災害予防調査会(プラネット通信ブログ)自治州と環境と防災と新エネルギー

防災環境研究30年。危険な高層ビルや地下開発が進まないよう、防災環境基準作りと対策を州で行うよう訴えるブログを開設した。

外為特会を使った財務省の投機を許すなーユーロ危機対策と為替動向の奇妙さ

2011-10-10 23:38:47 | 為替と金融ー財務省と日銀の投機
 どうもおかしい。また日本の財務省と財務官(国際)金融局長上がりが国際金融機関ポストをもらったかわりに無関係なユーロ危機の付けをで日本に負担させようとしているような気がしてならない。
 先週の103円円安ユーロ高の動きがおかしかったが、102円台に戻された。危機が深まっているのに円安に振れたので、すぐに円高になった。ところが現在急激に104円から105円に向かって、対円だけでなくドルユーロも急上昇しているが、現在のユーロの状況は、一方的なユーロ上げになる状況か?
 ロイター電は、ギリシャ国債を保有しているデクシアという金融機関(どういう金融形態か?投資銀行なのか?)について、ベルギーとルクセンブルグとフランスが金融機関の破たん処理と一時国有化を決めた。この三国に従業員と支店を持っていうるらしくそれぞれの国内分について処理するが、ルクセンブルクについては「国際投資グループに売る」らしい報道である。ユーロはむしろこれから危機が深まる可能性がある。なぜならデクシアという金融機関の破たん処理で収まるなら、こんなに長く各国首脳が何度も会合を開き、首脳会合を何度もして、ギリシャ首相が債権国を訪問する手間をかけずに、簡単に破たん処理コストぐらい負担できていると思う。今までの報道から、日本の長銀のような破たん処理が突然登場するような様子ではなかった。むしろユーロの持つ、統一紙幣の価値は各国共通でもユーロ債の発行ルールはそれぞれの国の自己責任という仕組みの問題を今後どうするか?について意見がまとまらない様子に思えた。債務国はユーロ債を共同で発行することを望み、一方ドイツはユーロ諸国の債務を一手にドイツが引き受けかねない野でこれを拒み続けていた。銀行の破たん処理の話はニュースになっていなかった。つまり まずドイツとフランスが解決を先送りしている。金曜にもおかしな動きがあったが今もおかしい。ユーロの動向について、いちいち日本の財務大臣が口先介入をすることではない。まずはユーロ諸国の内部の自治である。日本が余分な口出しをして、責任を自ら買って出ることはない。