プラスアルファ

今の日本はおかしい。
規制緩和して日本を売るつもり?
不安な思いをウダウダ書き散らす日記

当たり前のこと

2012年12月03日 10時20分30秒 | 辛辣うだうだ放題

最近、ちょっと感心したことを、ひとつふたつ……みっつ。

つい先日、某ビルのエレベーターに乗った時、
Mの行きたい10階のボタンが押されていたので、
黙って一番奥に乗りこんだ。
5階で殆どの人が降りて、20代前半くらいの女の子がひとり残った。

エレベーターの操作ボタン? ←って言うのかな??
その前に立って、今の若者らしくケータイをいじくっていた。
Mは見るともなしに何となく目線が彼女だったらしい。
別に意識して見ていたわけじゃないので、
今でも彼女の顔は思い出せないんだけど……。

でも、彼女は何となくのM目線に気づいたらしく、
「あ、ごめんなさい。何階ですか?」と聞いてきた。
Mは逆に慌てて「あ、10階でダイジョーブ。ありがとう」と言った。
10階についたとき、開けるボタンを押してMを先に行かせようとするので、
「ありがとうございます」とMが言うと、
「いえ、とんでもない」と、はじらうように言って、彼女は降りてきた。

びっくりした。
イマドキの子でも、たまにそういう気遣いのできる子がいるのね。
Mは、めっちゃ感動した。
これって、育ち? 親のしつけ?? 
それとも生まれつき持っている彼女の質?

でも、本当は当たり前のことなんだよね……。
その当たり前のことが、なかなかできない。

M世代のおばちゃんだって、やらない人は多い。
逆に図々しい人が多いもんね。
エレベーターのボタンを塞ぐように立って、
自分の行きたい階に止まると、さっさと先に降りる。
その辺のデパートやスーパーでは、この手のオバちゃんがめっちゃ多い。

それに慣れちゃったMには新鮮だった。

一番顕著なのは、ドア。

目の前で手をパッと離す人は、どんな高価なブランド品を着飾っていても、
あぁ、この人って育ちが悪いんだなぁ……と、Mは思って諦める。

先日Mはちょっと急いでいた。
札幌の東豊線は、デパートに直結する出入り口があって、
そこに入ろうとしたとき、まだずいぶん後ろにいるMのために、
ドアを開けて待ってくれていた年配の女性がいた。

もちろんほんの数秒だったけど、
ただ通り抜けるだけなら2秒もかからないのに、
10秒でも、押さえて待つのは結構長く感じないだろうか??
それくらいは待たせていたと思う。

待たせてしまって、めっちゃ恐縮した。
でも、とても嬉しかった。
こういう余裕のあるひとが世の中にどんどん増えてくれば、
ギスギスした社会にならないのに……なんて思った。
でもその前に、Mもそういう人にならねば。
実際、難しい。
そう思いながらも、少しずつでも見習わないとね。

イイトシしてギスギスしてるのは、やっぱ見苦しいかも。
でも、本当に難しい。
気持ちが安定していないとき、Mなんか、誰かにさり気なく八当たりするもんね。
あ~~、やだやだ……。自己嫌悪。

その八当たりの話。
この前、金庫を買おうとしてホームセンターに寄ると、
金庫のカギを悪戯してた7~8歳くらいの男の子がいたのよさ。
運悪くその日、
嵐のコンサートのために道路は渋滞、地下鉄は超満員で、
交通が渋滞してたから、時間がなくて急いでいたの。

つい、男の子に言っちゃったもんね。
「それ、売り物だからもうやめなさい。おもちゃじゃないよ」って。
ちょっと低い声で言ったから聞こえなかったのか、
男の子は無視して続けるから、余計Mはムカついて、
「買うならいいけど、買わないなら遊ぶのはやめなさい。鍵が壊れるでしょ?」
Mは、ムカつくとすっごい冷たい言い方になるの。
男の子はMの顔を見て、青い顔して居なくなったデスよ。

Mって、嫌なヤツぅぅぅぅ~~~~。

つい、男の子に当たっちゃった。
言い方ってあるよね。
余裕がない時って、そんなふうになる。
めっちゃ反省。
でもね、親が悪いから。
Mに余計なことを言わせるなっ! ←このMって人、本当に反省してる??

そんなこんなの最近デありましたさ。

てか、また無いアタマで考えた。
当たり前の事を当たり前にやっていたら、本当にギスギスしたことは無くなるだろうって。
でも、
当たり前に慣れちゃえば、ありがたみも感じなくなるんだろうなぁ……って。

なんでも当たり前と思っちゃダメなのね。
明けない夜は無い
っていうけど、それは今だけのこと。
地球環境だって随分変わってきてるから、いずれ……。

朝が来て、太陽が顔を出すのだって当たり前のことじゃない。
太陽さんのありがたいこと。
だからって、晴れの日ばかり続いても困る……ね。
そう考えると、自然のサイクルって本当にありがたい。

当たり前って思ってることは、本当は有難いことなのに、
気付かないで過ごすことの多いこと。

で、一番気付かないのが人間関係ね。
身近にいる人が、どれほど有難い存在か……。
居て当たり前、自分をサポートして当たり前。
そう考えていると、絶対気付かない。
居なくなって初めて気付く。
物は無くなって初めて気付く。
有難い存在だったことに。

Mなんて、ダーの優しさとか娘の気遣いなんか、
いつも『当たり前』って思いがちだけど、
そうじゃないんだよね。

有難いと思うのが当たり前。

そう思うこの頃……。

 

 





 

コメント (2)