キリギリス🦗、は、根拠のない自信に満ち溢れていました。
今までも、何とか峠は越えられた。
しかも、楽しみながらの峠越えではなかったか。
しかし、
やはり、
夏のあとに
秋が来て
やがて木枯らしの冬が訪れました。
キリギリス🦗は、ハタと気づきました。
周りに浮かれている人🦗🐜🐛🐌がいない。
えーっ、😲。
、、気づくと
白い雪山に
キリギリス🦗は
一人
ポツンと佇んでいるのでした。
、、え、、
手にしていた
宝物のバイオリンも
驚きのあまり雪のなかに落としそうになりました。
ワタシがバイオリンを弾いたとき
有り余るばかりの拍手をくれた
あの仲間だと思っていた虫たちは
どこへ行ってしまったのでしょう。
しばらくそこから動けなくなってしまったキリギリス🦗は
シンシンと降り続く雪のなかで
静かに
静かに
空を見上げていました。