなっている。トルコとスペインの仲は完全に良い」と外相は言いました。「両国の経済的、商業的関係は非常に良いレベルにある。両国の財政分野では、より強い協力の余地がある」


トルコ人シェフが料理本で“オスカー”を獲得

トルコのシェフ、ユヌス・エムレ・アクコルさんが、グルメ文学の“オスカー”と言われる、世界で最も権威ある料理本のコンペで賞を獲得しました。

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「グルメ世界料理本賞」は毎年、マドリードで行われ、何千冊の本が賞を競います。アクコルさんは「過去と未来のカイセリ料理」という本で、郷土料理部門で受賞し、2020年5月に中国で行われる最終戦で、トルコを代表して競うことになりました。

この本は2年かけて書いたと、アクコルさんは、アナドル通信に語りました。「この本には、中央トルコのカイセリの伝統的な料理のレシピ100種を載せました」

今年10月にカイセリ市が刊行したこの本は、BC4000年のヒッタイト時代に遡るカイセリの料理文化を紹介しています。今日のカイセリ料理には、文化の歴史が生きつづけていると、アクコルさんは言っています。カイセリ料理は今も生きている世界最古の郷土料理のひとつです。

トルコ・オスマン料理は世界中で人気があり、伝統を重んじるシェフが増えてきています。[私たちは私たちの古い料理文化を大切にする必要があります。郷土料理は子供たちの健康のためにも優れています」とアクコルさんは付言しました。
 

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「世界遊牧民競技会」がトルコで開かれる

2019年12月01日 | 国際
12月1日 「第4回世界遊牧民競技会」が来年トルコのブルサで行われると、メフメト・カサプオール青年・スポーツ相が言いました。

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トルコはすべての種目でトップをめざし、国際大会を成功裡に終わらせることを目指していると、カサプオール・スポーツ相は、ブルサのスルタンベイリ地区のアシク・ヴェイセル公園で行われた開会式のスピーチで語りました。

「わが国は産業から経済まで、健康からスポーツまで、最高潮にある。われわれは若者とともに、未来に向けて、この大会を成功させたいと願っている」とスポーツ相は言いました。「トルコはスポーツ施設でもヨーロッパに挑戦する。わが国は最近、スポーツ・ツーリズム・ワークショップを組織した。全国どこでもスポーツ・ツーリズムのために使えるようにする計画である」

この3年間、「世界遊牧民競技会」はキルギスタンで行われてきましたが、来年の第4回大会はトルコで行われます。「世界遊牧民競技会」は2014年に始まり、レスリングや鷹狩や馬術など、伝統的なスポーツが行なわれてきました。


朝鮮戦争の退役軍人の葬儀がアルメニア教会で行われた


11月29日、イスタンブルのメリエム・アナ(処女マリア)アルメニア教会で、朝鮮戦争でトルコ軍人として戦った、あるアルメニア系退役軍人のために、軍の葬儀が行われました。

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葬儀には、イスタンブル・バクルキョイ区のナズミ・ギュンリュ区長や、ハカン・イーイトテュルク将軍、軍の高官らが、88歳で亡くなった退役軍人アルト・キョセさんの家族とともに参列しました。礼服を着た兵士たちが、トルコ国旗に包まれたキョセさんの棺を教会に運び、式典が始まるまで棺を見守りました。

アルト・キョセさんは、朝鮮戦争中、トルコ軍の伍長でした。1950年、北朝鮮が攻撃を始めたとき、国連の韓国への軍事支援要請に、アメリカに次いで応じたのはトルコでした。トルコは戦死者、負傷者、行方不明者900人を出し、参戦した16か国の中で、3番目に死傷者の多い国になりました。

釜山にある国連共同墓地には、462人のトルコ兵の名が残されています。


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