さをりの森 森の妖精ブログ

大阪和泉市にある「さをり織り」の教室、「さをりの森」のスタッフが綴る、森の仲間たちの様子やちょっとしたお話など。

残糸(ざんし)について

2014年02月19日 | 森の妖精便り

綺麗な箱やリボンがあるとつい、「何かに使えるかも…」とひとまず取り置いてしまう、もったいない根性満載のスタッフ吉野です

数年過ぎて使わなければ捨ててしまいますが、日の目を見るときもあるんですよ

 

さをりの森の糸は「定番糸」と「残糸」の2種類があります。

定番糸は文字通り「定番」の糸。いつでも品質・色・太さが同じものをご用意できます。

残糸は、残った糸。織り工場で大量生産をする時は糸を余分に注文するのですが、予定数量に達するとどうしても糸が残ってしまうんです。その糸、工場によっては捨ててしまうところもあるんですって。

さをりの森ではその糸を仕入れ、コーン巻き糸にして置いています。

元はセーターなどになって販売されるはずだった糸。品質がイイのに、残っていても工場では置いておけないから捨てちゃうなんて、もったいないですよね~

そんな「残糸」たちは入荷量がバラバラで、コーン糸にすると100本くらいの糸もあれば、ほんの数本しか取れない糸もあります。充分な数量がないと、オンラインショップでは販売することができないので、糸セットにして皆様にご紹介しています。

また、直接さをりの森にご来館いただければ、糸棚にずらりと並んだ残糸たちの中からご希望の糸を選んでいただけます。

さをりの森には遠くて行けないわ…と泣いている方、諦めなくていいんですよ。「スタッフチョイス」でお届けすることもできるんです。

素材、色、太さ、本数、ご予算などをお知らせいただければ、それに近いと思われる糸を選んで発送いたします。

ちなみに、今はウールの段染め糸が充実しています。たとえばこんな糸。

残りわずかな糸たちですが、とっても可愛い糸たちです。今から春先まで、まだまだウールは活躍してくれますし、来年用にキープしててもいいですよね

インテリアとしても可愛い糸。

気になった方はさをりの森へお問い合わせくださいね。

なお、これらの糸は「お気軽クラス」でも織って頂けますので、織機が自宅にない方もぜひどうぞ

ん~~~、こういう糸に囲まれたくて、自宅の糸の山が増えていくスタッフ吉野でした…