4月5日(金)
先代から長い長いお付き合いになる、さいたま市南区白幡の星野畳店さん。そういえば賃貸のお部屋については今までずっと星野畳店さんでお願いしていたのに、わが社の分譲ではお願いしたことがなかった。という事を最近気づき、ちょうど星野畳店さんから一本辻寄りにある現在進行中の現場に畳を入れていただきました。これを機会にぜひ一度一献!という事で昨晩は会社近くで社員も大好きな小料理屋さん“岡田(おかだ)”で懇親会を催しました。
単なる飲み会にならないよう、“畳の将来について一緒に考える会”とし、星野さんには話のネタになる最近の面白い畳材質やへりに使うカセンを持ってきていただいた。何と何と畳の知らない先行く話をたくさんいただいて、とても建設的な意見交換会となりました。畳のへりに使う帯状のものは実は当初高級品。今では畳のヘリになにもつけないでスッキリとさせることが畳を使う際のモダンに見せる方法の一つになっていますが、庶民にはもともとヘリに使う帯は手の届かない高級品だったらしい。
そもそも畳のお部屋はとっても機能的。畳にはじかに座るので、机の足も低く、立てかければ空間は広く使える。そして夜になったら布団を敷き、朝になったら布団をたたみ広々と部屋を使えます。その上脱ぎっぱなし使いっぱなしの状態では大変窮屈なので、朝昼晩と規律を持って規則正しい素行を身に着けられるのではないでしょうか。
悲しいかな、現在使われている畳のトコ(井草をまきつけている本体)は新建材(発砲スチロールの固い板)です。分譲住宅並びに分譲マンションで使用する畳もほぼコレです。メリットは価格、そして軽い、そして何より価格にも反映している造る際の難易度が低い事。つまり作業が短くて済み、人によるばらつきが少ないことです。デメリットは何といっても“固い”ことです。
畳の本床(ホンドコ)は本来藁(ワラ)で出来てます。藁のホンドコは新建材の3倍重く、一つ一つ違いがある為、制作に要する時間も倍近くかかるとか。見た目にはわからなくとも、“ごろん”と寝ころがれば、その違いは格段に異なることが、誰にでも容易にわかります。藁のホンドコは適度な柔らかさがあり、疲れません。新建材の畳やフローリングに布団を敷いて寝ていると、体の疲労度は確実に違います。見た目では分かりませんが、藁のホンドコでつくった本物の畳は、普段の生活を送る中で、その良さを体感するものです。
そして、今回の会で分かったことが、ホンドコに使う藁は宮城で作られ加工されているものという事でした。ホンドコを使うことが減ってきたため、藁業者も激減しているとか。これは宮城にいって調査してくる価値大です。畳のあるお部屋やお家という表面上だけではなく、その畳に込められた思いや製作者の情報を、お米をつくっている農家の方のプロフィールをのせるように、生産者の情報を盛り込めたら、そこに住む人たちの生活も豊かにしていけるのではないかと思います。
“畳に込められた思いを届けるプロジェクト”は今年の課題に加えました。
岡田の〆はやっぱり外せない、“焼きおにぎり”。醤油とおかかが焦げた香りが最高に食欲をそそる一品です。
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