相馬野馬追い祭りの行進です。
福島県浪江町 馬場有町長の努力
なぜこんな取り組み、努力、負担が発生しているのかを考える必要があります。利益が出るかどうか、電機が不足するかどうか、いろいろな主張、議論、最もそうな理屈を並べますが、他者、他地域の犠牲を(痛みとして)創造できない政治家、政権、大手企業経営者、電力会社が社会的役割を果たすとは思えません。大切なことは倫理観です。
<福島県浪江町 馬場有町長の努力>
福島県浪江町の馬場有町長が、福島第1原発事故で県外に避難している町民のもとを精力的に訪ねている。県外避難先は44都道府県で、これまで4都県に出向いて町民と懇談した。「多くの避難先を回り、町民の声を聞き、町の情報を伝えたい」と全国行脚を続ける。
「町民は全国620の市町村に分散した。町の基盤がない状況の中、全国から支援を頂いている」
今月上旬、広島市の原爆資料館の会議室。馬場町長は、浪江町など福島県内から同市周辺に避難した人たちとの懇談会に参加した。原爆の日の記念式典出席のために訪れた機会を生かした。
参加者は100人以上。町出身の女性らが「事故当時より今の方が精神的に苦しい」と避難生活の現状を町長に訴えた。
広島県に避難する浪江町民は15人。東広島市に避難中の農業高田秀光さん(60)は「町長がここまで来てくれて感激した。町の状況が分からず不安だったが、町長の話を聞いて町の考えが分かった」と話した。
町は原発事故で全域が避難区域に指定された。全町民2万1000人の3分の2は県内に避難し、残りの3分の1に当たる7000人が県外に移っている。避難先の都道府県は、避難区域に指定された福島県内の市町村の中で最も多い。
遠方だと町の情報が避難者に伝わりづらく、馬場町長自らが情報発信しようと避難先の都道府県回りを始めた。これまで広島のほか、東京、新潟、岡山の3都県を訪ね、計5回の懇談会に出席し、町民と意見交換した。
町は年内に群馬、茨城、千葉、神奈川、静岡の5県で町民懇談会を開く予定で、馬場町長も都合が付く限り出席するという。町長は県内の避難者を対象にした懇談会にも50回以上参加している。
馬場町長は「町民が元気に過ごしているかどうかを確かめ、町の情報を知らせたい。避難先の全ての都道府県を回るのは難しいかもしれないが、できる限り多くの避難先に行って町民と話したい」と語る。
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