さをりの森 森の妖精ブログ

大阪和泉市にある「さをり織り」の教室、「さをりの森」のスタッフが綴る、森の仲間たちの様子やちょっとしたお話など。

織姫たちの願い事

2012年06月19日 | 森の妖精便り

自宅の家電製品いろいろがジワリジワリと壊れつつある現実を受け入れられない、スタッフちょうさです。

電子レンジよ。私の許可なく壊れるのはヤメテクレ…

 

さて、本日さをりの森に、七夕用の笹を設置しました。

研三代表が森から切り出した、とても大きな竹です。(厳密には笹と竹は違いますよね。ご愛嬌。)

一気に七夕気分が盛り上がります!!

たっぷり短冊も用意して、さっそくご来館のみなさんに願い事を書いていただきました。

みなさん、周りを思いやる優しい願い事です。

ああ、『新しいパソコンほしい』『暇な一日がほしい』などと、我がのことばかり考えていた自分が恥ずかしいっ。

 

この笹と短冊は、7月7日の【七夕織~るナイト】まで設置していますので、ご来館の際には思い思いの願い事を書いてくださいね。

もちろん、超個人的な内容も大歓迎!!

その願い事は、きっと叶うと思いますよ。

だって、ホンモノの織り姫たちの願いですから。

 

 

 

 


どこまでも好きに好きに

2012年06月18日 | 森の妖精便り

通勤途中、行き交う車のナンバーを観察するのが楽しい、意外に地味なスタッフちょうさです。

(ちなみに今朝は『23-45』と『54-32』が並んで走っていました!)

さて、本日は織り人クラスのTさんがご来館。初めての整経にチャレンジです。

整経とは、整経台という専用の道具を使って、タテ糸の長さや糸の本数、色を決める作業のことです。

お気軽クラスでは、あらかじめ織り機に黒いタテ糸がセットしてあり、それをお使いいただくのですが、織り人クラスではご自分でお好きなように整経していただくこともできます。

黒いタテ糸の場合は、選んだヨコ糸の色がそのまま現れるので、初めての方でもイメージしたまま簡単に織っていただけるのですが、カラーのタテ糸となるとそうはいきません。

タテ糸とヨコ糸の色が混ざり合って見えるので、難しくもあり楽しくもあるのです。

で、Tさんが今回整経された糸はこちら↓

茶系と白系を混ぜた、穏やかで上品なTさんのイメージぴったりです。

さあ、このタテ糸にどんなヨコ糸を交わらせるのか。ワクワク、ドキドキ。

タテ糸もヨコ糸も、どこまでも好きに好きに。そうすれば、出来上がりは『大好き』のかたまりですね。


名前

2012年06月17日 | 森の妖精便り

作りたい物リストのうち、やっと1つ織り上げたスタッフ吉野です。

が。

その間でいっぱい増えてるやんって突っ込みが聞こえてきそうですが、それは気のせいということにしておきましょう

 

さてさて。

先日の糸棚の変更と同時に織り道具の置き場が変わっています。教室の後ろ、エアコンの横にこんな風に置いています。

上からボビン巻き済み糸。これは、時間がない時や色に困った時にとても重宝する糸なのです。すでに巻いてくれてあり、しかも自分が選ばないような色を合わせていることもあるんです。ぜひお試しくださいませ。

その下にはメジャーをたくさんご用意しています。織っている途中で長さを測りたいとき、ご自分で測ることができますのでご利用下さい。巻いてある布を伸ばす方法はスタッフにお聞き下さいね。

そしてシャトル、ボビン、ハサミがあって、その一番下には羊毛と挟み込み糸があります。

挟み込み糸って?

