さをりの森 森の妖精ブログ

大阪和泉市にある「さをり織り」の教室、「さをりの森」のスタッフが綴る、森の仲間たちの様子やちょっとしたお話など。

ぜひ、お子様と一緒に♪

2014年08月29日 | 森の妖精便り

朝夕、涼しくなってきましたね。タオルケットをかけずに寝ていて、朝方くしゃみで目が覚めたスタッフ吉野です

気温の変化に皆様お気をつけくださいませ。

 

夏休み、たくさんの子供たちがさをりの森にご来館くださいました。

先日のことですが、ある親子が織り上がってから、暖炉前でくつろいでいました。

「織っている間に上手になってきたねー。ほら、この辺から耳がだんだんまっすぐにキレイに揃ってるよね。」

作品を見ながらの、そんな会話が聞こえてきました。

他のお客様の対応をしていたので、私はお声を掛けそびれてしまいました。申し訳ありません

残念ながら「耳を揃えるコト」は、しなくていいですよ~、とさをりの森ではお伝えしています。

世の中には耳がキッチリ揃った布が大多数を占めています。

機械織りの布がほとんどで、機械織りは均一・均質が大得意。そういう布は、機械織りに任せちゃえばいいのです。

老若男女が楽しめるSAORI。

それは、間違いも失敗もキズもない、すべてを味、デザインと捉えることができるからなのです。

糸を使っての自己表現で、耳もそのひとつなんです。

 

そのお母さんは付き添いで、お子さんだけが織っていたんですね。

そのため、お母さんは耳を揃えなくていいとわからなかったのです。お伝えできず、申し訳ありませんでした。

 

さをりの森では、SAORIをご自分で織って楽しんでいただきたいと思います。

小学3年生以上にもなると、ほとんどのお子様が一人で織ることができます。

付き添いの方は、眺めるだけではなく、ぜひお子様とご一緒にSAORIの楽しさを体験してください。

親子で共通の趣味を持つと会話も弾みますし、お子様の新たな一面を近くで見ることもできます

きっと楽しい時間を過ごしていただけますよ