のち
「キッド―ぼくは虐待を生き抜いた」ケヴィン・ルイス著
イギリス・サウスロンドン近郊にあるブリキでできた公営住宅で、精神薄弱の
母と知能の低い父の間にケヴィンは6人兄弟の次男として生まれる。
母は家事をほとんどしないのでいつも子供たちはお腹をすかせている。
週に支給されるわずかな生活保護費は母のタバコか父のアルコールに消える。
元気で活発なケヴィンを母は毛嫌いし、日々凄まじい虐待を繰り返す。
時々は慰めの態度を見せていた父も失業してからは虐待に加わる。
幾度かソーシャル・ワーカーが生活状況を見に来ても、その度に愚痴と喧騒に
相談もままならず返される。
学校に着いてから倒れたケヴィンを心配した先生の尽力で何度か保護施設に
預けられるが数年か数ヶ月で自宅に返される。
やがて虐待はさらに酷く激しくなり、14歳になったある日里親に預けられる。
そこで営まれるまともな生活を知り、生き残る為にたった一人で運命と闘うケヴィン。
ほとんど語られる事のない子供に対する虐待を、自ら書いて出版した勇気と、
何度も挫折しながら人生を切り開こうとするケヴィンに感動しました。
「~生き抜いた」という副題も読んでみてよくわかりました。
古い昔ではなく、1970年代のしかも先進国での話という事実にも驚かされます。
翻訳文の硬さもなく、難しい表現もないのでスラスラと読めます
「キッド―ぼくは虐待を生き抜いた」ケヴィン・ルイス著
イギリス・サウスロンドン近郊にあるブリキでできた公営住宅で、精神薄弱の
母と知能の低い父の間にケヴィンは6人兄弟の次男として生まれる。
母は家事をほとんどしないのでいつも子供たちはお腹をすかせている。
週に支給されるわずかな生活保護費は母のタバコか父のアルコールに消える。
元気で活発なケヴィンを母は毛嫌いし、日々凄まじい虐待を繰り返す。
時々は慰めの態度を見せていた父も失業してからは虐待に加わる。
幾度かソーシャル・ワーカーが生活状況を見に来ても、その度に愚痴と喧騒に
相談もままならず返される。
学校に着いてから倒れたケヴィンを心配した先生の尽力で何度か保護施設に
預けられるが数年か数ヶ月で自宅に返される。
やがて虐待はさらに酷く激しくなり、14歳になったある日里親に預けられる。
そこで営まれるまともな生活を知り、生き残る為にたった一人で運命と闘うケヴィン。
ほとんど語られる事のない子供に対する虐待を、自ら書いて出版した勇気と、
何度も挫折しながら人生を切り開こうとするケヴィンに感動しました。
「~生き抜いた」という副題も読んでみてよくわかりました。
古い昔ではなく、1970年代のしかも先進国での話という事実にも驚かされます。
翻訳文の硬さもなく、難しい表現もないのでスラスラと読めます