通常はボビンに巻き変えた糸で織っていきますが、タテ糸のトンネルに、手で糸の切れ端や羊毛などを入れてあげれば、それを織り込んでいくこともできるんですよね。

こちらがその一例です。はさみこみ方はアイデア次第で色々遊べるのです

今までは「くず糸」「お宝糸」などと呼んでいたのですが、「くず」は…くずじゃないし…「お宝」は…わかりにくいし…と、いうことで。これからは「挟み込み糸」と呼ぶことになりました。

ほんのちょっとだけ、色を変えたい時に。

アクセントが欲しいときに。

是非この「挟み込み糸」で遊んでみてくださいね。


ドレスコード

2012年06月15日 | 森の妖精便り

ブログ用の写真が毎回うまく撮れず、本気で写真を習おうかと思案中のスタッフちょうさです。

今日はとってもかわいいお客様がいらっしゃいました。まるで妖精みたい。(あ、私も一応妖精ですが、何か?)

なんと、なんと、この妖精さん。お母さまとそのお友達と、3人揃ってさをりスカートをはいていらっしゃいます!

カワイイ!!なんてお似合い!!

3人それぞれオリジナルのお仕立てで、とってもステキです。

きっと「今日のドレスコードは、さをりスカートですよ~」って連絡が回ったんでしょうね。

 

ちなみに、上の写真の右端に写っているのが、新しい糸棚132です。

全貌はこれ↓

たくさんの糸がスッキリ見渡せて、ますます糸選びが楽しくなりました。

これも【進化する森プロジェクト】のひとつです。

 

 


還暦のお祝い

2012年06月14日 | 森の妖精便り

本格的な梅雨前に早くも 少々、湿気にやられてバテ気味のスタッフ吉野です。

が、さをりの森に入ると気分一新、糸と森の木々に癒されております

 

先日お越しくださったのは仲良し奥様4人組。聞けば旦那さまたちが還暦を迎えるとかで、そのお祝いに赤いマフラーを織りに来てくださいました。

もうね、それを聞いた瞬間から、私は興味津々で気になって気になって仕方なかったんです。なんていったって、皆さんが同じ「ウールの赤いマフラー」を織るんですよ。

一言で「赤」と言っても、さをりの森にはたくさんの「赤」があるのですそしてお気軽クラスで使っていただける素材は綿・毛・麻・化繊の4種類。

そしてその中でもストレートの糸、タオルのようなループ糸、モヘヤにでこぼこが入った糸などなど。色もちょっと濃いの、渋いの、明るいのなどありますので、種類で言えば…200種類以上あるんじゃないでしょうか。

人との差を織るさをり織り。

どんな赤ができるんだろうって、とても楽しみだったのです

 

そして完成したマフラーがこちら

「赤」といっても、捉え方は人それぞれなんですよね。どの赤もとても素敵で、あったかいマフラーが完成しました。

ウールなので、これが活躍するのは寒くなってからですが、できればこのマフラーを巻いて8人でご来館いただけるのを心ひそかにおまちしておりますね

ちなみに。

吉野の作りたいものリストに「赤」を書き加えてしまいました…

素敵な刺激をありがとうございました。


笑顔の効果

2012年06月13日 | 森の妖精便り

冷凍庫にあるアイスクリームが朝から気になって仕方がない、食いしん坊スタッフちょうさです。

このブログでもたびたびご紹介しています織り人クラスのみなさんは、とても明るく楽しい方々で、スタッフが和ませていただいているという、とてもありがたい状況でもあるんです。

特に昨日は、笑顔でいっぱいの一日でした。

織り人クラスのお三方。織り機を輪にして仲良く談笑。そこにチャチャを入れる研三代表。鋭いツッコミが冴えるスタッフ佐藤。

お近くにいらしたお気軽クラスのお客様もご一緒に、話題豊富で話は尽きません。

もちろん、さをり談義も盛り上がり「グループのみんなで学ぼう」を実践されています。

ある織り人さんがおっしゃいました。「さをりは、そのときの気持ちがでるのよね。」

確かにそうかもしれません。

そうして楽しく笑顔で織られたものは、やっぱり見る人を温かな気持ちにさせる素敵な作品でしたから。

 

 

 

 


日々の積み重ね

2012年06月11日 | 森の妖精便り

教室内ではスリッパを履いているのですが、この季節は無意識のうちに素足になってしまっている、スタッフちょうさです。(う~ん、いつのタイミングで脱いでいるのかしら…)

さて、みさを先生はほぼ毎日さをりの森にいらっしゃいます。そして、朝の静かな教室の中で、毎日少しずつゆっくりと織っていらっしゃいます。

背筋をシャンっと伸ばされて、確かな手つきはとても99歳とは思えないです!

