早朝夢から醒めた直後に、心の中にある音楽箱🎁から曲が流れてくる事がある。しょっちゅう聴いてる馴染みの曲の時もあれば、幼い頃に聞いたきりの懐かしい歌、何故今この歌が?の意外な歌、と様々だ。今朝は、意外な曲。
アリスの「遠くで汽笛を聞きながら」だった。イントロ無しでいきなり始まったな。「ああ、この歌、、」って、しばらくベッドの上で思い出していた。この歌が大ヒットした頃のアリスは、とにかくいろんな意味ですごかったと思う。特別ファンではなかった私でも、アリスの曲はだいたい知っていた。けど、当時まだ中学か高校生だった私に、この歌の歌詞は全く沁みなかった。本当の悩みなんてない年頃だったもの。悩み続けた日々が、、で始まるこの曲、、たかだか十代、今日をいかに楽しく過ごすか、だけを意識もせず実行していた自分に、この歌の歌詞の重さを理解できるはずもなく。
あれから長い長い時が流れたのだなあ、、。
今朝この歌が流れてきた時「なんていい曲なんだろう」(ありきたりな感想だけど、すぐにそう思った。)
今の自分には、当然のように、多くの悩みがあり、どう乗り越えてゆけばよいのかわからない苦しみ、虚無感がある。一日一日を丁寧に大切に生きていかねばならないということと、残りの日々をいかに過ごすかということを、真面目に考えねばならない年になったのだ。
今朝この曲が流れてきた意味はわからないけど、音楽箱が自らこの蓋を開いて自分に贈ってくれた一曲だから、大切にしたい。
確かレコードを持っていたと思い、レコード棚を探していたら、出て来ましたよ。
Ⅰ〜Ⅶ迄と『昴』の8枚のLPが。それ程好きではなかったと思っていたのに、買っていました。
『遠くで汽笛をききながら』は『帰らざる日々』『今はもうだれも』と同じ5枚目(`77年)に収録されていて、多分、この辺りを聴いていたのだと思います。時期的には山崎ハコも聴いていたのかな。
すっかり忘れてしまう程、昔の曲だったんですねえ。当時の思い出や人脈が蘇って来ました。レコード棚は思い出の宝箱。
でてかました⇒出てきました