先週の土曜日、上野の東京都美術館に行ってきました
午前中はそれほどでもなかったのに午後食事して外に出たら、公園内はビックリする程の人、人、人。 咲き始めた桜並木の下は早くも宴会モードでした 青空の下のお花見は粋じゃないけど気持ちがいいです
昨日、内田康夫の「十三の冥府」を読みました。分厚い本なので時間がかかるかと思っていたら3、4日で終わってしまいました。
浅見光彦が藤田編集長から依頼され「都賀留三郡史」という文献の真偽を取材しているうちに、殺人事件に巻き込まれるという、いつもの展開です。光彦が取材しているうちに、たまたま知り合った女子大生の出生の秘密が事件の鍵になり、どこまで追及するか悩むのもいつものことです。
それでも飽きさせないで終わりまで読んでしまうのは、犯罪に手を染めてしまう人間の悲しさと共に、地方色を取り込んでいるからでしょうか。やはり実際にその土地に行って調べ、事件の中でその土地をさらっと描写するので、読者が実際に旅をした気分になったり、そこに出掛けたくなるように書いていると思うのです。それがプロの仕事なのでしょうね