家族

朝の杜で

聞いてもらった

家族のこと、、。

四人家族で育ったジブンは

よくも悪くも

とにかく

結束の強い

この

四人家族

が

ジブンの全てなのだと

思っていた。

今にして思えば、、

少しだけ異常なくらい

仲良くて

何をするにも四人。

他の人を受け入れない

もしくは

寄せ付けない

そんな雰囲気さえあったかも

知れない。

母は、裏庭に

家族の象徴として

四人それぞれをイメージして

四本の木を植えた。

一本でも欠けちゃだめなのよ

と笑いながら

真剣な眼差しで。

柿、桃、栗、そして、残りの一本が、どうしても思い出せない。

ワタシは、桃だと

母は言った。

他の三本が

ダレが何かは

忘れた。

、、うちは、両親ともに

母親をすごく早くなくしていたから

母は、

私たち(父母)は、

母を早くなくし、

悲しい思いをしたから、

同じ思いをあんたたち(兄とワタシ)にさせたくないから

長生きしなくちゃね。

といつも言っていたけれど、、

二人とも

あっけなく

この世に別れを告げ、、

まあ、、おかあさん、

約束、守らなかったわね。と言う感じ。

でも、、

思うんだけど、、

あなたは

多分

ジブンで

望んで

お父さんのところへ

いったのだよね。

結局

お父さんだったんだわ。

年が経つにつれ

ますますそう感じるようになった。

週末は、会いに行きます。

二人に。