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祈り

2016-11-06 13:30:21 | 人ひとり、、のお話
祈りというと、

すぐに、何かの宗教❓と聞かれることが多いけど、,

祈りは、祈りで、

ジブンとしては、宗教ではないと思うの。

以前書いたけど、ワタシの父は、口数は少ないが、未だにジブンノ心に残っている、沢山の事を、さりげなく教えてくれた。

宗教心は、人間が生きていく上では、必要なものかもしれないが、ひとつの宗教にだけのめり込むのは、あまり良いことではないな。

ボソッとワタシに呟いた父。

ワタシは確かまだ高校生くらいだったのではないか。

近所に、ある宗教の熱心な信者さんがいて、そのかたがうちに布教に来たのだけれど、、

そのかたが言うには、「世界が終わり、人類が滅亡しそうになる時、私たちの宗教に入信すれば、私たちだけは助かります。」

と言う。

黙って聞いていたワタシの横で、口をへの字に曲げた父が、表情を強ばらせた。

「お父さん、どうした❓」

ワタシが尋ねる。

「どうしたって、、お前、人類滅亡の危機の時、自分たちだけ助かって、それで、何か嬉しいか❓私はいやだねえ、、。みんな助かりましょうって助け合うのが幸せじゃないの❓自分たちだけ、って言うのが何かいやですねえ、、。」

かなり抑えた口調ではあったが、キッパリ父が言った。

それきり、その近所のかたは、うちに来て入信を勧めることはなくなった。

そんな出来事が、うん十年たった今でもこころに残っているのだから、、。

ジブンニしてみれば、かなりキョーレツな出来事だったのだろうな。

宗教心は必要だけど、ひとつの宗教だけに没頭しないほうがいい。

ワタシも、同感でございます、父よ。


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