みさを先生専用の織り機には、織り溜められた布がたっぷりと巻き取ってあります。

そこにあるのは日々の積み重ね、力強く美しく、圧巻です。

ご来館の方はご覧いただけますので、お気軽にスタッフにお声掛けくださいね。

 

 

 

 

 


「お気軽クラスのお仕立て」 6月9日(土)編

2012年06月10日 | 森の妖精便り

睡魔に負けない強い身体と精神力が欲しい、スタッフ吉野です。

引き続きお気軽クラスのお仕立てです。

こちらのUさんはいつも可愛いお嬢さん、Eちゃんと来られるのですが、Eちゃんは3歳の時から一緒に来て織っているのでこの日も手慣れた様子ですいすい織り進み、周りの大人がびっくりするほどでした

 

 

Uさんは遊び心満載で、いつも色んな事を試しながら織っていらっしゃいます。

パンツに仕立てたさをり布、アップで見てみると…

これっ

 

挟んでるわ、分けてるわ、透かしてるわ、飛び出しちゃってるわでとっても楽しい織りですよね~

 

本当に。。。

お客様にはたくさんの刺激をいただいで、作りたい物リストが毎日増え続けています。

作りたいのに、気付くと睡魔に負けて朝を迎えてしまい、冷や汗をかきながら出勤する日々。

そしてまた、リストが増えていく。。。

作りたいと思える作品に毎日出会えることに感謝です。

ありがとうございます。

 

 

 


「お気軽クラスのお仕立て」 6月7日(木)編

2012年06月09日 | 森の妖精便り

さをりの森で日々色づいていく紫陽花の色を織れたらいいなぁと思っているスタッフ吉野です。

 

さてさて、お気軽クラスさんのお仕立て、今回はKさん

布をななめに使ったチュニックで、身体によく馴染んだ、素敵な作品でした。

 

 

さをり布はマフラー、ストールなどだけではなく、服にもちゃんと仕立てられます。

耳のギザギザもデザインとして活かせると、仕立ても楽ちんなんです。

是非、試してみてくださいね。

 

ご存じの方も多いと思いますが、初めてこのブログをご覧になる方のために。

お気軽クラスでは、ご自分で仕立てたさをり服を着たまま織るとポイントカードにスタンプを3つ押印します

1,000円で1ポイントつくところを仕立て服を着ているだけで3ポイントなので、オトクなんです。

2カ所、直線縫いをするだけのマーガレットは、お裁縫が苦手でも簡単にできます。

興味がある方はスタッフまでお声かけくださいね。



織り人クラスニューフェイス

2012年06月08日 | 森の妖精便り

伸びてきた髪を切ろうか切るまいか、夏を前に思案中のスタッフ吉野です。

またまた、織り人クラスニューフェイスです

5月から入会されたのは写真右側のHさん。

職場でさをり織りを本格導入するにあたり、今まで経験がなかった彼女に特別任務として、さをり織りを深く知るべく織り人クラス入会とあいなりました。

この日は初めてご自分で作られたタテ糸を使って織りを楽しまれました。終始「楽しい~~」の連続で、お顔がにやけていたのです。

奥でそれを微笑ましく見ていらっしゃるのが先日も登場していただいた織り人クラスのMさん。

いつも笑顔で、ほっとさせてくれる素敵な存在の方です。

そうそう、Mさんの作品は現在、さをりの森の玄関ホールに新設された織り人ギャラリーに展示中ですので、ご来館の際にはぜひご覧くださいね。