先日、薬局へ薬を貰いに行った。
15分ほど待ってから名前を呼ばれたが、
そこの薬局では処方される頻度の少ないリウマチ薬だったようで、
「もう少しお待ちいただけますか?」とのこと。
後ろのほうで咳き込む女児がいたので、
「じゃあ、他の用事を先に済ませてきます」と言って外に出た。
薬局の中は体調の悪い人が多いので、免疫の少ないMはちょっと心配……。
用事を済ませて薬局に戻ると、さっきよりも薬を待つ人が多くなっていた。
受付で名前を言うと、男性の薬剤師さんが薬のかごを持ってMのもとに。
椅子に座ってるMの前で片膝をつくので、かしずくようなポーズになってるし。
カウンターに呼んでくれればいいのにと思いながら、
ちょっとソワソワしながら薬の説明を聞いたあと、
「では、お会計をお願いします」と言うので、
会計から名前を呼ばれるのを待っていると、
「お会計お願いします」と、今度は会計のお姉さんがMの前に片膝をついた。
なんか……VIP扱い?? のようなカンジ。
『待たせた』ということなんだろうけど、
他に待っている人が沢山いる前で、ちょっと気恥ずかしかった。
別に普通でいいのに。
待たされたくらいでMは文句言わないし。
いや、理不尽に待たされたら何か言いたくなるけど、
ちゃんと理由のわかっていることにはいちいち突っかからないし。
てか……
それって、『待たせた』だったのかな?
実際は、アイツ年寄りじゃね? ってことで、
老人扱いだったとしたら?
年寄りは親切にしましょう……テキな。
そこまで年寄りに見えた??
……ってことないよね?? え? アリなの?
そうだとしたら……なんか、カナシイ。
と、この感情は気恥ずかしいのか、カナシイのか、
ヘンな葛藤をする羽目になった出来事デあった。